X ーthe another storyー
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第二十話 外力その十二
「今から見ると何でもない様なゲーム多くて」
「ああ、画面も音楽もな」
「かなり古いっていうかね」
「技術的にな」
「そんなゲームだけれど」
それでもとだ、哪吒はクラスメイトに微笑んで話した。
「それでもね」
「ファミコンのゲームもな」
同級生も同意して応えた。
「面白いよな」
「そうだね、やってみたら」
「ああ、それでそのゲームをか」
「今やっていて」
「クリアーするんだな」
「そうするよ」
クラスメイトに微笑んで話した。
「遂に第五章まできたし」
「ここから本番だしな」
「うん、これからもね」
「頑張れよ」
「有り難う、それじゃあね」
「これからだな」
「古本屋に行って来るよ」
こう言ってだった。
哪吒はクラスメイトと別れてそのうえで古本屋に行ってそのゲームの攻略本を見付けて買ってそのうえでだった。
読んでみてそれを参考にゲームをして夜に遊人に電話で話した。
「買って読んでみました」
「面白いですね」
「はい」
遊人にも微笑んで話せた。
「それだけでも」
「攻略本はそこもいいんです」
「ゲームの攻略に役立ってくれて」
「そして読んでもです」
ただそうしてもというのだ。
「面白いです」
「だからいいんですね」
「はい、ですから」
遊人はさらに話した。
「これからもです」
「ゲームの攻略本もですね」
「読まれて下さい」
是非にというのだ。
「どうぞ」
「そうしていきます」
「実は僕もゲームをしていまして」
「攻略本を買われていますか」
「はい」
実際にというのだ。
「そうしています」
「そうですか」
「これからもです」
「買われますか」
「まあ世界が滅んだら買えないですがね」
遊人はこのことは笑って話した。
「僕達は」
「そうですね、人間の世界がそうなったら」
「もうです」
その時はというのだ。
「残念ですが」
「そうなりますね」
「ですが」
それでもというのだった。
「それまでも間は」
「楽しめばいいですね」
「人間が滅ぶのも流れです」
哪吒に笑ってこうも言った。
「その流れに身を任せることもです」
「いいですか」
「はい、滅びるなら滅びるで」
そしてというのだ。
「残るならです」
「残りますか」
「そうしたものということで」
こう考えてというのだ。
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