ハッピークローバー
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第七十六話 愛国心その三
「ないわよ」
「そうなのね」
「マスコミとか学校の先生がどう言っても」
「事実はそうだし」
「こうした人達が幾ら嘘まで吐いて」
南京大虐殺に従軍慰安婦、日本のこうした勢力の者達が吹聴した嘘は実に多い。
「日本を批判してもね」
「事実は違っていて」
「それでそうした人達が好きな北朝鮮なんて」
「戦前の日本よりもね」
「遥かに悪質な国だし」
「言うまでもなくね」
「あんな特撮の悪役みたいな国とね」
ウェールズの娘はこうも言った。
「戦前の日本なんて」
「比較しようがないわね」
「北朝鮮なんてね」
この国のことをさらに言うのだった。
「ナチスやソ連を封建制にしたみたいな」
「とんでもない国よね」
「将軍様だけが絶対で」
それでというのだ。
「国民の人達の価値なんてね」
「ゴミみたいなものね」
「そんな国が好きなのは変態中の変態で」
「相手にするものじゃないわね」
「違う?逆に何処がいいか」
「北朝鮮の」
「そう聞きたい位よ」
この国はそこまで酷いというのだ。
「やたら日本を批判してる料理漫画の原作者さんも」
「ああ、あのゴロツキみたいな新聞社が出てる」
かな恵はその漫画がどの作品かすぐにわかって飲みながら応えた。
「出て来る人皆異常に短気で無教養な野蛮人ばかりの」
「あの漫画よ」
「やっぱりそうよね」
「それでこの人は」
原作者の人物はというのだ。
「北朝鮮の機関紙に出てたんでしょ」
「それうちの学校で有名なのよね」
かな恵もそれはと答えた。
「あの人元々運動家系の人で」
「学生運動の頃の」
「その頃学生さんでね」
尚大学は東大であった。
「そのまんまの思想なのよ」
「そうよね」
「それであっちの機関誌にね」
正確に言えば朝鮮総連が出している雑誌である。
「出てたのよ」
「それであの国のこと少しだけれど」
「肯定的に言ってたのよ」
「そうよね」
「日本の悪口は言って」
戦争責任も言っていた。
「それでよ」
「北朝鮮はいいのね」
「そんな人よ」
「間違ってるから」
ウェールズの娘は言い切った。
「どう考えても」
「まさに変態中の変態ね」
「大体この人お店で食べるものお口に合わないと」
「漫画の主人公みたいにね」
自分が原作をしたその作品もだ。
「暴れ回ったらしいし」
「只のゴロツキじゃない」
「お金と権力持った」
「人間の屑と言ってもね」
「過言じゃないのね」
「そう思うわ」
こうかな恵に話した。
「あの主人公も最低だけれど」
「そう言うしかないわよね」
「原作者の人もね」
「充分最低よね」
「幾ら味が気に入らないと言っても」
それでもというのだ。
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