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レーヴァティン

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第二百六十四話 神託に頼るその八

「しかしな」
「そうした奴ってよく言うよな」
「税金の無駄遣いがどうとかってな」
「何かあるとな」
「そうだよな」
「それを言うならだ」
 税金の無駄遣いを批判するならというのだ。
「外道に飯を食わせる」
「住むところに服も与えてな」
「それこそがだ」
 まさにというのだ。
「その最たるものだ」
「俺も全く同じ考えだよ」
「そうした視点からもだ」
「屑はどんどん死刑にすべきだよな」
「この世界なら魂まで消してな」
 そうもしてというのだ。
「消し去るべきだ」
「さもないと本当に税の無駄遣いだな」
「最悪のな」
「そこ死刑廃止を言う連中は言わないよな」
「税金はだ」
「大事なものだからな」
「あいつ等の言う通りにだ」
 英雄はこのことは正当化して話した。
「正しく使いな」
「無駄遣いはしないことだよな」
「だからこそだ」
「屑を養うんじゃなくてな」
「あるべきところに対してだ」
「使うべきだよな」
「堤や橋や学校に使うことだ」
 こうしたところにというのだ。
「何故かああした連中は建築に使うとな」
「即刻言うよな」
「無駄遣いだとな」
「災害用の堤防とかにもな」
「しかしな」
「そうしたものは必要だよな」
「当然軍にもな」
 こちらにもというのだ。
「必要だ」
「普通はそう考えるよな」
「過度の軍備は財政を圧迫するが」 
 それでもというのだ。
「どうしてもだ」
「そっちも必要だよな」
「区分けだの言ってだ」
「馬鹿みたいに予算削減してもな」
「国が動かなくなるだけだ」
「使い道を選ぶことでな」
「その一環としてもだ」
 悪質な罪人共を税で養う様なことをしないこともこの中に入っていることはここでは言うまでもないことだ。
「どうしてもな」
「死刑はしていくよな」
「そうしていく、幸いこの世界ではそうした考えはほぼない」  
「全くと言っていい位にな」
 久志も言ってきた。 
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