ドリトル先生と山椒魚
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第四幕その二
「ここではね」
「成程ね」
「色々しているのね」
「この研究所では」
「オオサンショウウオをそこまでして研究しているんだ」
「そうだよ、あとね」
先生は施設の中のオオサンショウウオを見つつさらにお話します。
「周辺のそれぞれの個体の確認もしているよ」
「そうそう、オオサンショウウオって天然記念物だから」
「数が凄く少ないから」
「それでだね」
「それぞれのチェックもしているのね」
「昔はそれぞれの個体の模様や身体の特徴で確認していたけれど」
それがというのです。
「今ではマイクロチップを使っているよ」
「それだね」
「マイクロチップを埋めて」
「それでそれぞれの個体の状況を確認している」
「そうしているのね」
「こうした時も文明は役立つね」
先生は笑顔で言いました。
「本当に」
「マイクロチップって有り難いね」
「家族の犬や猫が行方不明になってもわかるし」
「何処にいるか」
「そうした意味でも役に立つね」
「凄いよね」
「そしてね」
先生はオオサンショウウオの写真達を見ています、かなりの数のそれが並べられていて見事なものです。
「調査、研究してデータをね」
「それも取っていて」
「じゃあそれも見て」
「そうだよ、過去のデータと比較して」
そうしたことも行ってというのです。
「その行動や寿命も確認しているんだ」
「そういえばオオサンショウウオってまだわかっていないこと多かったね」
「言われてみれば」
「そうらしいね」
「先生もそんなこと言ってたわ」
「だからわかっていないことを調べる為にも」
まさにその為にもというのです。
「そうしたこともしているんだ」
「成程ね」
「色々やってるのね」
「この研究所では」
「オオサンショウウオについて」
「そしてここはだよ」
あるコーナーに入りますと。
そこには沢山のグッズがあります、どれもオオサンショウウオのものですが。
皆それを見てこれはというお顔になりました。
「へえ、こんなのあるんだ」
「これは面白いわ」
「オオサンショウウオのグッズがあるんだ」
「色々な生きもののグッズがあるけれど」
「オオサンショウウオのものもあるんだ」
「ここではね」
まさにというのです。
「そうでね」
「それでなんだ」
「オオサンショウウオのグッズが買える」
「色々あるけれど」
「そうしたことも出来るんだ」
「そうなんだ、じゃあ買おうね」
そのグッズ達をです。
先生は皆そして王子とどれがいいかをお話してでした。
グッズも買いました、そうしてです。
小さなホールにも行ってそこでも展示パネルを見てでした。
それから先生はオオサンショウウオ自身がいる場所に行きますが。
そこは水辺になっている屋外施設で。
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