星河の覇皇
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第八十四部第四章 続く会談その十四
「権限があり」
「そしてですね」
「国益を求めています」
だからだというのだ。
「それが為にです」
「中央政府とも対します」
「今の様に、そして中央政府も」
彼等もというのだ。
「実際にです」
「我々に対する」
「それも外務省の仕事です」
中央政府のというのだ。
「そうです」
「左様ですね」
「ですから」
それでというのだ。
「地球の動きを見ていましたが」
「貴国は」
「案の定でした」
まさにそう言うべきことだったというのだ。
「彼等はです」
「忙しく動いている」
「外務省のビルの灯りは一晩中灯っています」
ガラスから出ているそれはというのだ。
「ファインダーはかけていますが」
「そこから漏れていますか」
「そうです、そして職員達の帰宅も」
それもというのだ。
「非常に少ないです」
「それでは」
「そうした状況ですから」
だからだというのだ。
「わかりました」
「人の出入りもですか」
「はい、しかし」
「それでもですか」
「中央政府は今はです」
「何も言わず、ですね」
「これも何とでも言えますので」
外務省が夜も動いていることはというのだ。
「結局は」
「エウロパでかなりの動きがあったとでも言えば」
アルゼンチン大使が言ってきた。
「それで」
「言えますね」
「理由はです」
それはというのだ、アルゼンチン大使はさらに言う。シニカルさもそこにはなく真剣なものだけがある。
「まさにです」
「言えますね」
「それは」
まさにというのだ。
「言えます」
「そうですか」
「ですから」
「中央政府が動くと」
「はい」
それでというのだ。
「ロシア大使が言われた通りに」
「この度はですね」
「私もそう思います」
まさにというのだ。
「中央政府外務省はです」
「動いていますか」
「そうします」
「それでは」
「我々もです」
彼はさらに話した。
「対していきましょう」
「それでは」
「そうしましょう、しかし」
「それでもですか」
「カバリエ外相のことは」
アルゼンチン大使は彼のことをさらに話した。
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