ハッピークローバー

「むらっときて」
「襲われたりとか」
「するかもね」
「そういえばそうね」　
　富美子も言われて頷いた。
「だったら水着の上にエプロンはね」
「なしね」
　かな恵が言ってきた。
「それは」
「そうね、相手は変に刺激しない」
「それが大事だからね」
「夏でも変に露出するなってね」
「それ基本だしね」
　かな恵は富美子に応えた。
「だからね」
「水着の上にエプロンはなしね」
「ちゃんとシャツとスカートかズボンを着て」
　そしてというのだ。
「その上にね」
「エプロンね」
「それがいいよ」
「そうね、ただすぐ遊べる様に」　
　海でというのだ。
「シャツとスカートの下はね」
「水着ね」
「それでいいわよね」
「うん、じゃあそれでいこう」
「そうね、それでね」
　そうした格好でというのだ。
「遊ぼう」
「休憩時間はね」
「そうしましょう」
「やっぱり露出はない方がいいわね」
　一華も言った。
「海でも」
「そうね、幾ら楽でもね」
「露出が多いとね」
「いらないトラブルの元ね」
「そうよね、私最近デニムのミニスカ好きだけれど」
　一華は自分の好みのファッションの話もした。
「生足でね」
「夏らしいファッション？」
「それもかなり短いね」
　ミニスカートでも程度がある、膝から少し上だけのものもあれが超ミニも存在しているのだ。デザインも多彩である。
「それが好きだけれどお母さんに言われたのよ」
「何て？」
「あまり短いのは穿くなってね」
　その様にというのだ。
「お家の中でも」
「そうなの」
「お父さんも男の人だって」
「だから刺激するなっていうのね」
「そう、そう言われてね」　
　それでというのだ。
「どうしても穿きたいなら下にスパッツ穿いて」
「見えない様にしろっていうの」
「そう言われたわ」
「いや、下にスパッツ穿いたらね」
　留奈が言ってきた。　　
「暑いでしょ」
「そうよね、だからね」
「それはなしね」
「だからいつも膝までの半ズボン穿いてるの」
　そうしているとだ、一華は留奈に答えた。
「最近ね」
「デニムのミニが好きでも」
「かなり短いね」　
「それも生足で」
「そうだけどね。あと短い半ズボンもね」　　
　こちらもというのだ。
「お母さんにはよくないってね」
「言われてるのね」
「それで膝までなのよ」　
　その丈のというのだ。