ハッピークローバー
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第四十八話 暑くてもしっかりとその十六
「人種に関係なくね」
「あの国も色々な人がいるわね」
アメリカが移民の国で様々な国から人が来ているがブラジルもなのだ、元々のインディオに白人に混血だけでなくドイツ系もいれば日系人も有名だ。
「それでどの人達もなのね」
「女の人ならね」
「ティーバックなのね」
「それは私にはよ」
「無理なのね」
「絶対にね」
それこそというのだ。
「ないわ」
「そうなのね」
「デザインは普通で透けるものでもなくて」
「色は白とかなのね」
「リボン付いてるとか何の装飾もないとか」
「そうした下着が好きなのね」
「私はそういうのが清潔で可愛いのが好きだけれど」
下着はというのだ。
「そうした下着が一番いやらしいってね」
「白ってそう見えるわよ」
母はあっさりとした口調で答えた。
「特にあんた色白でスタイルもそこそこいいから」
「だからなの」
「シンプルで清潔なね」
そうした感じのというのだ。
「白とかピンクとかね」
「ライトブルーだと」
「かえって刺激的よ」
「そうなのね」
「下手に派手な下着を着けるより」
今話した様なというのだ。
「シンプルな感じの方がね」
「いやらしいのね」
「そう思われるから」
だからだというのだ。
「覚えておいてね」
「ううん、白の方がなの」
「じゃあかな恵ちゃんが白い下着の時どう?」
敢えて五人の中で特に胸が大きい彼女の名前を出した。
「どう?」
「ああ、凄いわよその時のかな恵」
即座にだ、一華は母に答えた。
「成海っちの前に出たら危ない位にね」
「あの子もそんな年頃だしね」
「刺激的よ」
「あの娘も結構大人しい下着よね」
「スタイルいいけれど下着はそうなの」
かな恵のその大きな胸とくびれたウエストに安産型の腰を上から下に思い出しつつ母に答えた。一華なりに真面目にそうした。
「あの娘も大人しい系好きなのよ」
「あんたとそっちは一緒ね」
「留奈はスポーティーで理虹最近模様に凝っていて」
「下着もそれぞれね」
「富美子が結構ハイレグ好きで赤とか黄色になってるけれど」
「明るい系ね」
「けれどその富美子もね」
彼女もというのだ。
「透け透けとかティーバックはね」
「ないのね」
「穿かないって言ってるし」
そうしてというのだ。
「実際にね」
「着けてないのね」
「ブラもショーツもね」
そのどちらもというのだ。
「けれど富美子もスタイルいいし」
「シンプルな下着でもなのね」
「いい感じよ」
「そうよ、下着は案外シンプルな方がね」
「刺激的なの」
「だからあんたもよ」
半ズボン姿で涼む娘に話した。
「もうお風呂から出たら」
「下着のままでいないことね」
「絶対にね」
「お父さんもいるし」
「同性の目もよ」
「気にすることね」
「それが一番いいから」
自分の身を守る為にはというのだ。
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