ハッピークローバー
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第五十二話 体力があるのでその三
「よく休んだらね」
「健康なのね」
「あの奥さんもご自身で言われてるし」
「いつもよく寝てるから元気だって」
「そうね」
その様にというのだ。
「あの人も見てるとわかるでしょ」
「よく寝ることね」
「よく食べてね、そうしていざって時によ」
「体調壊さない様にすることね」
「特に受験の時って冬じゃない」
留奈は妹に季節の話もした。
「それじゃあ冷えるし」
「風邪ひくわね」
「だからね」
それでというのだ。
「お勉強もいいけれど」
「身体も休めることね」
「そうして健康を維持してね」
「わかったわ」
妹は姉の言葉に素直に頷いた。
「そうするわね、私も寝るの好きだし」
「寝ないで働いたりお勉強するとかよ」
「身体崩す元ね」
「睡眠時間四時間でずっとお勉強して」
その様にしてというのだ。
「いざって時に身体壊したら」
「意味ないわね」
「だからよ」
それでというのだ。
「よく寝てよく食べてね、殆ど寝ないで飲んでばかりなんて」
「身体壊す元ね」
「実際お酒飲んでよ」
真剣な顔でだ、留奈は話した。
「次の日の朝しんどいなんてね」
「二日酔いね」
「私もあるし。今度部活の合宿で江田島行くけれど」
「あそこのホテルに入って」
「何でも毎晩お酒が出てね」
そうしてというのだ。
「飲んだくれるそうよ」
「合宿の時は」
「男女共にね」
「物凄い合宿になるのね」
「江田島は海の幸が有名で」
特に牡蠣がだ、伊達に瀬戸内海の中にある訳ではない。
「広島はお酒もあるから」
「それでなのね」
「もう部活が一段落して」
そうしてというのだ。
「夜になったらね」
「皆飲むのね」
「お酒がお池みたいに出て」
そこまで多くというのだ。
「それでよ」
「皆飲んで」
「もう朝になるとね」
飲んでというのだ。
「いつも二日酔いの人が団体で出るらしいわ」
「そこまで凄いの」
「だから私もね」
理虹もというのだ。
「そこは気をつけてくわ」
「お酒のことも」
「お酒を飲んだら」
その時はというのだ。
「朝はまずお風呂に入って」
「お風呂でお酒抜くの」
「それですっきりしてね」
そうしてというのだ。
「やっていくわ」
「そうするのね」
「二日酔いになったらね」
「その時はなの」
「お風呂が一番だからね」
「まず熱いお風呂に入るのね」
「サウナでもいいわ」
こちらもいいというのだ。
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