超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉~戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる‼~
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第三百五十五話 BEI軍基地 その3
第三百五十五話 BEI軍基地 その3
無色主義。
それは何色にも染まらない自由な主義。
そして、この国に『無色主義』による革命を起こすために結成された組織『カラーレス』。
この物語はカオスと化した敗戦国、新日本に革命を起こすために戦う、若者たちの青春群像劇である。
能沢エーイチロウ・姫先ユイナ・時田トオル。
環境汚染によって、汚れた海中を進み続けるカラーレスの3人。
BEI軍基地付近の岩礁地帯にたどり着いた3人のうちの1人、姫先ユイナは色仕掛けの後に、門番を殺害。
3人はBEI軍基地内の武器庫と食料貯蔵庫に爆弾を設置するために、基地内に突入する。
ウェットスーツを身にまとった俺たちは、深夜のBEI軍基地内への潜入に成功する。
なるべく音を立てずに基地内を歩き続ける俺たち3人。
深夜なだけ、あって、基地内には、最低限の軍人しか配備されていない。
おそらく、ほとんどの軍人が自室で睡眠中なのだろう。
事前にドローンなどを使って、基地内の地図を制作できれば、こうして、危険を冒して基地内を歩き回る必要はないのだが、ここは軍の基地である、仮にドローンを使って基地内の偵察を行えば、レーダーに引っかかって、ドローンを破壊されてしまう。
あまり長居していると、BEI軍に捕まり、捕虜にされてしまう。
痺れを切らした俺は、俺に背中を見せている警備兵を背後から襲撃。
手に持ったナイフを背後から、警備兵の首元に突き付ける。
俺は小声で警告する。
「死にたくなければ、今すぐ、食料貯蔵庫と武器庫の場所を教えろ!脅しじゃないぞ‼」俺は警備兵の右腕にナイフを思いっきり突き刺す。
警備兵が激痛に両目をつぶって、歯を食いしばる。
「さぁ、食料貯蔵庫と武器庫の場所を教えろ!次は首を刺すぞ‼」
「教えるわけねーだろ!このキーロイサルが‼もう一度、『H』と『N』に原子爆弾を落とされたくなかったら、とっとと動物園に帰りな‼」
ユイナが、俺たち3人を侮辱した、警備兵の右目に、ナイフを突き刺す。
「Ohhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhッ‼」
右目にナイフを突き刺されたBEI軍の警備兵が、あまりの痛みに、叫び声を上げてしまう。
「おい、ユイナ‼コイツの叫び声で、周りの警備兵に気付かれたら、いったい、どうするつもりなんだ?」
「BEI国人のくせに、日本人をバカにしたコイツが悪いのよ‼」
ユイナはかつて、BEI軍の軍人に、襲われ、体を汚された経験がある。
そのせいか、ユイナは自らを汚したBEI軍の軍人に対する怒りと恐怖で、やや錯乱状態にある。
ユイナが警備兵の左目に、ナイフを突きつける。
「とっとと食料貯蔵庫と武器庫の場所を教えなさい‼でないと左目もダメにするわよ!」さすがに警備兵も、光を完全に失うのを恐れたのか、食料貯蔵庫と武器庫の場所が描いてある、基地の地図を俺たちに手渡す。
ユイナが用済みと化した警備兵の左目にナイフを突き刺す。
警備兵が約束が違うと、俺たちに向かって訴える。
そして、光を失い、これからどう生きていけばよいのか、血の涙を流しながら、俺たちに訴えてくる。
「なら、今すぐ楽にしてあげるわよ‼」
ユイナがナイフを警備兵の首に突き刺す。
警備兵の首から噴水のように飛び出た鮮血が、基地内の廊下を汚す。
血の匂いと、警備兵の死体を見た、時田トオルが嘔吐感に気付き、口元を抑える。
ユイナのBEI軍への憎しみの深さをあらためて思い知らされた、俺とトオル。
「殺すことは、なかったんじゃないか...」
トオルの警備兵を気遣う言葉に、ユイナが怒りをあらわにする。
「知らないの?だったら教えてあげるわ‼BEI国人は第三次世界大戦で私たち日本人をたくさん殺したのよ!だからBEI国人は何人殺しても罪にはならないのよ‼」
トオルがユイナに反論する。
「そんなの、めちゃくちゃすぎんだろ‼」
「知らねーよ!そんなの‼とにかくBEI国人は全員死ね‼絶対に全員殺してやるわ‼」俺はユイナとトオルが口論している間に、警備兵の死体から、銃と予備の銃弾を奪う。
警備兵から奪った地図をもとに、俺たち3人は、BEI軍基地内の食料貯蔵庫と武器庫にたどり着くことに成功する。
俺たち3人はかつてケーサツから奪った拳銃で、食料貯蔵庫と武器庫の警備兵達を死角から狙撃、殺害する。
カラーレスのリーダーで、元軍人である倉都テツオによる教えと訓練が、この場面では活かされる結果となった。
BEI軍基地内の食料貯蔵庫と武器庫に爆弾を設置した俺たち3人は、爆発の際に発生する爆炎に巻き込まれないように、基地内からの脱出を開始する。
しかし、基地内に突如、鳴り響く、警報音。
おそらく、監視カメラを見ていた警備兵たちが、俺たちの存在が気付いたのだろう。
こうなることは、わかってはいたが、さすがに多勢に無勢である。
俺たち3人は、基地内に転がっている警備兵の死体を盾にして、駆け付けた警備兵たちの銃撃から、身を守る。
その間に、トオルが予備の爆弾を、基地内の壁に設置、俺たちに壁から離れるように警告する。
基地内の壁に取付けられた爆弾を見た、警備兵たちも、銃撃をやめ、異国の言葉で、俺たちから距離を置くように、仲間たちに向かって叫ぶ。
壁が爆発する。
俺たち3人は、シュノーケルを顔につけ、破壊された壁から、ジャンプして、海中に飛び込む。
基地内から、警備兵たちの放つ銃弾が、海中に潜ることに成功した俺たちを襲う。
しかし、海面に直撃した銃弾は、一度水中に入ってしまえば、その威力はほとんど、無に等しい。
環境汚染により、汚れ切った海をひたすら泳ぎ続ける、俺たち3人。
遠くから、BEI軍の兵士を乗せたモーターボートが俺たちを追撃してくる。
BEI軍基地から、だいぶ距離が離れたことを確認した俺は、爆弾のスイッチを押す。
BEI軍基地内の食料貯蔵庫と武器庫が一斉に爆発する。
俺たちを追撃しに来たBEI軍兵達が乗ったモーターボートの背後では、BEI軍基地から黒い煙が上がっている。
それでも、BEI軍兵達による追撃は、まだ止まっていない。
次回予告 BEI軍基地 その4
※この物語はフィクションです、実在する人物及び団体には一切関係ありません。
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後書き
次回もお楽しみに
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