八条学園騒動記
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第六百七十八話 従姉と弟と三人でその十三
「その後でね」
「カルボナーラの食材をだね」
「買いましょう」
「それじゃあね」
「そういえば卵残り少ないわね」
カルボナーラに使うからだ、メアリーはふとこのことに気付いた。
「卵あったらおかずはかなりいけるし」
「オムレツにも目玉焼きにも出来るし」
トムが応えた。
「中華でも和食でもね」
「卵があればでしょ」
「もうね」
それでというのだ。
「いいおかずになるよ」
「そうでしょ、だからね」
卵はそうした食材だからだというのだ。
「ここはね」
「卵もだね」
「買うわ」
そうするというのだ。
「二パックね」
「それは多いね」
「それだけ買って」
そうしてというのだ。
「そのうえでね」
「ストックしておくんだ」
「カルボナーラに使って」
それだけでなくというのだ。
「他にもね」
「ストックして」
「おかずにするわ、朝にもね」
即ち朝食にもというのだ。
「使うわよ」
「それじゃあだね」
「それも買って」
卵もというのだ。
「置いておくわ、あとね」
「あと?」
「ソーセージもね」
メアリーは考える顔で話した。
「買いたいわ」
「ソーセージもなんだ」
「ソーセージもあったら」
それならというのだ。
「ベーコンと同じでね」
「それだけでいいおかずになるね」
「朝にも使えるしね」
ここでも朝食の話をした。
「買っておくわ」
「それもなんだ」
「ええ、そういうのも買って」
「お野菜も果物も買って」
「お菓子も買いましょう」
メアリーはそちらの話もした。
「二人共何がいい?」
「お菓子ならクッキーかな」
「僕はゼリーだね」
トムだけでなくシッドも言った。
「それがいいよ」
「駄目かな」
「いいわ、私はカステラにするわ」
メアリーはメアリーで決めた。
「お菓子はね」
「それじゃあね」
「そっちも買おうね」
「お菓子もあったら」
それならというのだ。
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