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神々の塔

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第一話 衝撃の後でその六

「そこまでな」
「とてもいかへんね」
「軍のダメージはでかいが」
 それだけのものを受けたがというのだ。
「そやけどな」
「充分回復出来るし」
「国土、民や産業にはな」
「一切ダメージ受けてへんわ」
「言うなら外傷を受けた」
「それ位やね」
「幾らでも回復出来るわ」
 その程度のものだというのだ。
「この度はな」
「そして弱点、敗因もわかってる」
 羅は強い声で言った。
「星のモンの実力や」
「まさにそれやね」
「そやから今な」
「皆に修行してもらって」
「そしてや」 
 その様にしてもらいというのだ。
「レベルとステータスを上げてな」
「特技もそうして」
「神具も持ってもらってる」
「全体の戦力の底上げしてるわ」
「そや、そしてや」
 そのうえでというのだ。
「ひいてはな」
「うち等もやね」
「そうなるわ」
「それでや」
 施も言ってきた。
「これからどうするかやな」
「そやね、ほんまに」
「それで今話してるが」
「何でも」
 綾乃は考える顔になって言って来た。
「エカチェリーナちゃん達神々の塔に行った」
「それでやな」
「あの塔を踏破して」
 そうしてというのだ。
「あれだけの強さ備えたらしいわ」
「レベルも上げてな」
「それで神具もな」
 これもというのだ。
「それぞれ一個ずつ手に入れたわ」
「そうしたな」
「お話を聞いたら」
「そや、それでや」 
 芥川はここで綾乃に言った。
「僕等もや」
「神々の塔に入ってやね」
「そしてや」
 そのうえでというのだ。
「踏破してな」
「あの子達みたいに強くなるんやね」
「そうなるんや」
 こう言うのだった。
「ここはな」
「そうしたらやね」
「他のモンも強くなってるんや」 
 連合の星の者達もというのだ。
「それやとな」
「うち等もやね」
「そや」
 まさにというのだ。
「大谷さんになるんや」
「大谷さんに負けたなら」
「こっちもや」
「大谷さんになる」
「ソフトバンクは長距離バッターを手に入れたけどな」
 デスパイネ選手をロッテから獲得してその弱点を補ったのだ、彼の活躍が翌年のソフトバンクの雄飛につながったのだ。 
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