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星河の覇皇

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第八十二部第四章 破竹の進撃その四十八

「結構な」
「いい感じですか」
「ああ、そしてな」
 それでというのだ。
「やっていっているよ」
「他の分野ではですね」
「そうなってるさ」
「複雑ですね」
「連合らしくな、けれどな」
「けれど?」
「そのことはそのことでな」
 曹長はこうも話した。
「インドネシアとの付き合いはな」
「悪くはないですか」
「そこまでいかないな、ならな」
「それならですね」
「ある程度受け入れていくな、それとこの仕事な」
「サハラのですか」
「終わるかもな」
 こうも言ったのだった。
「近いうちに」
「戦争が終わって」
「そしてな」
 そのうえでというのだ。
「俺達も帰られるかもな」
「そうなるでしょうか」
「そんな気がするんだよ」
 曹長としてはというのだ。
「どうもな」
「このままでは」
「ああ、流れは一気にな」
 まさにというのだ。
「オムダーマンになっててな」
「このままですか」
「サハラの戦争はな」
「オムダーマンが勝って」
「それで終わるかもな、流れがな」
 戦争のそれがというのだ。
「完全にそっちになってるからな」
「オムダーマンのですね」
「ついこの前まで互角だったのが」
 それがというのだ。
「本当にな」
「オムダーマン軍は一気に勝って」
「それでこの進軍速度だろ」
「ならですか」
「もう一度ティムール軍を破って」
 そしてというのだ。
「サハラを統一して」
「戦争が終わりますか」
「そうしたら俺達もな」
 観戦武官達と共にいる自分達もというのだ。
「ここでの仕事が終わってな」
「それで、ですね」
「もうな」
 これでというのだ。
「連合にな」
「帰られますか」
「そうなるかもな、まあ俺の予想だけれどな」
 それに過ぎないがというのだ。
「そうなるかもな」
「交代の時期はありますが」
「その交代の時期よりもな」
 それよりも前にというのだ。
「戦争はな」
「終わって」
「そしてな」
 そのうえでというのだ。
「戦争の終結を最後まで見て」
「帰られるか」
「そう思ったな、ただ」
「ただ?」
「何かオムダーマン軍変だな」
 曹長は首を傾げさせつつこんなことも言った。 
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