イベリス
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第九十四話 牛丼を食べてその七
「インディカ米がよ」
「合うのね」
「あっちの料理だしね」
「インドとか中国とか」
「それで中東のね」
そうした地域のというのだ。
「パエリアもリゾットもね」
「インディカ米の国のお料理だから」
「それでよ」
「そうしたお料理の国には」
「インディカ米でもよ」
それでもというのだ。
「いいのよ」
「そうなのね」
「アメリカだってインディカ米だしね」
この国もというのだ。
「有名なカルフォルニア米だってよ」
「インディカ米ね」
「むしろ世界的にはね」
それならというのだ。
「インディカ米がよ」
「主流ね」
「チリとかエジプトは日本が稲作を続けたから」
だからだというのだ。
「ジャポニカ米だけれど」
「他の国だと」
「インディカ米よ、韓国だって元々はね」
日本の隣国のこの国もというのだ。
「そうだし」
「あそこもなの」
「それでよ、他の国の人達にしてみれば」
「インディカ米でもいいのね」
「だからね」
それでというのだ。
「八条学園は世界中から人が来るから」
「北朝鮮以外からね」
「いいのよ、それで古々米とかになると」
「安いのね」
「それで早いうちに食べないと」
そうもしないと、というのだ。
「いけないから」
「だからなの」
「そう、それでね」
その為にというのだ。
「おかわり自由でもよ」
「いいのね」
「そういうことよ、まあ外国の人の食べる量を考えたら」
「それでもいいのね」
「そう、それで沢山食べようと思ったら」
愛は咲に話した、そしてだった。
品川駅に着いてその中を進みながらだった、咲に対して話していった。話しつつも足下には気をつけている。
「主食を食べる」
「それが一番ね」
「それで日本で主食は」
「お米ね」
「だから古々米でもね」
「用意して」
「食べてもらってるのよ」
そうだというのだ。
「咲ちゃんの学校はね」
「そういうことね」
「沢山食べてもらって」
そしてというのだ。
「高くしない為にはね」
「そうした工夫も必要なのね」
「そう、安いものをよ」
「沢山用意することね」
「そうしてね」
愛はさらに話した。
「食べてもらうのよ」
「古いお米やインディカ米を」
「そう、まあ日本人はインディカ米はね」
「あまり好きじゃないっていうわね」
「今はかなりましになったらしいけれど」
その評価はというのだ。
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