ソードアート・オンライン もう一人の主人公の物語
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SAO編 主人公:マルバ
四人で紡ぐ物語◆グリームアイズ
第三十話 グリームアイズ
前書き
予告通り連続更新です。
キリトが《軍》の部隊が気になると言い出したため、全員でボス部屋まで来ることにしたのだが……そこで彼らを待ち受けていたのは絶望的な状況だった。
「おい! 大丈夫か!」
キリトの叫びが比較的狭いボス部屋にこだまする。
マルバはキリトの背後から飛び出すと……最悪の状況を目の当たりにした。
二十メートルほど前方にこちらに背を向けて屹立しているのは悪魔の形をしたボス。《The Gleameyes》と書かれたカーソルの下に五本のHPゲージのうち一本が消え失せているが、残りの四本はほぼ満タンのままだ。恐ろしく長い巨剣を装備して、それを振り回している。あの剣を例えるなら……騎乗した騎士を馬ごと両断するというクレイジーな目的で作られたという斬馬刀に他ならない。両刃だから刀ではなく剣なのだろうが、馬も簡単に切断できそうな刀身を持っている。軽く2メートル半はあるだろう。
そして、そのボスを挟んで向こう側に先ほどの《軍》の小部隊がいた。人数を数えると、先ほど会った時より二人足りない。脱出したのならいいのだが……。
部隊の一人が巨剣に斬り飛ばされて床に転がった。
「何をやっているんだ! 早く転移しろ、死ぬぞ!!」
ミズキの叫びに、そのプレイヤーは――軍の構成員なら兵士とでも呼ぶべきか――顔を上げ、絶望の表情で叫んだ。
「だ、駄目だ!! クリスタルが使えない!!」
「な……んだってッ!?」
思わず絶句したマルバたちに対し、コーバッツらしき人影がボスの向こう側で剣を掲げ、叫ぶのが見えた。
「何を言うか……ッ! 我々解放軍に撤退の二文字はありえない!! 戦え、戦うんだ!!」
「あの人……ッ!!!」
シリカは小さく叫ぶと、皆の方を振り返った。
「助けに行きましょう!! このままじゃ更に被害が広がります!」
シリカの言葉を受けて、《リトルエネミーズ》はすぐに駆け出した。少し遅れてキリトたちが続く。
「はあああぁぁぁァァァァッ!!」
低い位置から繰り出した拳が途中で軌道を変えた。シリカの身体はまるで彼女自身の拳に引きずられるように浮き上がり、彼女は自分の推進力をそのままぶつけるようにグリームアイズの後頭部に『玄鳥』を叩きつけた。クリティカルヒットになり、HPが目に見えて減少する。
グリームアイズのターゲットが一気にシリカへと切り替わる。その巨体に似合わぬ素早さで剣が打ち出され、シリカに襲いかかった……が、ミズキがシリカと悪魔の間に入りこんで、斬馬刀の一撃を大盾で受け止めた。筋力値が足りず、ミズキのHPが数パーセント減少する。
「僕達がボスのタゲを取る! クラインたちは麻痺したプレイヤーを担いで脱出してくれ!!」
マルバが大声で指示を出す。それにしたがってクラインたちが行動を開始した。ミズキもフウカに指示を出し、麻痺したプレイヤーの救助に向かわせる。キリトとアスナも戦闘に加わった。
それはかなり厳しい戦いだった。ミズキが必死で防御するも、大盾を襲う斬馬刀の攻撃は破壊属性であり、盾と非常に相性が悪い。じりじりと削られるHPを睨みつけながら、ミズキはこのままではまずいと感じた。
「ミズキ、一旦下がって回復して! しばらくなら僕が持ちこたえる!」
「ああ、分かった! 気をつけろよ!」
ミズキが一旦下がり、代わりにマルバが前に出る。二刀を構え、次々押し寄せる攻撃をどんどん受け流していく。
まずいことに、敵の攻撃が読めない。両手剣スキルを使っているはずなのだが、軌道が普通のソードスキルと微妙に異なるのだ。なんども危うい場面があったが、シリカの援護もあってマルバはなんとか攻撃をいなすことに成功している。
しかし……ついにマルバが痛恨のミスを犯した。斬馬刀を振りかぶったボスのスキルをキャンセルさせるべく放った『円月斬』を、ボスがぎりぎりで回避してしまったのだ。
硬直で動けないマルバを斬馬刀が襲い……マルバの前に踊りでたシリカが、マルバの代わりに斬り飛ばされた。
「シリカーーーッ!!」
斬り飛ばされたシリカは空中で一回転すると転倒することなく地面に降り立った。HPがわずかにレッドゾーンに入り込んでいる。
「あたしは大丈夫です! 一旦回復するので戻るまで耐えてください!!」
シリカの声に安心するマルバだが、ここから先は本当にひとつのミスも許されない。マルバのHPは残り約60%。シリカが代わりに受けてくれなかったら先ほどの攻撃でレッドに陥っていただろう。そして、現在マルバの代わりに防御スキルが使える者はキリトしかいないのだ。ここで倒れるわけにはいかない。
ボスがその巨体を後ろに大きくそらした。ブレス攻撃のプレモーションだ。
繰り出されたブレスに対し、マルバは回避に成功したがアイリアは失敗してしまった。たちまち麻痺に陥り、その場に倒れる。マルバはアイリアが攻撃を喰らわないようにと彼女をボスの攻撃範囲外まで蹴り飛ばした。
それを見たキリトが何かを決心したように叫んだ。
「マルバ、アスナ! キツいとは思うが、十秒持ちこたえてくれ!」
キリトには何か策があるようだが、キリトが抜ければ攻撃を受けられるのはマルバ独りになってしまう。パリィはもう危なくてできない。ひらすらに避け続けるが、いつまでも避け続けられないことは目に見えている。
ならば……やることは、一つだけ。
速度特化のプレイヤーとして、相手に攻撃の隙を与えないように連続攻撃をするしかない。
マルバは左手を持ち上げた。おもむろに十字を切ると、その十字の軌跡から光が降りかかり、マルバの両の武器がかすかに光を帯びる。同時にHPゲージの右に十字架のマークが点灯した。《祝福》、Lv.10。効果時間はたったの60秒だ。
キリトが強引に斬馬刀をパリィしてブレイクポイントを作り、後ろに飛び退いた。その場所にアスナが飛び込む。
マルバはシステムメニューを出すと、クイックチェンジの呼び出しボタンを押した。右手のチャクラムが消え、代わりに短剣が現れた。
システム外の二刀流、《双剣》のマルバ――本領発揮、である。
キリトの代わりに飛び込んだアスナは一撃目の敵の攻撃を避けるが、二撃目の回避に失敗し、斬り飛ばされて側方に転がった。キリトが焦ったように一瞬顔を上げる。
代わりに飛び込んだマルバは左手の短剣を振りかぶった。瞬間、左手から閃光のように光が迸り、ボスの頭部を捉えた。投剣スキル、『アーク』。基本的に速いだけが取り柄の攻撃だが、今回に限っては最大の攻撃力を誇るはずだ。右頬に刺さったナイフは白い光を放ちながら貫通属性ダメージを与え続けている。ボスのHPはみるみる減少し、三本目のHPバーが消滅した。
攻撃力が低いはずの投剣スキルでなぜこれほどまでに強力な攻撃が繰り出せるのかと言うのは、実は裏を返せばじつに簡単な仕組みによる。
マルバは先ほど十字を切ったが、あれは《瞑想》最上級スキルの『鎮魂』の発動モーションである。効果は、対アンデットに絶大な攻撃力ボーナスを与える支援効果の《祝福》の最大レベルであるレベル10をプレイヤーに付与することだ。
グリームアイズは悪魔形モンスターなので、一応アンデットに分類されるはずである。だから《祝福》の効果が出るのではないかと予想したのだが、その予想が見事に的中したためこのように大量のダメージを与えることができた。
マルバは左手の短剣を腰だめに構えた。突進系短剣技『ラピッドバイト』で一気に距離を詰め、体重を乗せた一撃。そして、左手のソードスキルの終了を待たず、そのまま右手だけで『双牙』の初期モーションを取った。システムがモーションを検知し、右手がマルバの思った通りに動く。そして、振りぬいた右手に続くように……左手が脇に引き寄せられ、瞬時に打ち出される。
これこそが……《双剣》の最大のメリット、システム外スキル『遅延解除』。《双剣》は種類が異なる武器を二つ一度に装備することによって二種類のソードスキルを同時に発動できるのだが、その際に直前に発動したスキルのディレイを直後に発動したスキルのディレイで上書きできるのだ。
ただし、これは諸刃の剣でもある。キャンセルした分のディレイはなくなるわけではないからだ。最後に放ったスキルのあとでまとめてそれまで全部のディレイを受けることになる。
『双牙』が発動し終わる前に、マルバはその場で『弦月』を繰り出してそのディレイを上書きした。両手のディレイがキャンセルされて動けるようになる。
足が地に付く前に、マルバは空中で短剣の連続技『ファッドエッジ』を放った。それは吸い込まれるように悪魔の胸に命中する。左手の短剣が動きを止める前に、マルバは右足から一本の短剣を抜き放った。思い出の武器……『トレンチナイフ』。
右手が閃き、『パラレル・スティング』が炸裂した。赤く散った火花はクリティカルヒットを示している。左手のディレイは再びキャンセルされ、その手から短剣が飛び出した。投剣の数少ない重攻撃技、『トルネード』だ。剣は首筋のあたりを斬ったようだが、マルバはそんなことは一切見ていない。今度は右手の短剣が閃き、『スライスエッジ』が発動した。これは空振りに終わった。
しかし……マルバは止まらない。左手を腰だめに構え、右手はスライスエッジ発動直後のディレイでマルバの胸の前で停止している。瞬時に両手が光りを放ち、システムがスキル初動モーションを検知した。
――それは、舞い散る花のように――
《体術》派生オリジナルソードスキル、『百花繚乱』!!
拳と手刀が入り乱れて凄まじい連続攻撃を繰り出す。スキル発動の光がパッパッと散り、激しい戦闘のさなか小さな花びらが飛び散っているかのような印象を受ける。一撃一撃ではびくともしないグリームアイズも、恐ろしい攻撃速度に対応しきれず斬馬刀を盾にしてマルバの攻撃を防ごうとした。マルバは構わず斬馬刀を攻撃し続ける。マルバの拳はボスのHPの代わりに斬馬刀の耐久値をがりがりと削り……ついに、斬馬刀は中央からポッキリと折れた。
マルバはボスとの間に開いた距離を、まるで突進技を使ったかのように不自然な速さで埋め、さらに連続攻撃を浴びせ続けた。
いつまで続くのか分からない攻撃は、拳と手刀が入り交じる攻撃から拳のみの攻撃に移行していって、最後に『閃打』らしき一撃を放つと、マルバは強烈なディレイで動けなくなった。
ボスがこの瞬間を逃すまいとばかりに拳を振り上げる。マルバは不自然に長いディレイで動けず、自分に牙をむく攻撃を避けることすらできない。マルバに巨大な拳が命中する直前、二刀を構えたキリトが割り込んできて、その拳を受け止めた。
……キリトがボスを撃破し終わっても、マルバは先程のディレイの格好のまま固まっていた。キリトが二刀流スキルの存在を告白して、みんながそれに驚いている間もずっと『閃打』発動直後の格好のままだった。
「マルバさん、お疲れ様でした! 凄かったですよ、さっきの!!」
「ああ、ありがとう。結構きつかったけどね……」
「それで、お前はいつまでその格好で固まってるつもりだよ」
「……ディレイが解けるまで、かな」
はあ? とそこにいる全員が素っ頓狂な声を上げた。
「……マルバさん、さっきの技ってそんなにディレイ長いんですか?」
「いや、いくら長いにしてもこれはおかしいだろ。もう五分はたったぞ。マルバ、お前一体どんな裏技使ったんだ?」
「『遅延解除』、だよ」
マルバはディレイキャンセルについてその場の全員に説明をした。パートナーであるシリカはディレイキャンセルのことも知っていたため、説明に補足したりして固まったままで話しにくいマルバの手助けをしてくれた。
「つまり、ディレイキャンセルは簡単に言えば遅延を遅延させるシステム外スキルなんだよ。直前に使ったスキルのディレイを直後に使ったスキルの後に発生させるんだ」
「つまり……お前が最後に使った大技、あれの後にそれまで使ってた技のぶんのディレイが発生したってことか?」
「いや、それだけじゃ説明できねぇ。お前のディレイはなんでまだ解けねぇんだ? こんなに長いディレイを課されるほどたくさんのスキルをディレイキャンセルしまくったわけじゃねえじゃねえか」
「おかしいのはそれだけじゃないよ。マルバくん、さっきのソードスキル、エフェクトが一色だけじゃなくていろんな色があったよね。ソードスキルのエフェクトは必ず一色のみのはずだよ。一体どんなスキルを使ったの?」
「……『百花繚乱』。僕はそう呼んでる」
「『百花繚乱』……? キリト君、体術スキル上げてたよね。知ってる?」
「いや、コンプリートしてるけどそんなスキルは聞いたことないぞ」
「そりゃそうだろう。僕が勝手に作った、いわば《オリジナルソードスキル》なんだから。……あれは大技なんかじゃないんだ。様々な体術スキルと短剣スキルを、発動後の態勢と次の初動モーションが同じになるように繋げて、クーリングタイムの制限が許す限り連続で発動させ続けるっていう技なんだから。システム外のソードスキル、だからオリジナルソードスキルだよ」
ここまで話してからようやくマルバのディレイが解けた。凝り固まった身体をほぐそうとするかのようにあちこちの関節を回す。
「そんなのアリかよ……。 ゲームバランスが崩れるじゃないか」
「いや、実践で使ったのなんてこれが初めてだよ。五分もディレイするような技が使い物になるわけないじゃん」
「まあ、それもそうか。……あーあ、『二刀流』もバレちゃったし、しばらくめんどくさいことになりそうだ」
「ふっふっふ、修行だと思って頑張り給えよ、このリア充が」
「……お前、彼女いるじゃん。お前のほうがリア充じゃん」
「細かいこと気にしたら老けるよ」
マルバの毒舌に、キリトはため息で応えた。
「くそっ……ッ、何故だ……ッ!!」
誰かの叫びが聞こえた。皆がその声の方を見る。叫んだのはコーバッツだった。
「我々は……常に一般プレイヤーの……解放の為に……努力しているというのに……ッ!」
苦笑と共にそれに答えたのはミズキだった。
「おいおい、お前それマジで言ってんのか? 《軍》なんて攻略にぜんぜん来てねぇらしいじゃねぇか」
「それは……ッ」
「おおかた、自分の地位を上げるために努力してただけじゃねぇか? 前会った時より昇進してんだろ?」
「違うッ!! 私は、全プレイヤーのために……ッ!」
「おうおう、まだ言うか」
呆れてつぶやくミズキの代わりに、シリカが純粋な疑問を発した。
「全プレイヤーの解放のために戦ってるのが《アインクラッド解放軍》じゃないんですか? なんでこんなふうにぜんぜん攻略に参加しなくなっちゃったんです?」
「全プレイヤーの……解放の、ために……?」
「そうですよ。さっき、自分でも言っていたじゃないですか。 『我々は君ら一般プレイヤーの解放のために戦っている』って」
シリカの下手な声真似に、コーバッツは自嘲の笑みを浮かべた。
「そう、だな。……確かに、我々は一般プレイヤーのために戦う組織のはずだった。あいつが指揮を取り始めるまでは。……おい、お前たち」
コーバッツの部下たちは突然呼びかけられて慌てたように立ち上がった。
「はい、なんでしょうか隊長!」
「お前たちは私の部下だよな?」
「もちろんです、隊長!」
「いいか、今日を持ってこの部隊は解散する。お前たちはこれより先、私の部下ではない。それでも……もし、私についてくるつもりがあるのなら。《軍》の現状を変えたいと思うのなら……お前たちは私の友人として、私と一緒に来るがいい」
「隊長、一体何をするおつもりで……?」
「……今日を持ってキバオウの軍閥から脱退し、シンカー元ギルドマスターの下に入る。 腐りきった軍の再建の手伝いをして差し上げるのだ」
コーバッツの言葉に、彼の部下たちは一斉にどよめいた。
「隊長……ッ! 一生お供します!!」
「さすが隊長だ! 厳しいだけじゃねえ!」
「隊長ならいつかそう言っていただけると信じていましたッ!!」
「隊長……ッ!! 隊長ぉーーッ!! うおおおおおおおぉぉォォォッ!!!」
「うおおおおおおおぉぉォォォーーーーーーッ!!!」
「こら、お前らくっ付くな鬱陶しい! ええい離れろ!! 男に抱きつかれたってちっとも嬉しくないわ!」
抱きついてくる部下たちをなんとか鎮めた後、コーバッツはシリカに向き直った。
「すまなかった。私はどうやら間違っていたようだ。……フッ、あの時大敗して以来二度と負けないようレベリングをしてきたが、まさかその大敗を喫したオレンジにこんな事を言われることになるとはな。」
ここで一旦言葉を切ると、コーバッツはシリカに背を向けた。
「それでは、また会おう。また戦うことがあれば、次こそ負けはせんからな。 ……おい、ガイズ!」
ガイズと呼ばれた男が一歩前に出て、丁寧に尋ねる。
「なんでしょうか?」
「転移結晶で黒鉄宮に戻り、先に離脱したバレルとカノンに伝えろ。我々はシンカーに付く、とな。あいつらなら私についてくるだろう」
「はい、了解しました!」
「お前たち、このまま転移門のアクティベートに向かうぞ。キバオウとシンカーも街開きに訪れるだろう。その時にシンカー側に付くことを宣言するんだ。……ふふふ、キバオウの奴、慌てるだろうな。軍の主力部隊がシンカー側に寝返るんだから」
心底嬉しそうに笑いながら、コーバッツはボス部屋の奥の扉に向かって歩き出した。
……翌日の新聞記事の一面に『軍の大部隊を全滅させた悪魔、それを撃破した二人の二刀流使い、怒涛の百五十連撃』という誇張にも程がある記事が踊ることを、彼らはまだ知らない。
後書き
出た! マルバの最強スキル、『百花繚乱』!! ハマればキリトより強いかもしれない、チート級の技です。剣技連携とはちょっとだけ違いますよ。あれはデメリットゼロですが、遅延解除はディレイがどんどん溜まってきますからね。原作設定にも反していません(別種のスキルは同時に使えるってどこかに書かれていたはず)。
『百花繚乱』の威力を地味に底上げしているのが、《瞑想》最上級スキルの『鎮魂』です。あれは、教会で付与してくれるバフの『祝福』の強力なやつを短時間付与するスキルです。クーリングタイムは設定してませんが、きっと120分とかそれくらいです。もっと長いかも。例えば、一日一回しか使えない制限があるとか。
あと……前回からミズキの言動にちょっと気になるところがある人もいるかもしれません。気にしないでください。じきに疑問が解けます。
プロットを書いていたら、第二十七話に致命的な矛盾が生じました。でも今から書きなおしても読んでくれる人が少ないでしょうし、このまま突っ走りますw
矛盾が生じた時点で、あとがきでその矛盾を無理やり解消させるような説明をしますので許してくださいm(__)m
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