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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉~戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる‼~

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第三百六十四話 紅軍連合 その1

第三百六十四話 紅軍連合 その1
無色主義。
それは何色にも染まらない自由な主義。
そして、この国に『無色主義』による革命を起こすために結成された組織『カラーレス』。
この物語はカオスと化した敗戦国、新日本に革命を起こすために戦う、若者たちの青春群像劇である。

極限の抑圧下での集団生活で発生したチカン問題。
AZUMA山荘に住む、若者たちはこの問題を解決するために、集団で議論を交わす。
激しい議論の結果、集団内で一番、チカン行為の多かった宮沢タクヤは、両手に手錠をかけられ、監視がつくことになった。
チカン行為の先に待つものが、身体拘束であることを学んだ、タクヤ以外のチカン加害者達は、これ以降、チカン行為をすることはなかった。
俺はAZUMA山荘の外に設営されたテントに向かう。
両手に手錠のついたタクヤに朝食を渡すためだ。
テントの中から男女の会話が聞こえてくる。
しかし、その会話は俺の想像していたのとは違かった。
俺は恐るおそるテントのファスナーを下げる。
テントの中では、姫先ユイナが、拘束状態の宮沢タクヤにまたがっていた。
ユイナが、罵倒と共に、タクヤの顔を何度もグーで殴っていた。
俺は急いで、ユイナの体を、タクヤから引き離す。
「おい、ユイナ!こんなことしてたら、宮沢タクヤが死んでしまうぞ‼」
「こんな、女をおもちゃだと思ってる男は死んだほうがいいのよ‼」
そう、姫先ユイナはかつて、BEI軍兵に体を汚された経験があるのだ。
つまり、姫先ユイナにとって宮沢タクヤは自らを汚したBEI軍兵と同じなのだ。
「落ち着け、ユイナ!この前の議論で、宮沢タクヤは拘束する決まりになったはずだ!今のお前の行為は組織のルールに違反している‼俺は、お前に自己『反省』を求めます‼」
「それじゃあ、能沢エーイチロウ君は、この前の議論の結果に満足できてるの?この男は、女性側が密会に誘ったとはいえ、セッ●スを拒否した女性メンバーを複数人、ゴーカンしたのよ‼宮沢タクヤはどう考えても、『粛正』すべきよ‼」
「でも、宮沢タクヤの持つ、サバイバル生活の知識は、今の俺達にとって、必要不可欠なんだ‼タクヤを『粛正』するのは、俺たちが、サバイバル生活に慣れてからでもいいはずだ‼」
「確かに、その通りかもね、でも、宮沢タクヤは、私が何度も自己『反省』しろと言っても、まったく『反省』の言葉を述べないのよ‼これでは、処罰の意味がないわ‼」
「だから、顔を殴ったのか?」
「そうよ、口で言って自己『反省』しないのであれば、宮沢タクヤが反省するまで暴力を加えればいい、でなきゃ、ゴーカン被害に遭った、女性メンバー達がかわいそうよ‼」
ユイナが俺の手から、タクヤの朝食用のパンを奪って、無理矢理、タクヤの口に突っ込む。
次にユイナは、パンを無理矢理、突っ込まれたタクヤの口を両手で塞いで、叫ぶ。
「さぁ!自己『反省』しなさい!自己反省しろ自己反省しろ自己反省しろ自己反省しろ自己反省しろ自己反省しろ自己反省しろ自己反省しろ自己反省しろぉッ‼するんだよぉ‼自己反省‼しないとこのまま死ぬぞォ?そんでもいいのか‼バカ野郎ォォッ‼」
姫先ユイナに両手で口を塞がれた宮沢タクヤは、当然のごとくしゃべれない、自己『反省』ができないタクヤは呼吸困難を起こし、上半身を何度もびくつかせる。
両手に手錠をかけられたタクヤが上半身を起こして、自らの体に馬乗りになった姫先ユイナに頭突きをくらわせる。
口を塞いでいたユイナの両手から、解放されたタクヤは、テントの床に、唾液と咀嚼により、ぐちゃぐちゃになった、パンを吐き出す。
ユイナは仕返しとばかりに、タクヤの後頭部の頭髪をわしづかみにする。
ユイナはそのまま、タクヤの顔面を、床に散らばった、ぐちゃぐちゃになったパンにぶつける。
自らの口から吐き出されたパンの上に顔面を押し付けられる宮沢タクヤ。
ユイナは、タクヤの顔をぐちゃぐちゃのパンに押し付けて、何度も叫ぶ。
「自己反省しろ自己反省しろ自己反省しろ自己反省しろ自己反省しろ自己反省しろ自己反省しろ自己反省しろ自己反省しろ自己反省しろ自己反省しろ自己反省しろ自己反省しろ自己反省しろ自己反省しろ自己反省しろ自己反省しろ自己反省しろ自己反省しろ自己反省しろ自己反省しろ自己反省しろ自己反省しろ自己反省しろ‼」
タクヤは、口に再び含んだパンを、唾液と共に、ユイナの顔に向かって吐き出す。
タクヤが唾液ともに吐き出した、もはや原形ととどめていないパンが、ユイナの頬を汚す。
タクヤが自らの感情を、ユイナにぶつける。
「誰が自己『反省』なんかするか‼俺にゴーカンされた女どもは、単純に俺に抵抗する力と意思と知識が不足していただけだ‼責任転嫁してんじゃねぇよ‼悪いのは僕じゃない‼悪いのは僕に力で勝てなかったクソ女どもだ‼悪いのは僕にぶち込まれた快楽で、抵抗できなかったクソ女どもだ‼お前らが女として生まれて来た時点で、僕にゴーカンされるのは運命だったんだ‼おめーらクソ女はゴーカンされて当然なんだよ‼自己『反省』するのはテメーらのほうだァ‼このクソ女どもがァ‼自己反省しろ自己反省しろ自己反省しろ自己反省しろ‼」
テントの騒ぎに気付いた、二浦ルリコが、テントの中に入る。
二浦ルリコは、カラーレスと同盟を組んでいる組織、カミカゼのリーダーである。
テント内では、持病による、せきを繰り返しながら、姫先ユイナが、宮沢タクヤの頭部を何度も地面にたたきつけていた。
二浦ルリコが、宮沢タクヤの体から、姫先ユイナの体を引き離す。
「姫先さん、このままだと、タクヤが死んでしまうわ、そうしたら、今度は、姫先さんが裏切り者として、処罰を受けたり、粛正されたりするのよ‼あなたはそれでもいいの?」
持病により、何度もせき込んでいる姫先ユイナは、何も言わずに、二浦ルリコと宮沢タクヤに向かって両手中指を立てると、テントから出ていく。
顔面青あざだらけの宮沢タクヤが、ルリコに礼を言う。
「すまない、ルリコ」
「謝るのは私じゃなくて、あなたがゴーカンした人たちでしょ?」
「僕は、悪くない...カノジョたちは...僕にゴーカンされる運命だったんだ...」
「能沢エーイチロウ君、悪いけど、AZUMA山荘から、急いで、救急箱をもってきてくれない?ここでタクヤを1人にしたら、また、何かされるかもしれないから...」
「わ、わかりました...」
テントを出た俺は、日用品の買い出しから帰ってきた班とでくわす。
日用品の買い出しから帰ってきた、倉都テツオが俺に話しかけてくる。
「ん?能沢エーイチロウか、変装すれば、山から下りても案外、見つからないもんだな、それより、グットニュースだ、さっき町で『紅軍』のメンバーから同盟の提案を受けた」
「そんな、あの『紅軍』が?」
『紅軍』とは、俺たちカラーレスより先に、反政府運動を始めていた組織で、BEI軍の支配下にある日本の浄化を目的とした革命活動を始めた最初の反政府組織である。
『紅軍』はこれまでも、数多くのテロ活動を成功させており、カラーレスがBEI軍基地の一つを爆破するまでは、日本各地の反政府組織の中でもトップの地位にいた。
『紅軍』との同盟に成功すれば、俺たちの戦力は、きっと今よりも協力になるはずだ。

次回予告 紅軍連合 その2

※この物語はフィクションです、実在する人物及び団体には一切関係ありません。
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後書き
次回もお楽しみに 
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