ドラゴンボールZ~孫悟空の娘~
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第95話
前書き
ガスとの最終決戦じゃ悟空とベジータって全然本調子じゃないんだよな…
龍拳をまともに喰らったガスは胴体に風穴こそは開かなかったが、腹に痣が出来ており激痛に悶えていた。
「へへ…本当に頑丈な野郎だ…殴ったオラの拳が痛えや…」
破壊玉を耐えるだけの肉体を持っているのは伊達ではないらしく、殴った悟空も拳を痛めていた。
だが、今度こそもう闘えないだろうと思って何とかヒータ達をこの星から追い出そうとした時、エレクがまた何かをガスに言うとガスが大人しくなり、膨張していた筋肉が元に戻ったが、角は元に戻っていない。
「おいおい…まさか…覚醒しちまったのかよ…勘弁して欲しいぜ」
気の総量は暴走状態と変わらず理性を保っている。
服を元に戻したガスは再び悟空を睨む。
「今のは効いたぞ…やはりあの男の息子か。感じる実力以上の恐ろしさがある…」
「全く…龍拳を耐えられちまったら、今のオラじゃどうにもならねえぞ」
万全の状態なら確実にガスを倒せた確信があったが、グラノラとの闘いで疲弊した状態ではガスの腹に痣を作るのが精一杯だったようだ。
「だが、次はこうはいかんぞ。」
「へっ、確かにおめえはどんどん強くなるな。でもよ、だからって負けるつもりはねえぞ。もう一度、おめえにこいつをぶちこんでやる!!」
「その諦めの悪さも父親譲りか、出来るものならやってみろ」
悟空はもう一度龍拳を叩き込もうと拳を構え、ガスも油断なく睨むとエレクにグラノラが殴りかかり、それに気付いたガスがエレクを別の場所に移動させる。
そして怒りに燃えるグラノラはエレクに対してベジータに放った特大の気弾を放とうとしていた。
威力は大きく落ちているが、エレクを殺すには充分過ぎるくらいだが、そんなことをガスが許すはずもなく、両腕を折られ、気弾で目潰しをされた後にエレクに銃で撃たれて海に落ちた。
「グ、グラノラっ!畜生、あいつら…」
「チッ!カカロット!!」
ベジータが残りの気を悟空に渡す。
我儘の極意で高めた気だからか悟空の神力を含めて全快近くにまで持っていった。
「ベジータ、おめえ!?」
我儘の状態から通常状態に戻ったベジータに悟空が振り返る。
「今の俺より貴様の方が動けるだろう!早く奴を何とかしろ!!俺の力を無駄にするな!!」
「…すまねえ、はあっ!!」
一気に力を高めて身勝手の極意“兆”を発動し、一気にガスに近付いて蹴り飛ばす。
「ほう、まだ力を残していたのか」
「……最後に聞くぞ…おめえ達はこのまま帰る気はねえんだな?」
「出ていくさ、貴様らを始末した後でな」
「そうか…なら、オラはおめえ達を許さねえ…絶対にぶっ倒す…っ!」
「来い、忌々しいサイヤ人の息子よ」
完成形程ではないが、最適化された踏み込みでガスの眼前に移動して拳を構えるとガスも既に拳を構えており、同時に打ち込まれた。
2人の拳が激突し、衝撃波が周辺を吹き飛ばす。
それが合図となり、2人は激しい乱打戦に持ち込む。
「おい、爺さん。グラノラの馬鹿を引っ張り上げるぞ」
「あ、ああ…じゃが…」
「安心しろ、あいつらなら今の俺でも倒せる程度の連中だ。早くしろ、グラノラが溺れ死んでも知らんぞ」
モナイトはマキ達の妨害を懸念しているのだろうが、今のベジータでもマキ達は問題なく倒せる。
今は悟空がガスを引き付けているうちにグラノラを引っ張り上げることを急いだ。
「だあっ!!」
「はあっ!!」
悟空とガスの拳が互いの頬に突き刺さり、互いに口許から血が流れるが構わず、拳、腕、膝、蹴りをぶつけ合う。
そして最終的に頭突きをぶつけ合い、互いにふらついたところをガスが即座に拳を悟空の腹に叩き込む。
「ごふっ!!」
「どうだ、サイヤ人!俺はもう貴様の父親に負けたあの時の不甲斐なかった俺とは違う!もう俺に敵う奴はいない!!地獄で父親と再会するんだな!!」
「わりいけど、オラは夢で見た父ちゃんの顔くらいしか知らねえんだよ…でもよ、オラの父ちゃんが自分より強かったおめえに勝ったなら…オラに出来ねえはずがねえ!!」
「黙れ!いい加減に諦めたらどうだサイヤ人!!どれだけ足掻こうと俺に勝つことなど不可能だ!!」
悟空の腹に蹴りを入れようとするが、悟空はギリギリで受け止める。
「確かにおめえは強え。強えけど、おめえがどれだけ強くてもオラが諦める理由にはならねえ!!」
「ぐあっ!?は、放せっ!!」
ガスの右足の関節に渾身の肘打ちを叩き込むと折れはしなかったが、嫌な音が確かにした。
ガスは咄嗟に悟空を振り払い、周囲の岩を利用して悟空に叩き付ける。
「ぐっ!!だあっ!!」
気を解放して岩を粉微塵にするとガスに突撃しようとするが、ガスは悟空の周囲に刺の付いた巨大な金属板を出現させ、悟空にぶつけようとする。
それに対して悟空は拳と足に気が表面化するほどに高めると一撃で粉砕する。
「はっ!!」
クナイを大量に作り出し、悟空に一斉に向かわせると悟空は1本1本を確実に捌いていった。
「オラに一度見た攻撃は通用しねえぞ…それにしてもこれが覚醒したおめえの本気か?だとしたらガッカリだぞ!」
「何…っ!?安心しろ、軽い準備運動だ!!」
「へっ、そいつを聞いて安心したぜ」
悟空とガスが互いにオーラを迸らせながら激突する一方でベジータとモナイトは何とかグラノラを引っ張り上げることが出来た。
「無茶しやがって…仙豆はもうないんだぞ」
「グラノラの治療は儂がやる。」
モナイトが手から光を放ってグラノラの傷を少しずつ癒していく。
「爺さんもデンデ…地球にいるナメック星人と同じことが出来るタイプなのか…もう少し早く治せないのか?」
デンデどころか以前助けたエスカと言うナメック星人の子供より回復が遅い。
「これが儂の限界じゃ…優秀な龍族は一瞬で体力も傷も全快に出来るが…儂は精々傷を癒すことしか出来ん…」
「そうか…チッ、俺の気を僅かだけくれてやる。こいつならこれで助かるだろう」
宇宙一になったのなら、回復力も宇宙一のはずだ。
これ以上はベジータも闘えなくなるので本当に僅かだったが、グラノラが息を吹き返した。
「ごほ…っ!」
「グラノラ!」
「爺さん、治療に集中しろ。まだ危険な状態には変わらんからな」
「ああ…!」
モナイトが治療に集中しているのを見てベジータは周囲を警戒する。
一方で激しい乱打戦をしていた悟空とガスは互いに一発殴っては殴り返される殴り合いになっていた。
「はあっ!はあっ!」
「ふう…ふう…どうしたサイヤ人、随分と息が上がってるじゃないか?もう限界か?」
「へっ、まだまだだ…それにおめえこそ人のこと言えねえだろ?おめえの動きも明らかに悪くなってっぞ」
悟空も体力の消耗で息が荒くなっていたが、ガスの動きも明らかに悪くなっている。
恐らく悟空が肘打ちを入れた足の痛みが悪化し始めてきたのだ。
「ふん、残念だったな。それは貴様の見間違いだ!!」
悟空とガスが力比べをして押し合うが、悟空はガスの額に頭突きを入れて怯んだ隙に何と、口から強烈な気功波を出した。
「ゲホッ!ゲホッ!!」
「き、貴様…っ!」
「へへ、昔闘った奴の真似してみたけど…慣れねえことはするもんじゃねえな」
かつて闘った敵の真似をしてみたが、不馴れなせいで咳き込んでしまっている。
しかし、直撃を受けたガスもかなりのダメージを受けている。
「ふざけやがって…ん!?」
ガスの視界にグラノラを治療しているモナイトの姿が入った。
「モナイトの奴…ヒーリング能力を持っていたのか…余計な真似はさせんぞ!!」
「チッ!!」
モナイトを殺そうとするガスを悟空は何とか羽交い締めにして瞬間移動をする。
移動先はジャコのいた星だった。
どうやら近くの星にジャコがいたようだ。
「ご、悟空か!?」
「久しぶりだな、ジャコ。おめえが近くの星にいてくれて助かったぞ」
「何だここは?」
「さあな、オラも知らねえ星だ。でも、そんなのどうでも良いだろ?おめえの相手はオラだ。余計なことを考えてる余裕はねえはずだぞ?」
「俺に勝てると思ってるのか?まだ分からないのか?俺とお前の実力差が」
「…その割にはおめえは随分と積極的に攻撃してくるじゃねえか、ある程度距離を取ったかと思えばすぐに攻撃してくる…そんなに怖えか?オラの必殺の拳が?」
「……」
「だんまりってことは図星か?ブルーのオラでも痛い目に遭わされたんだもんな、今のオラならどうなるかおめえなら良ーく分かるだろうしな?」
「黙れ」
殴りかかるガスに対して悟空はバックステップでかわす。
「おっと、わりいな。ちょっと本当のことを言い過ぎたみてえだ、おめえも確か瞬間移動が使えるんだろ?なら、どっちの瞬間移動の精度が上かな?まあ、オラが上だけどよ」
瞬間移動先は悟空が今までの宇宙での闘いで会ってきた者達の気を頼りにしていた。
移動の度に2人は激しい攻防を繰り広げる。
「はっ!!」
「ずあっ!!」
互いに渾身の気弾を放ってぶつけると大爆発が起こる。
そして悟空はすぐに瞬間移動をし、ガスもそれを追い掛け、次の星に移動した。
「この俺からは逃げ切れんぞ!!」
悟空に飛び掛かろうとするガスに悟空はある場所を指差す。
それはモナカが運転していた運搬車で運搬していた泥のような物がガスに落とされた。
「ちゃんと周りを見ねえからだ。そこの川で体を洗ってこい。それくれえなら待ってやるからよ」
「黙れ!!」
泥から出てきたガスが殴り掛かり、悟空はそれをギリギリでかわして顎に肘打ちを叩き込む。
「ぐっ!?」
「頭に血が上ってるからそうなるんだ。次はどこへ行くかな?…あそこにすっか」
瞬間移動をする悟空にガスも瞬間移動する。
その先は銀河パトロール本部の銀河王の浴室だった。
そしてガスは移動直後の隙を突かれて浴槽に落とされてしまう。
「良かったじゃねえか、丁度風呂があってよ。」
すぐに瞬間移動をし、ガスは怒りで表情を歪めながら瞬間移動で追い掛ける。
次は銀河刑務所だ。
「だあっ!!」
移動直後のガスに拳を繰り出すがガスはそれを受け止める。
「こんな姑息な手が何時までも通用すると思うな!いい加減いちいち場所を移動するのは止めろ」
「そうだなぁ、でもここじゃオラが本気でやるには狭えな。もう少し広い場所が良いかもな」
因みにここで囚人達からガスの恥ずかしい過去を聞かされた。
何でもサガンボ達とは幼い頃に会っており、その時の恐怖で漏らしてしまったようだ。
「まあ、そんなに気にすんなよ。お漏らしくれえは誰にだってあるさ。オラの子供だってしてたくれえだしな。まあ、3人共うーんと小せえ頃だけどよ。」
悟空の挑発も含めたフォローに囚人達が爆笑した。
「貴様ぁっ!!」
「へへ、怒らせちまったようだな。わりいわりい。」
再び瞬間移動で消える悟空。
ガスも追い掛けてまだ別の場所に。
「おめえは本当に兄ちゃんの言う通りなんだな。別にブウみてえに封印されるようなことはされてねえなら好きなようにすれば良いのによ」
「俺が力を求めたのはエレクのためだ。ヒータを宇宙一の組織にするために俺はエレクの指示に従う」
ガスが放ってきた気弾を悟空は最低限の動きでかわした。
「そっか、随分と兄ちゃんのこと尊敬してんだな」
「エレクは兄弟で一番弱かった俺をここまで鍛えてくれた。エレクのためなら俺は何でもする。」
「なるほど…そう言うことだったんか」
「エレクは絶対だ。」
「大丈夫なのか?そんなに信用して、因みにオラは昔、自分の兄ちゃんに殺されかけたからな…おめえも気を付けた方が良いぞ」
一方シリアル星ではベジータがマキとオイルを締め上げていた。
「残念だったな、確かに奴との闘いでかなりのダメージは喰ったが…それでも貴様らゴミを片付けるくらいの力は残っているぞ」
マキとオイルはモナイトを襲おうとしたが、ダメージで弱っているベジータでも難なく相手に出来た。
ブルーや我儘にはなれないが、ゴッドになれるだけの余力はある。
ボロ雑巾にした2人を遠くに放り投げると未だに動かないエレクを見る。
「す、すまん…」
「謝る暇があるなら治療に専念しろ」
モナイトの礼にベジータは素っ気なく返しながらエレクへの警戒を緩めなかった。
そして悟空とガスは別の星に移動しており、気功波の撃ち合いをしていた。
「はああああ…っ!!」
「ぬうううう…っ!!」
「絶対に負けねえ…!フルパワーだーーーっ!!!」
かめはめ波の攻撃範囲を限界まで絞って貫通力を底上げするとガスの気功波の粉砕して直撃させる。
「やべえな…限界だ…!」
“兆”の姿を維持出来なくなり、せめてブルーの状態になると瞬間移動をする。
移動した先は銀河パトロールの宇宙船。
「さて、やべえな…ブルーじゃあいつの相手は出来ねえ…」
しかし、運良くウイスの気を感知して瞬間移動をするとパフェを食べているウイスの姿があった。
「おや、悟空さん」
「良かった!ウイスさんが下界にいてくれて」
「何ですか急に現れて」
流石にビルスの星では遠すぎて気を探れそうになかったが、下界の星にいたなら何とか気を探知することが出来た。
「…何者だ」
「オラの師匠で、所謂天使って奴だ。ウイスさんすまねえ、ちょっとだけこいつ頼んで良いか?」
「はい?」
「じゃあなガス!」
ウイスの返事も聞かずに悟空は瞬間移動を多用してシリアル星に戻る。
「ベジータ!」
「遅いぞカカロット!」
ベジータはグラノラを車に乗せており、オートミルがロボットの状態となって車を運転していた。
『乗レ!爺さんの家に避難するゾ!』
「おめえ…グラノラの喋る眼鏡か!ロボットになれんのか凄えな!」
「この星の物にしては随分とレベルが高いが…今はどうでも良い…体勢を立て直すぞ」
「おう」
悟空とベジータも車に乗り込んでモナイトの家に避難することにした。
するとウイスからの通信が来た。
『悟空さん、聞こえますか?』
「あれ?オラこれ持ってたか?」
『さっきいらした時に忍ばせておきました。』
「おお…何時の間に」
疲弊していたとはいえ全く気付けなかったことに悟空は驚く。
『全く、人が折角スイーツを楽しんでいる時に…』
「すまねえ、ウイスさんがいるならあいつ悪さ出来ねえし、丁度良い距離にいたもんだから」
『ガスさんは今、そちらに猛スピードで向かっていますよ』
「え゛っ!?あいつ宇宙飛べるんか?」
『そちらに戻るまで地球時間で大体20分程でしょうか』
たったの20分。
それでは悟空とベジータの体力の回復は出来ない。
「20分では…グラノラは治せん…」
そしてグラノラの完治も出来ない。
「ちっ…」
最悪に近い状況にベジータは舌打ちする。
『ところでどうなんですか悟空さん。修行の成果は?』
「後少しってとこなんだ。“兆”ならオラらしく闘えるのが分かったんだ。でも、何かが足りねえ…それさえ分かれば何か掴めそうなんだけどよ」
『悟空さん、ならば私からアドバイスを…内なる声に耳を傾けるのです。あなたは何者なんですか?』
「オラは…何者?」
そう言われて悟空は自分が何者なのかを改めて考えてみた。
地球育ちのサイヤ人で祖父の孫悟飯の孫。
チチの夫で、三姉弟の父親で孫のパンの祖父。
認めたくはないが、ラディッツの弟。
しかし、それ以外のことが分からない。
黙り込んだ悟空にモナイトが話しかけてきた。
「なあ、バーダックの息子よ。お主に見せたい物があるんじゃ」
「えっ」
家に到着し、グラノラをベッドに寝かせるとモナイトが布に包まれた物を持ってきた。
「あった…これじゃ」
布を取るとそれは破損した旧式のスカウターだった。
「スカウターか!」
「バーダックが残していった物だ。これはお主の物じゃ」
モナイトがスカウターを悟空に渡す。
「これが…オラの父ちゃんのスカウター」
「貸してみろ」
スカウターに触れたことがない悟空では状態が分からない。
旧式のスカウターはベジータがフリーザ軍にいた時からも使われていたのでベジータが装着して確認してみる。
「壊れてるな、ただ…音声データが保存された形跡がある」
「やはりそうか、実は壊れていてこの40年間再生出来ておらんのじゃ」
「何のデータが入ってるんだ?」
「ガスと闘っている時の音声が残っているらしいのじゃ。もし音声が聞けたらどうやってバーダックがガスに勝てたか分かるかもしれん」
「ブルマなら治せるだろうが…」
スカウターの修理は高い文明の星とフリーザ軍の技術者かブルマくらいにしか治せないだろう。
地球に戻ることは出来ないのでどうしたものかと悩んでいるとオートミルが手を伸ばしてきた。
『俺に見せてミロ、直接回路にアクセスして俺のスピーカーからだったら再生可能カモ』
早速オートミルがスカウターの回路にアクセスすると、スカウターが起動する。
「パワーが戻った」
ノイズが最初は酷かったが、オートミルのスピーカーから声が聞こえてきた。
悟空に似ているが、悟空より低い声が。
『…流石に今のは…堪えただろう…モナイト!今のうちに出来るだけ遠くに逃げろ!』
「おおっ、バーダックの声じゃ…!」
久しく聞いた恩人の声にモナイトが目を見開く。
『ガスは俺は食い止める。良いか、お前らだけでも生き延びるんだぞ』
“生き延びるんだぞ”
その言葉が悟空の頭に不思議なほどしっかりと入り込んで頭を打ったことで失われたサイヤ人としての記憶が脳裏を過ぎた。
宇宙船の窓から見えた両親の顔と父親がくれた最後の言葉。
“絶対に生き延びるんだぞ”
完全に悟空は思い出した。
両親の声と、自分はあの2人の子供だったことを。
そして音声ではあるがバーダックとガスの闘いを聞く。
やはりガスは本能を解放し、バーダックは圧倒されていたが、それでも実力差を物ともしない闘志と勝利への執念。
モナイトがドラゴンボールを使ってバーダックを避難させようとするがバーダックはそれを拒否。
代わりに悟空とラディッツが育つように願った。
そしてバーダックはとどめを刺されるところをモナイトに救われたが、ガスの攻撃は止まらないがそれでもバーダックは闘いを止めなかった。
ガスとの会話の後にバーダックは見事に進化を果たしてガスを追い詰めた。
会話からして尻尾は千切られていただろうに、何らかの方法でパワーアップしたのだ。
そしてバーダックが最後の一撃を放ってガスを倒すとエレクとの会話と銃声の後、スカウターの記録は終わった。
(キャラ紹介)
“孫悟空”
ドラゴンボールの主人公。
幼い頃に惑星ベジータから飛ばされたサイヤ人の生き残りで三姉弟の父親。
好きなことは修行と戦闘と食事。
悟空がカメハウスに双子を連れていってから物語が始まった。
サイヤ人編では兄のラディッツとの闘いで死亡し、神様の計らいで界王星での修行で大幅にパワーアップしてナッパを圧倒したが、ベジータには界王拳で限界を超えなければ対抗できなかったため、実力では完全に負けていた。
ベジータの大猿化によって窮地に陥るが、悟林達の加勢により何とか勝利する。
界王拳の無理な使用によるダメージは大きく、しばらく入院生活を送ることに。
入院生活中に娘が母親に似ていることとベジータへの頭突きの際に頭に強い衝撃を受けたからか両親の顔を思い出している。
フリーザ編では宇宙船での重力トレーニングが主で悟林との組み手で戦闘力を高め、ギニュー特戦隊を圧倒するが、ギニューのボディチェンジで体を交換されてしまう。
その際は悟林にギニューを倒してもらい、体を取り戻すものの、体が満足に動かせないほどに弱っていた。
因みに戦闘力はこの時点で10万。
フリーザとの決戦では10~20倍界王拳を駆使して闘うものの20倍でようやくフリーザの戦闘力を半分を超えた程度で20倍の反動に耐えきれずに一方的に打ちのめされるが、悟林とベジータ達のサポートを受けて元気玉をフリーザに直撃させるが倒しきれず、フリーザの怒り買ってしまい、ベジータは致命傷を負い、悟林は殺されてしまう。
その怒りがきっかけとなり、超サイヤ人へと変身する。
この時点での最大戦闘力数は320万で超サイヤ人になれば1億6000万になっていたが、変身前のダメージでパワーダウンしていた。
しかしそれでもダメージを受け、フルパワーの反動で弱体化していくフリーザを追い詰めるほどの強さはあった。
ナメック星の脱出後はギニュー特戦隊が攻めていたヤードラット星に不時着し、術の基礎である瞬間移動を習得して地球に帰還した。
地球帰還時に未来トランクスと手合わせをし、彼から未来の情報と心臓病による自分の死を伝えられ、特効薬を渡される。
その後は3年間の間は双子とピッコロとの修行になるのだが、チチの説得のために悟林が提案した超重量装備での農業をすることになった…のだが、この時点で歴史がおかしくなり始めていたことには誰も気付かなかった。
人造人間編の序盤で心臓病が発症し、その状態で超サイヤ人に変身したため病気が進行して戦闘不能になる。
これは恐らく本来の歴史でフリーザとコルド大王を相手にするはずが先に未来トランクスと悟林が倒してしまったので病気の発症が遅れてしまったのだと思われる。
その後は薬を飲んで療養し、復活後は夢の中で仲間の会話を聞いて超サイヤ人を超えるための修行のために現代と未来のサイヤ人達を天界に集める。
最初はベジータ親子を精神と時の部屋の中に入れ、次は自分と悟林で入った。
悟空が眠っている間に修行していたため、ほとんど実力差が無くなっていたため、悟空も最初から全力で修行に打ち込んだ。
体が解れた後は瞑想で自身の力を探り、その際に超1-2に変身し、更にパワーに傾倒した超1-3の変身をするが、同時に超1-2状態から通常の超サイヤ人に戻った悟林との手合わせでパワーに傾倒した形態の欠点を再確認し、超サイヤ人の負担を利用して基本的な修行を続ける地道な方法で強くなることに。
その甲斐もあり、超サイヤ人の状態で超ベジータを上回る戦闘力を手に入れ、更に娘は更に上の段階に到達したこともあり、武道家としても父親としてもとても満たされていた時でもある。
ただ、自分より強くなり、手加減しない悟林との修行は悟空にとって楽しくはあってもかなりキツかったようでしばらくは修行したくないと思わせる程だった。
セルとの試合では一応二番手で出てセルと闘うものの、やはり自分以上の戦闘力とナメック星人の再生能力、フリーザ一族の頑強な肉体、そしてサイヤ人の戦闘センスを持ったセルには加減されている状態で食い下がるのが精一杯でそれでも瞬間移動かめはめ波や連続気弾で反撃するもダメージを与えるだけで終わった。
後は悟林に後を託して降参し、悟林が全力で闘えるようにセルに仙豆を渡して回復させた。
悟林は超サイヤ人2になり、セルを圧倒し、悟空も満足そうに見ていたが、追い詰められたセルがパワーボールで大ゼル化したことで形勢が逆転し、結果として大ゼルは倒せたものの悟林が死ぬことになる。
この時は大ゼルとの実力差がありすぎてサポートしか出来ない状況に自分の仲間の大半が味わった自分の無力さを初めて痛感することになる。
後に復活して超サイヤ人2と同等のパワーアップをしたセルには手も足も出なかったが、悟飯の超サイヤ人2を見て子供の成長を噛み締め、セルを倒した後は悟林を生き返らせようとしたが拒否されてしまい、仕方ないと思いつつも今回のことは悟空にとって二度と忘れられない出来事になった。
因みに双子の出産の際は修行で不在だったが、次男の悟天の出産には立ち会っており、悟天の世話も含めて悟空なりに父性が確立した。
ブウ編では農作業をしながら修行をしていたが、その質と量は原作より劣っており、超サイヤ人2にはなれるが超サイヤ人3にはなれず、ベジータとはほぼ実力が拮抗している。
戦闘のレベルが上がり、超サイヤ人2でさえ雑魚扱いされるため、潜在能力を解放した悟林と悟飯には大きく水をあけられている。
しかし、それでも豊富な戦闘経験を活かして的確なサポートをして悟飯にゴテンクス吸収ブウへの攻撃チャンスを作るものの焼け石に水状態だった。
最後の悟林とブウの撃ち合いでは1日だけ復活したベジータとフュージョンしてゴジータになり、悟林に加勢してビッグバンかめはめ波を放ってブウを消滅させた。
超ルートでは超サイヤ人3になれないのを除けばビルスとの闘いは原作通り。
復活のF編では娘の力を信じていたが、フリーザごと地球を消し飛ばしそうになって慌てて駆けつける羽目に、第6宇宙編でのペーパーテストでは悟林の特訓もあって70点。
最初は原作通りだが、ヒット戦では通常状態→ゴッド→ブルーの順に変身し、ヒットのフルパワーに追い詰められた際は久しぶりの界王拳をブルーの状態で10倍まで引き上げてヒットを追い詰めるものの、ルールの都合で本気で闘えないヒットとの再戦を願いながらブルー界王拳の限界でリタイアした。
未来トランクス編では並行世界のザマスによって肉体を奪われた後に長男夫婦と孫を殺害された。
因みに何故悟林ではなく悟空なのかと言うと神チューブでのヒットとの決着が一瞬だったために、ある程度強さが分かった悟空がターゲットにされた。
そして本編の悟空は未来の悟飯達からもブルマ達が殺されたのを聞いて自分も未来に向かい、ボロボロの未来の孫を見て怒りを覚えてブラックとザマスに挑むものの、ザマスの神通力の力にはどうすることも出来ず、ブラックにベジータが敗れたこともあり敗走することになる。
現代に戻ってからは精神と時の部屋で修行し、パワーアップして今度は悟飯(とパン)を除いた現代のサイヤ人全員で未来に向かうことになる。
ロゼ2に進化したブラック相手に20倍界王拳を発動して闘うが、ロゼ3になったブラックには圧倒されてしまう。
その後は未来の息子達のフュージョン成功のために時間を稼ぐ。
未来悟飯が未来に帰る前の時代が違う双子の手合わせに悟空は2人を誇らしく思うのと同時に未来の息子達の帰還を見届けた。
力の大会編ではビルスの制止を無視して全王の元に向かい、元々消滅予定だった第7宇宙を一応救うことになるが、ビルスを含めて怒られることになる。
しかし、それはビルスと界王神の責任と悟林が一蹴したことでメンバー集めをすることになる。
大半のメンバーは決まり、悟林の提案でフリーザとセルを引き込むことにして閻魔大王と交渉して1日だけ復活させる。
力の大会本番では順調に闘って他の宇宙の戦士を落としていくものの、第11宇宙のジレンには20界王拳のブルーでも歯が立たず、悟林とベジータが順調に進化を重ねていく状況に悟空らしくない焦りが生じるが観客席にいた亀仙人の言葉で今までの師匠の教えを思い出し、身勝手の極意“兆”を開眼する。
“兆”の状態で挑むが、未完成故に精度が低いせいで回避が間に合わず、防御の際にダメージを受けてしまい、攻撃もまた攻撃する一瞬にいくつもの考えが生じてしまい、本来の威力が出せずにいた。
その後は一度“兆”状態を解除してしまうが、ベジータと悟林がジレンに挑んで落とされる中、悟林の残った気を分けられた悟空は再び“兆”に変身する。
その後は身勝手の極意を完成させてジレンと互角の闘いを繰り広げるが、まだ慣れていない影響で変身が解けてしまい窮地に陥る。
そこで悟飯と共闘するが悟飯も落とされてしまい、絶体絶命かと思えばフリーザと17号の作戦でジレンを自分とフリーザごと落として辛勝する。
モロ編ではモロを倒す前までは原作通り。
その後は銀髪の身勝手の極意に自分の意志で変身出来るようになった。
SUPER HERO編では悟林との何度か手合わせで精度が落ちたところを狙われて敗北しており、身勝手の極意の精度を上げるための修行と変身せずとも身勝手を使えるように修行する。
しかし、身勝手の極意では自分の思い通りに闘えないことに歯痒さを感じており、身勝手の極意の別の可能性を模索していく。
グラノラ編ではグラノラ相手に不意打ちを喰らって戦闘不能になり、貴重な仙豆を消費してしまう。
最初は超サイヤ人に身勝手を併用して闘うが不利になり、身勝手の極意で闘うが精度が落ちたところを狙われてしまうが、ギリギリのところで直撃は避け、精度が落ちた身勝手の極意ではかわせないと判断して“兆”に変身する。
回避を捨てて攻撃と防御に“兆”の精度に注ぎ込み、更にサイヤ人の闘争心によって更に単純な戦闘力を銀髪時より高めて反撃するが、“兆”の欠点である体力の消費の激しさは変わらず、スタミナ切れで敗北してしまう。
“かめはめ波or超かめはめ波”
最初の師匠である亀仙人が使っていたのを見様見真似で覚えた亀仙流の奥義。
シンプルかつ強力な気功波で気を一点に集中するために威力はかなりの物。
汎用性が恐ろしく高く、片手で放ったり気弾状、果ては足から放ったり出来る。
後述の元気玉が他人の元気を使い、その上完成に恐ろしく時間がかかるのでこれが悟空が単体で出せる最大火力となるのでこれが通用しない相手には苦戦を強いられることになる。
龍拳
悟空が編み出した武道家の基本中の基本である突きを必殺技の域に昇華させた一撃。
少年期のピッコロ大魔王との闘いで繰り出した最後の一撃をヒントに編み出す。
拳から放たれた龍を象った気で敵を飲み込んで動きを止め、全ての力を拳に一点集中したことで破壊力と貫通力を併せ持った拳を叩き込み、解放する。
その威力は分身体とは言え、ブルーの状態で掠っただけでグラノラを悶絶させるほど。
全ての力を拳に込めるせいで防御が疎かになり、敵に近付かなければ当たらないのでハイリスクハイリターンの必殺技。
“界王拳”
サイヤ人編終盤からフリーザ編の終盤まで使われた戦闘力増加技。
繊細な気のコントロールを要求し、上げた倍率分強くなれるが肉体を超える倍率は肉体にダメージを与えるハイリスクハイリターンな技。
元々は界王が考案した技で悟空が理論上の技であったこれを完成させて後に悟林に伝授した。
フリーザ編終盤の最大倍率は20倍。
超サイヤ人に覚醒してからは使われなくなったが、超ではブルーと併用して使い、力の大会終盤まで使っていた。
コントロール出来るのは20倍、一応出来るのは30倍まで。
後に身勝手の極意を超サイヤ人に併用出来るようになってからは使われなくなった。
“瞬間移動”
ナメック星脱出してから不時着したヤードラット星で習得したヤードラット星人の術の基礎。
人の気配を探知し、その人物の場所に移動する。
見知った人間がいないと駄目と言っていたが、セル編で悟空が会ったこともない新ナメック星のナメック星人の気を頼りに新ナメック星に行けたことから見知った人間がいなくても行けるようだ。
多分安全性の意味で言っていたのだろう。
もしかしたら移動した場所が悟空が適応出来ない場所かもしれないので。
“元気玉”
界王から教わった技でこれも理論しか出来ていなかったのを悟空が完成させた。
全ての生命から“元気”を分けてもらい、それを玉にして放つ技。
威力は集めた元気の量に比例するが、威力が高くなる分、完成に時間がかかると言うデメリットがある。
“超サイヤ人”
フリーザ編で悟林が殺されたことによる怒りで初変身。
この時は慣れていないため、凶暴性が増しており一人称が“オラ”から“俺”に変化し、訛りが消える。
人造人間編では未来より強い人造人間、そして未来から現れたセルの登場と言う事態の悪化によって力不足を感じて悟林と共に精神と時の部屋に入って修行を開始、超サイヤ人を超えることは一応出来たが、パワーに傾倒した形態のためにバランスが悪く、念のための確認で超1-3状態で悟林と手合わせするが普通の超サイヤ人の動きにも追い付けなかったので不採用にして普通の超サイヤ人の方がバランスが良いとのことでこの変身を徹底的に慣らす方向に修行法を変更した。
それにより基本戦闘力が大幅に向上し、フルパワーになった時の戦闘力は普通の超サイヤ人でありながら超ベジータを超える。
超では後に身勝手との併用が可能になるが、一番弱い超サイヤ人であるため精度が身勝手超サイヤ人の中で一番低いため、戦闘力の向上も微妙。
“超サイヤ人2”
セルとの闘いからブウ編までの7年間に開眼する。
この変身で悟林との手合わせやブウと闘ったりしたが基本的に力不足だった。
それでも普通の超サイヤ人では敵わない相手や様子見である程度力を発揮出来る形態として使われる。
“超サイヤ人ゴッド”
ビルスとの闘いでゴッドになるための儀式で到達した姿。
神の気を使った変身の中では最弱の変身だが、その力は破壊神最強のビルスにそこそこの力を出させる程。
究極化の悟林と超2フルパワーのベジータが軽くあしらわれてしまったことから破格のパワーアップなのが分かる。
本来なら厳しい修行の末に使える神の気を儀式で強引に纏って変身した結果、変身が終わると大幅に消耗していた。
後に悟空が神の気を操れるようになってからは消耗の激しさはなくなった。
“超サイヤ人ブルー”
超サイヤ人ゴッドと超サイヤ人を併用した形態。
神の如く強さと肉体を併せ持ち、他の超サイヤ人よりも冷静になれるためか未来予知を思わせる程の高い洞察力を誇る。
界王拳と身勝手を併用しない場合、これが悟空の最強の超サイヤ人。
身勝手と併用することで格上相手にも粘れる程の戦闘力を誇る。
“ブルー界王拳”
超サイヤ人ブルーに界王拳を併用した形態。
神の如く肉体が強化されるブルーだからこそ可能な形態で身勝手の極意に変身出来るまで最強形態だった。
強力な反面、超サイヤ人ゴッド、超サイヤ人、界王拳と異なる気の使い方を同時にするため、失敗した際の自傷ダメージは大きい。
身勝手の極意の変身と身勝手と併用した超サイヤ人になれるようになってからは使うことはなくなった。
“身勝手の極意(“兆”)”
身勝手の極意の不完全な姿。
少々逆立った黒髪と銀色の瞳、そして青白のオーラが特徴。
力の大会で発動し、ジレンとの闘いの際に亀仙人のアドバイスもあって開眼した。
20倍界王拳のブルーでさえ太刀打ち出来なかったジレンにある程度闘える程の強化だが、不完全故に精度が低く敗れてしまう。
二度目の発動で何とか完成形に持ち込むが、やはり不馴れなせいで変身を維持出来なかった。
モロとの闘いでもメルスと修行で自由に変身出来るようになった“兆”で挑むが、燃費の悪さのせいでスタミナ切れを起こして敗北する。
グラノラとの闘いでは精度が落ちた身勝手の極意ではかわしきれないと判断した悟空が自分らしく闘える形態として“兆”に変身した。
完成形の身勝手は悟空の感情を無の領域にまで穏やかな状態を維持しなければならないため、満杯のバケツのように悟空のサイヤ人としての感情が入る容量の余地がなかった。
しかし“兆”ならば不完全故に容量が余っており、悟空の感情が入る余地があり、神の御業を使いながらサイヤ人らしい闘い方をすることが可能になった。
しかし、既に疲弊していたこともあり“兆”の状態を長時間維持出来なくなり、ベジータと交代した。
“身勝手の極意”
不完全だった身勝手の極意が完成した姿。
髪の色は銀髪になり、攻撃と動きは恐ろしい程に最適化されており、防御も相手の攻撃に合わせて勝手に肉体の強度が上がる程で正に神の御業。
しかし、人間である悟空が常に感情を無の領域にまで心が穏やかな状態を維持し続けるのは難しく、初めて変身したジレン戦ではジレンの猛攻による疲弊と焦りにより変身が解除されてしまう。
グラノラ戦では精度が落ちたところを狙われるが、ギリギリで急所を外す。
疲弊した身勝手の極意の精度ではグラノラの攻撃に回避が遅れてしまうので、代わりに“兆”に変身し、回避を最低限にして攻撃と防御に極振りしたような悟空らしい闘い方で応戦する。
因みに身勝手の極意の精度は原作よりも若干向上している。
その理由はこの作品ではサイヤ人編後で自分が何者なのかを僅かに知っていたから。
母親の面影を持つ娘と頭への強いショックのおかげで両親の顔を思い出しているので“自分が何者”なのかを多少理解しているから、ただ本格的に理解するのはバーダックの戦闘記録を聞くまで。
後書き
超が無かったら悟空って記憶を取り戻さずに物語が終わるんだよな…ある意味記憶喪失を放ったらかしにして終了ってのは凄いな鳥山先生…
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