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ハッピークローバー

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第六十三話 合宿の朝その四

「いいのよ」
「そうなのね、じゃあ」
「ええ、もう我慢出来ないでしょ」
「サウナ出てね」
「そしてね」
「水風呂入ろう」
「今からね」
 一華も応えてだった。
 二人でサウナを出てタオルを身体から取って全裸になってだった。
 傍にあった桶で水を浴びて汗を落としてから水風呂に入った、すると二人共瞬く間に。
 身体が冷えてきた、それでイギリスから来た娘は言った。
「これはね」
「効くでしょ」
「ええ」
 まさにと言うのだった。
「身体が冷えてお酒もね」
「抜けてね」
「気持ちいいわ」
「何でも肩凝りとかにもね」
「いいのね」
「水風呂はね」
「冷やしたら駄目じゃないの」
「それが熱して」
 身体をというのだ。
「そこから一気にね」
「冷やすのね」
「それでまた熱してよね」
「繰り返すとなの」
「肩凝りにもよ」
「いいのね」
「普通にサウナとか湯舟もいいけれど」
 そうしたところにただ入るだけでもというのだ、実際に身体を温めると肩凝りや腰痛に非常にいい。血行がよくなるからだ。
「一旦ね」
「冷やして」
「一気にね」
「それでまたなのね」
「サウナとか入ると」
「また熱したら」
「それでね」
 一華は話した。
「かなりね」
「肩凝りとかにいいの」
「だから肩凝りで悩んでる人は」
 そうした人はというのだ。
「こうしたところに行くといいのよ」
「サウナとかお風呂に」
「スーパー銭湯でもね」
「いいのね」
「そうよ、シャワーだと」
 こちらはというと。
「身体は奇麗になっても」
「身体温めないから」
「サウナやお風呂と比べてね」
「ただ浴びるだけだから」
「肩凝りとかはね」
「治らないのね」
「あまりね」
 そうだというのだ。
「そうみたいよ」
「じゃあ肩凝りとかに悩んだら」
「もうね」
 そうした時はというのだ。
「お風呂がいいみたいよ」
「そういうことね、実はね」
「実は?」
「イギリスってシャワー派が殆どなのよ」
「湯舟入らないの」
「そんな人少ないわよ」 
 こう一華に話した。 
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