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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉~戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる‼~

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第三百三十七話 野球勝負‼ その8

第三百三十七話 野球勝負‼ その8
『パブリックブレイク現象』とは。
ストレスの積み重ねによって、普通の社会人がある日、突然、発狂して怪物や異能者になってしまう現象の事である。
政府は、このパブリックブレイク現象で怪物もしくは、異能者になってしまった人間を、『パブリックモンスター』と命名した。

『下半身ムラ村田イガーズ』対『中絶ドラグーンズ』の試合。
現在、一回裏、『下半身ムラ村田イガーズ』が1点リードの、1―0。
解説 田中。
ゲスト解説 ビデガス。
「現在、一回裏、『下半身ムラ村田イガーズ』の投手は、反政府組織セイバーズのリーダーを務めている、フューラー選手です、ビデガスさん、フューラー選手、あのガタイに仮面、どう考えても普通ではありませんねぇ」
『まぁ、反政府組織のリーダーですからね、普通ではありませんよね』
「そして、『中絶ドラグーンズ』のバッターは、最近絶好調の大谷尿兵選手ですねぇ~」『大谷尿兵選手は、打ってよし、投げてよし、ですからねぇ』
「フューラー選手、投げました!打った!大谷尿兵打った‼」
『あ~っ、惜しい、今のはファールですねぇ!』
「ビデガスさん、フューラー選手の球、どう見ますか?」
『う~ん、やはり反政府組織のリーダーなだけあって、鍛えているんでしょうねぇ、いい球、投げますよねぇ』
「おっと、大谷尿兵また、ファールです...また惜しかったですねぇ、あとちょっとで、ホームランだったのに...悔しい...ですよね?」
『でも大谷尿兵選手、今ので完全にフューラー選手の球を見切りましたね』
「というと?」
『僕も、現役時代はバッターでしたから、わかるんです、こう、おぼろげながら、勘で、浮かんでくるんです、大谷尿兵選手、次は絶対飛ばすと思いますよ』
「打った!大谷尿兵、打ちました‼ホームランですッ‼」
『田中さん、やっぱり僕の言った通りだったでしょ?』
「いやぁ~ビデガスさん、『尿TIME』、出ましたねぇ~!」
『やっぱり大谷尿兵選手、持ってますからねぇ、先程の『尿TIME』で、この試合の空気、だいぶ変わったと思いますよ』
「これで、両チーム同点となりました、ビデガスさん、中絶ドラグーンズ、次のバッターはダダノ選手です」
『出ましたねぇ、ダダノ選手、彼は大学時代色々あって、日本じゃなくてメジャーで経験を積んできましたからね、彼が日本に戻ってきてから、僕も現役時代はかなり苦戦させられましたよ...』
「フューラー選手、投げました!ストライクです‼ビデガスさん、今の見ました?」
『ええ、フューラー選手の球、すごかったですねぇ、160キロは出てたんじゃないですか?』
「先程、ホームラン打たれてからの、あの剛速球、さすが反政府組織のリーダー、メンタルが強い!」
『僕も田中さんと同意見ですね、普通のピッチャーなら、ホームラン打たれた直後に、あの球は打てませんよ、でも、ダダノ選手にもメジャーの底力、見せてほしいですねぇ~』「おっと、フューラー選手、次も直球ストレートで、ストライクです、出ました、160キロ超えです」
『たまげたなぁ...ダダノ選手、もう後がなくなりましたねぇ...』
「投げましたフューラー選手、お~と打たれた!フューラー選手打たれてしまいました、ボールは?ボールは?ンア――――――――ッ‼ボール、ドームを超えました、ダダノ選手、場外ホームランです‼」
『メジャーで鍛えた打球力、たまげたなぁ、これは...!』
「中絶ドラグーンズ、同点からの2者連続ホームランで、1点先制‼現在試合は1-2となりました‼」
『下半身ムラ村田イガーズ』―1 『中絶ドラグーンズ』―2。
「『中絶ドラグーンズ』3人目のバッターはシャブハラ選手ですね、ピッチャーのフューラー選手、ここはなんとか無失点で抑えたい」
『下半身ムラ村田イガーズにしてみたら、まだ1点リードされただけですからねぇ、このあと、3人アウトにして、次の回にいけたら、気持ちとしては楽でしょうねぇ』
「フューラー選手、投げた!ンア――――――――ッ‼シャブハラ選手、打った!キメました‼ダダノ選手に続いて、またも場外ホームランです‼まさかまさかの三者連続ホームラン‼」
『シャブハラ選手、相変わらずキマってますねぇ‼』
「1回終了時点で、『中絶ドラグーンズ』2点リードです!現在、試合は1-3、フューラー選手、中絶ドラグーンズのバッターから、まだ1アウトもとれません!」
『やはり、アマとプロの差がここにきて出てきましたねぇ~』
『下半身ムラ村田イガーズ』―1 『中絶ドラグーンズ』―3。
「ここで『下半身ムラ村田イガーズ』の監督が投手交代を申し出ました、どうやら、フューラー選手から、監督で路上生活者の霧原カイト選手に、投手交代のようです」
その後、監督で路上生活者でチーム唯一の野球経験者である霧原カイトの好投によって、『中絶ドラグーンズ』からスリーアウトをとることに成功する。
しかし、3者連続ホームランを打たれた『下半身ムラ村田イガーズ』のベンチは阿鼻叫喚と化していた。
元PGS(パブリックガーディアンズ))で路上生活者で『下半身ムラ村田イガーズ』の監督である霧原カイトはチームメイトたちに激怒していた。
「ヴォォォォォォォォォイッ‼ゔおめぇらすァッ!3者連続ホームランって、野球界でなんて言われてるか知ってるか?」
部長が手を上げて自信満々に答える。
「ハットトリック!」
「ぶっ殺すぞォッ!いいか?3者連続ホームランはなァ!野球界じゃ、奇跡とか伝説扱いされてんだよ!おめぇらやる気あんのかよ!」
副部長が首を傾げながら監督に異を唱える。
「伝説なら、むしろ喜ぶべきなのでは?」
「んなワケねぇだろォ‼バケモノ育成するゲームじゃねぇんだよ‼てめぇ目ェついてんのかぁ?点数見りゃあ、こっちが追い詰められてんのわかんだろォ!大体、フューラー‼おめぇも三者連続ホームランなんて打たれやがって!反政府組織のリーダーやめちまえ‼」
元PGSで路上生活者で『下半身ムラ村田イガーズ』の監督である霧原カイト監督の支離滅裂な暴言に、フューラーはがっくりを肩を落としている。
俺は場の空気を変えるために、あえて発言する。
「でも、フューラーさんの球、160キロ超えてたじゃないですか、それに、あのダダノ選手から、たまげたなぁ!2回もストライクを取ったんですよ!相手がプロだからホームランを打たれただけで、みんな素人の割にはよくやってますよ!」
「でもなぁ!この試合には芸能界とアイドル界の未来が懸かってんだよォ‼勝たなきゃ意味ないんだよォッ‼」
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※この物語はフィクションです、実在する人物及び団体には一切関係ありません。

次回予告 野球勝負‼ その9 
 

 
後書き
次回もお楽しみに 
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