八条学園騒動記
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第七百三話 桜だけでなくその九
「ほんのだ」
「些細なものですね」
「誤差と言ってだ」
その様にというのだ。
「全くだ」
「差支えないですね」
「その程度のな」
まさにというのだ。
「違いでしかない」
「所詮そうですね」
「だがそんなことまでだ」
「連合はエウロパを馬鹿にする材料にする」
「そんな国だ」
上等兵にうどんをすすりつつ話した、風味とコシはしっかりとしておりつゆの味もよく結果として美味いものになっている。
「何かにつけてだ」
「エウロパを否定し」
「馬鹿にしてだ」
「嘲笑しますね」
「それだが」
「所詮はですね」
「品のないな」
またこう言うのだった。
「者達でな」
「食べるものも」
「同じだ、美味くともな」
「そして量が多く栄養があろうとも」
「品のない」
そうしたというのだ。
「そんな連中だ」
「所詮はですね」
「まさに所詮だ」
大尉は冷たい声で言った。
「連合の料理はな」
「それがわかりますね」
「真の者達はな」
「好んで食べるものではないですね」
「全くで、しかも街を歩けばな」
そうすればというと。
「その辺りに幾らでもだ」
「こうしたものを売っているお店がありますね」
「お菓子もな」
「左様ですね」
「ジャンクフードと呼ばれる」
この時代ではこう呼ばれる食べものもしっかりと栄養面が考慮されている。その為多く食べても栄養は偏らない。
「ハンバーガーに饅頭にな」
「立ち食いのものなりですね」
「アイスクリームもな」
「ありますね」
「屋台もな」
こちらの店もというのだ。
「連合では多いな」
「日本でもそうですね」
「特に中国等ではな」
「多いですね」
「もうちょっと歩けばだ」
外をというのだ。
「屋台があってだ」
「人が入っていますね」
「そして麺類なりをな」
「食べていますね」
「日本だとおでんもあるな」
「あの食べものですね」
「そちらもな、おでんはな」
大尉はこの料理についてさらに話した。
「日本では特に冬にだ」
「よく食べます」
「寒い季節にな」
「まるでシチューの様に」
「あの料理もな」
そのおでんもというのだ。
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