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ハッピークローバー

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第七十話 平和だろその四

「それだけで幸せよ」
「そういうことね」
「日本でも戦争あったでしょ」
「第二次世界大戦ね」
 理虹は言われてこの戦争を即座に思った。
「あの戦争はね」
「大変だったでしょ」
「よく聞いてるわ、ものがなくなって」
 食べものそれに生活必需品がだ。
「空襲も受けてね」
「そう、あの戦争の時は何処もね」
 まさに世界各国がだ。
「そうだったのよ」
「もうものがなくなって」
「攻撃も受けてね」
「命だって危なかったわね」
「そんな風だったから」
 それでというのだ。
「お年寄りの人戦争は嫌だって言うでしょ」
「よく聞いてるわ」
 留奈もそうだと答えた。
「私もね」
「そういうことよ、戦争が起こったらね」
「その時は」
「とてもよ」
「こんな風にはいられないのね」
「余裕がね」 
 戦争が起こればというのだ。
「まずなくなって」
「娯楽とかもよね」
「なくなってどんどんね」
 それこそというのだ。
「辛くなっていくから」
「命もね」
「そうよ、アフリカでの戦争なんてね」
「無茶苦茶なのね」
「ルワンダは極端だけれど変な組織もあって」
 それでというのだ。
「碌でもないことするしね」
「とてもこんな生活出来ないのね」
「そうなるから」
 だからだというのだ。
「本当に戦争はね」
「ないに限るのね」
「そうよ、平和が第一よ」
「それでおかしな人達もいない」
「銃持ったね」
 そうしたというのだ。
「だから日本にいたら幸せよ、豊かなだけでなくて」
「平和だから」
「いいわ、治安もいいしね」
 ケニアから来た娘は安全の話もした。
「本当にね、だからこれからもね」
「日本が平和なら」
「いいと思うわ、ただね」
「ただ?」
「災害はね」
 このことは口をへの字にさせて言った。
「日本多いわね」
「それはね」
 留奈も否定しなかった。
「確かに戦争はないけれどね」
「歴史見ても源平の時代とか南北朝とか戦国時代とかあっても」
「まあ戦争はね」 
 それはとだ、留奈は話した。
「お侍さん同士のね」
「戦いだったのね」
「だから民の人達に何かすることは」
「あまりなかったのね」
「それどころかお弁当持って」
 そうしてだ。
「戦見物とかね」
「してたのね」
「関ケ原とかでもね」
 天下分け目の戦と言われたがだ。 
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