八条学園騒動記
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第六百八十六話 カラフルにふんだんにその十三
「あの連中は」
「ローマ帝国いえ古代ギリシャの頃からね」
「悪事を重ねてきて」
「それでね」
そのうえでというのだ。
「今もよ」
「悪いことばかりして」
「悪いことばかり言ってね」
そうしてというのだ。
「悪いことばかり考えているから」
「猛毒持っていても」
「そう思うと凄いね」
トムはまた言った。
「あの連中って」
「エウロパ貴族はね」
「うん、どれだけ煮ても焼いても食えなくて」
「悪いことばかりしているのか」
「しみじみ思うよ」
「ちなみに食べるものよ」
メアリーは自分達の動画のことから話した。
「そちらもね」
「平民から搾取してね」
「あちらは階級によって食べるものが違うのよ」
連合では金さえ払えば誰でもどんなものでも食べられる、格式があるとされる店でもネクタイを着用すれば誰でもいい。
「だからね」
「自分達は美味しいものを食べるんだね」
「自分達『だけ』はね」
メアリーは強調して言った。
「そうなのよ」
「腐ってるね」
「そんな腐った連中だからね」
「猛毒もだね」
「持ってるわよ、まあサンドイッチはね」
「砂と魔女だね」
「それ以外はってあるから」
その言葉のこじつけのジョークをさらに話していった。
「貴族は入っていないけれどね」
「けれど貴族はだよね」
「魔女以上にね」
さらにというのだ。
「煮ても焼いても食えない」
「そんな連中だね」
「というか食べたら猛毒にあたって死ぬ」
「尚且つ物凄くまずいっていう」
このことは実際ではないが確信を持って言えた。
「救い様のない連中だね」
「そうよ、まあサンドイッチはね」
「カナダのものでいくね」
「そうするわ」
砂や魔女それにエウロパ貴族は入れないでというのだ、こう話してだった。
三人はこれから作るメニューの話をしていった、そのメインにあるのは今はカナダのサンドイッチだった。
カラフルにふんだんに 完
2022・10・2
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