ハッピークローバー
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第五十二話 体力があるのでその四
「そこで汗をかいてね」
「お酒抜いて」
「すっきりして」
「やっていくのね」
「どんな二日酔いも」
酷いそれもというのだ。
「湯舟とかサウナに入って水風呂にもね」
「入るのね」
「そうするわ、さもないとね」
「一日中死んでるのね」
「ええ」
その通りだというのだ。
「二日酔いは残るとね」
「一日中辛いのね」
「だから朝にね」
「お風呂に入って」
「そしてね」
そのうえでというのだ。
「お酒抜いて気分もね」
「すっきりするのね」
「そう、二日酔いは抜き方があって」
「それがお風呂なのね」
「そうなの、汗をかいたらね」
風呂でというのだ。
「本当に嘘みたいに抜けるのよ」
「だからお姉ちゃん達最近休日の朝よくお風呂入ってるのね」
「それはお酒抜いてるのよ」
「汗をかいて」
「そうよ、熱いお湯に入って」
「汗かいて」
「我慢出来なくなったら」
湯舟の熱さにというのだ。
「冷たいシャワー浴びてね」
「身体冷やすのね」
「それでもお酒抜けるしね」
水風呂でもというのだ。
「特に頭から被ると」
「冷やしてもいいの」
「そう、それでも抜けるから」
「そこでも抜いて」
「冷えたらまた熱いお風呂に入って」
「汗をかいて」
「またそうしてね」
そのうえでというのだ。
「お酒抜くのよ」
「そうしていったらいいのね」
「もう二回か三回繰り返したら」
熱い風呂に入って冷たいシャワーを浴びてまた風呂に入ることをというのだ、理虹は実加に対して話した。
「完全にね」
「お酒抜けるの」
「二日酔いなんて嘘みたいになくなるわ」
「そうなのね」
「それで湯舟でなくてもね」
それでもというのだ。
「サウナもね」
「いいのね」
「そうよ、サウナもうんと汗かけるから」
「あれは確かにかくわね」
実加もそれはと応えた。
「物凄く」
「それでよ」
「お酒抜けるから」
「いいのよ」
「そうなのね」
「それで合宿行ったら」
その時はというのだ。
「もうお酒は必須みたいだから」
「毎晩飲むのね」
「八条町以上にね」
十五歳になれば酒が飲めるこの町よりもというのだ。
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