ドリトル先生と山椒魚
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第十幕その十
「賛同はしてもらっても集まるものか」
「違うよね」
「そちらもね」
「やっぱりね」
「そうしたものだからね」
それ故にというのです。
「僕はお友達にはなってもね」
「集まってね」
「派閥に入ったり作ったりしないね」
「学問において」
「人とのお付き合い全体でそうだしね」
学問に限らずというのです。
「僕はね」
「そうそう、先生ってそうしたことはしないよ」
「派閥作る様なこともね」
「そうしたこともしないね」
「絶対にね」
「それに意味があるか」
派閥を作ったり入ったりということにというのです。
「僕はないと思うから、結社は必要だけれどね」
「集会とか結社とかね」
「民主政治では守られないとね」
「そうしたものも」
「イギリスでは伝統的に多いしね」
先生は祖国のお話もしました。
「結社もね」
「遊びで作ったりね」
「魔術だのオカルトを学ぶ為にもあったり」
「ドルイドになるとか」
「他にもあるね」
「僕はそうしたものはいいと思うよ」
こうした結社はというのです。
「面白いね、けれど本当に人の派閥はね」
「作らないしね」
「入らないね」
「それも先生だね」
「本当に」
「うん、この考えは昔からだよ」
まさにというのです。
「守ってるよ」
「そうだね」
「じゃあこれからもだね」
「先生はそうしたものも作らないで」
「反省もしていく」
「そうして生きていくね」
「そうしていくよ」
実際にというのです。
「僕もね」
「そうだね」
「じゃあそうしていこう」
「これからもね」
「是非ね」
「そうして自分も磨いていくよ」
先生はにこりと笑ってです、皆に答えました。
「心掛けてね」
「そうしていってね、しかしね」
チーチーは新聞を見て思いました。
「本当に阪神はいいチームだね」
「歴史もいいよね」
ダブダブはチーチーと一緒に新聞を読みつつ応えました。
「はじまってからの」
「いい選手が多くてね」
「その時代その時代で」
チープサイドの家族も新聞を読んでいます、そのうえでの言葉です。
「阪神愛に満ちて頑張っている」
「そんな選手がいつもいるね」
「甲子園球場もいいんだよね」
ホワイティは球場のお話をしました。
「凄くいい球場だから」
「あの球場の前に来ただけで気持ちがよくなるわ」
ポリネシアにしてもです。
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