レーヴァティン
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第二百七十五話 邪神の島その七
「そこからもな」
「どうも俺達はこの世界にいるな」
「まだ何も言われていないが」
それでもというのだ。
「神託でな」
「それでもな」
「そんな気がするからな」
「残ったらな」
「それならだ」
まさにというのだ。
「産業革命を迎え」
「そこからな」
「東西の浮島を発展させる」
産業革命の技術を使ってというのだ。
「そうしてだ」
「その中でな」
「農業も工業も発展させるが」
それと共にというのだ。
「保存技術もだ」
「発展させてな」
「そしてだ」
そのうえでというのだ。
「瓶詰そしてそこからだ」
「缶詰だな」
「さらにだ」
英雄は話を続けた。
「出来ればだが」
「インスタントとかな」
「冷凍食品もな」
こうしたものもというのだ。
「生み出せたらな」
「そうしたいな」
「どうもクトゥルフが石に変えた世界はな」
「技術的にかなり独特でな」
「その産業革命が殆どの地域で達成されていてな」
そうしてというのだ。
「食生活はかなりだ」
「いいみたいだな」
「冷凍技術まであってな」
「インスタントも食えるらしいな」
「しかしこの二つの浮島は違う」
東西のというのだ。
「産業革命もまだでな」
「間近でもな」
「そしてだ」
「保存もな」
こちらもというのだ。
「よくしていかないとな」
「非常に食える」
「これは大きいぜ」
「どんな生きものも食わないと死ぬからな」
「ダイオウグソクムシでもな」
「あの生きものもだ」
何ヶ月も食べないこの不思議な生きものはというのだ、水族館でそうして死んだが解剖の結果餓死ではなかったという。
「やはりな」
「食わないと死ぬな」
「絶対にそうだ」
英雄は言い切った。
「さもないとだ」
「生きものとしておかしいな」
「不死身の生きものなぞ有り得ないが」
それと共にというのだ。
「飲まず食わずで生きられる生きものもだ」
「いないな」
「そうだ」
まさにというのだ。
「絶対にな」
「そうだからな」
久志もそれは当然と言った。
「何ヶ月も食わなくてもな」
「やはり食う、ドクトカゲもだ」
この生きものもというのだ。
「そうだがな」
「ああ、ドクトカゲも何ヶ月も食わないで生きられるな」
「五ヶ月位食わなくてもだ」
そうしてもというのだ。
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