ハッピークローバー
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第五十七話 少しでも思うことその七
「時間が余ればとかだから」
「よく見なくても何でもないスキャンダルの追及ばかりでね」
「そんなのだから」
「もうね」
「何の努力もしてないの丸わかりだから」
「野党の殆どの人がね」
一華もこう返した。
「そうよね」
「あの一番大きなところとね」
野党の中でというのだ。
「あそこと一緒にやってる」
「他の野党もね」
「あそこと距離を置いている野党は違うけれど」
「どっちも小さいけれど」
「勉強してるってね」
このことがというのだ。
「つまり努力してるってことが」
「わかるわね」
「言ってることでね、けれど一番大きな野党の人達は」
「全く、なのよね」
「審議拒否十八日もしたり」
そうしたこともやったというのだ。
「その間旅行に行ったり」
「あれないわよね」
「政策なんてないし」
政治家はこれを掲げるものだがだ。
「もう楽な風に楽な風にってね」
「なってるわね」
「そういうこともわかるから」
「本当に何の努力もしてないわね」
「あれじゃあ駄目だよ」
達川は言い切った。
「総理大臣だった人の方がね」
「ずっといいわね」
「努力してる人はね」
「やっぱり違うわね」
「うん、俺本当にその教会にいた人のお話を聞いてわかったし」
「政治家さんもなのね」
「思ったよ」
そうだというのだ。
「人間努力だって」
「それが大事だって」
「そのことがね、そして努力してこそ」
「幸せになれるのね」
「そう思うよ、誰だって幸せになりたいよね」
「それはね」
その通りだとだ、一華も答えた。
「私だってそうだし」
「俺もだよ、だから幸せになりたかったら」
「自分の出来る限りで」
「その範囲でね」
その中でというのだ。
「努力したらいいんだよ」
「そういうことね」
「うん、本当にね」
「じゃあ私も」
一華はそれならとなって答えた。
「努力していくわ」
「それがいいね」
「本当にそれなくしてね」
「幸せはないわね」
「人間としての成長も」
これもというのだ。
「ないよ」
「野党の人達って進歩しないしね」
「同じことばっかり繰り返してるよね」
「スキャンダルになりそうな話があったら」
それが出たらというのだ。
「もうね」
「それに飛び付いて」
「国会でも何処でもね」
「そればっかり言って」
「そして」
その様にしてというのだ。
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