博士の挑戦状
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第六十話
第六十話 先生達との決闘のはじまり
今田先生と今日子先生は勝負の用意を整えた、そうしてそのうえで博士と対峙したが博士は先生達に言った。
「ではな」
「はい、これからです」
「決闘ですね」
「楽しもうぞ」
博士は実際に楽しそうに述べた。
「これからな」
「では全力でいきますね」
「私達も」
「うむ、わしもじゃ」
博士もというのだ。
「全力でじゃ」
「来られますね」
「そうしてくれますね」
「何でも全力でじゃ」
それでというのだ。
「向かう、それがじゃ」
「博士ですね」
「貴方のスタイルですね」
「だからな」
「それは私達もです」
「そうした考えですので」
「お互いそうしていこうぞ」
こう話してだった。
決闘をはじめた、早速だった。
博士は電気鞭を出したが炬燵の中のライゾウはそれを見て言った。
「またな」
「いきなりだね」
タロも見て応えた。
「博士も武器出したね」
「そうしてきたな」
「あの鞭凄いんだよね」
乗馬鞭の様な形のそれを見て言う。
「もうね」
「あれ一発でな」
「五千万ボルト出せてね」
「どんな生きものもお陀仏だからな」
「巨大な空母だってね」
それでもというのだ。
「一撃で使用不能にする」
「とんでもねえものだからな」
「それを使うってね」
「博士やっぱり本気だな」
「じゃあこの勝負ね」
「相当なものになるな」
「間違いなくね」
二匹で話しつつだ。
共に炬燵の温もりを楽しんでいた、そこには小田切君もいて一緒に決闘を見て立会人としてそこにいるのだった。
第六十話 完
2023・5・6
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