ドリトル先生と桜島
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第六幕その五
皆で薩摩芋の地質調査を行う先生と一緒に芋畑を見ていきました、その畑はあまりにも見事なもので。
チープサイドの家族もです、こう言いました。
「凄いね」
「立派な薩摩芋が沢山出来るわね」
チープサイドの家族の中でこう言うのでした。
「この畑なら」
「間違いなくね」
「何か他の国のお芋よりもだよ」
食いしん坊のガブガブはもう食べたくて仕方ない感じです。
「美味しいお芋が沢山出来そうだね」
「薩摩芋というだけあってね」
「鹿児島県のは特に美味しそうだよね」
オシツオサレツも二つの頭で言います。
「実際ここに来て食べてるけれど」
「美味しいしね」
「それでこの畑のお芋もだね」
トートーも畑を目を輝かせて見ています。
「美味しいんだね」
「こうしたお話をしてると食べたくなるね」
ホワイティの目も輝いています。
「お芋をね」
「さっきアイスやソフトクリームに使われていてね」
ジップはティータイムの時のお話をしました。
「食べたけれどね」
「また食べたくなるわね」
ダブダブはジップの言葉に頷きました。
「こうして見ていると」
「焼いても煮てもよくて」
ポリネシアはお料理の方法を言いました。
「揚げてもね」
「潰してもいいんだよね」
チーチーはこちらのお料理のお話をしました。
「お芋って」
「薩摩芋だってね」
是非にと言う老馬でした。
「色々なお料理に使えるからね」
「そう、ジャガイモもいいけれど」
それでもと言う先生でした。
「薩摩芋もね」
「いいよね」
「物凄く美味しいよ」
「それじゃあね」
「また食べようね」
「是非ね、今晩ホテルの晩ご飯に出たら」
先生は言いました。
「食べたいね、それにね」
「それに?」
「それにっていうと」
「うん、お酒でもね」
こちらでもというのです。
「飲みたいね」
「ああ、芋焼酎だね」
「薩摩芋から造った」
「それもあるね」
「ここに来て結構飲んでるけれど」
それでもというのです。
「やっぱりね」
「飲みたくなるんだね」
「美味しいから」
「それでだね」
「黒糖焼酎もいいけれど」
こちらだけでなくというのです。
「芋焼酎もね」
「いいよね」
「それじゃあね」
「今夜芋料理が出ても嬉しいけれど」
「お酒もだね」
「いいね」
またこう言うのでした。
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