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星河の覇皇

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第八十三部第五章 謎の兵器の正体その二

「研究してです」
「開発もですね」
「そちらも行なってきて」
 そうしてというのだ。
「この度です」
「遂にですね」
「試験運用にです」
「試作艦を建造し」
「そのうえで」
 さらにというのだ。
「行う」
「その時が来ましたね」
「いよいよ」
「これまで時間がかかりましたが」
「それが、ですね」
「はい、次の段階に移ります」
 八条は将官達に答えた。
「このことについてです」
「閣下ご自身がですね」
「サインされますね」
「これより」
「はい」
 こう言って実際にだった。
 八条はサインを行った、彼はそのサインを終えてから将官達に対して微笑んでこう言ったのだった。
「今それがです」
「決定しましたね」
「試験運用が」
「それが」
「試作艦を建造し」 
 そしてというのだ。
「その艦艇で、です」
「試験運用を続け」
「そしてですね」
「問題点を克服し」
「そのうえで、ですね」
「はい、次はです」
 試験運用の後でというのだ。
「量産してです」
「艦隊に配備し」
「艦隊の中で運用していく」
「そうしていきますね」
「そうです」
 まさにとだ、八条は答えた。
「その様に」
「それで閣下」
 先程とは違うアジア系の少将が八条に言ってきた。
「艦艇の名称ですが」
「そのことですね」
「どうされますか」
「サブマリンでいいかと」
「潜水艦ですか」
「はい、水中で使用している潜水艦と運用が似ており」
 そしてとだ、八条は話した。
「そして外見もです」
「似ている」
「だからですか」
「名前は潜水艦ですか」
「そうしますか」
「そうです、そして」
 八条はさらに話した。
「今話題になっているオムダーマン軍の謎の攻撃ですが」
「あれもですね」
「潜水艦ですか」
「それを使ったものですか」
「そうなのですか」
「オムダーマン軍の名称は知りませんが」
 それでもというのだ。
「あの艦艇はです」
「潜水艦ですか」
「我々が今開発している兵器ですか」
「それですか」
「そうだと思います、隠密性を徹底し」
 そうしてというのだ。 
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