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仮面ライダーリバイス 禁断の力

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第四章

「君達はどう思う」
「すぐに行きます」
 まずは大二が言ってきた。
「さいたまアリーナですね、ならそこに」
「待て、お前でも一人だと危険かも知れない」
 門田はその大二を止める様にして言った。
「だからだ」
「それじゃあ」
「そうだ、お前以外にもな」
「俺もだな」
 カゲロウはすっと出て来た。
「実はさっきから感じていた」
「そうだったか」
「俺と同じ様な。こう言えばわかるな」
 余裕をあえて作っているかの様な態度で言ってきた、事実彼は今内心ではこれからまた激しい戦いがはじまることを感じていた。
「そうだな」
「わかった、ならだ」
「大二、それに俺とだな」
「他のライダーも収集する」
「それがいい、私も行く」 
 狩崎も言ってきた。
「そしてさくら君とな」
「三人にも声をかける、そしてだ」
「ブルーバードの総力を挙げて戦おう」
「またギフが出て来てもな」
「そうしよう、しかし妙だ」
 狩崎は考える顔になってこうも言った。
「我々は確かにだ」
「ギフを倒したな」
「その最後も見届けた、確実に滅んだ」
「そのギフが何故滅んだか」
「私はそのことが気になる、若しかしたらだ」 
 狩崎は門田に応えさらに言った。
「ギフもまた彼と関わりがあるのではないのだろうか」
「お前がいつも言っているか」
「そう、彼とな」
「そうかもな」
 門田も否定せずに応えた。
「俺は今までそこまで考えてこなかったが」
「今考える様になったのかい」
「駄目か」
「いや、私も今まで特にその可能性は考えてこなかった」 
 そうだったとだ、狩崎は門田に普段の飄々とした自分のペースではなく深く考える態度で言葉を返した。
「だが復活するとなるとな」
「あいつと同じだな」
「思えば彼もだ」
「何度も復活しているからな」
「正確に言うと全ては分身だがね」
「それでもだ」
「そう、何度も出て来ていることを復活を言うならば」
 それならというのだ。
「彼はそうなっている、そしてだ」
「ギフもそうならな」
「同じだ、思えば彼が関わっているとなると」
「何かと説明がつく」
「ギフについても」
「そしてノーザンクロスの戦いもな」
「全て説明がつく」
 そうなるというのだ。
「見事なまでな」
「そうだな」
 門田も頷いて応えた。
「思えばな」
「あの」 
 二人の話をカゲロウと共に横で聞いてだ、大二は怪訝な顔で言った。
「さっきから何のお話を」
「長い話になる、後でいいだろうか」
 狩崎は大二が自分に問うてくると見てすぐにこう返した。
「それも関係者、君のお兄さんを含めてだ」
「兄ちゃんもですか」
「集まってもらってな」
 そのうえでというのだ。 
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