イベリス
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第六十一話 ドーナツその十二
「そうしていってね」
「関わらない様にすることね」
「若し縁が出来てもね」
「すぐに逃げることね」
「そこはお願いね」
「わかったわ」
「そうした人は相手も引き込んで」
その様にしてというのだ。
「そのうえでね」
「利用する相手を手に入れて」
「しゃぶり尽してね」
「ポイ、ね」
「絶対にそうするから」
だからだというのだ。
「気をつけてね、それにヤクザ屋さんって最近風当たりが強くて」
「それずっとでしょ」
「いや、最近特に強くて」
そうなってというのだ。
「それで色々な業界から締め出されて悪事もよ」
「出来なくなってきてるの」
「そうした状況だからね」
それでというのだ。
「最近悪質なペットのブリーダーとか引き取り業者の話あるでしょ」
「ペットショップとか問題になってるわね」
「そういう方にね」
「ヤクザ屋さん入ってるの」
「そうみたいよ」
「ペットショップもなんて」
「だから本当に今あの人達大変だから」
何かと監視の目が厳しく悪事を出来ない様にされていてというのだ。
「だからよ」
「ペット業界にも進出してるの」
「というか潜り込んで」
そうしてというのだ。
「稼いでいるのよ」
「そんなことまでしてるのね」
「悪質なブリーダーとかも色々言われてるけれど」
「ヤクザ屋さんの場合もあるのね」
「お店もね」
ペットショップもというのだ。
「だから注意してね」
「ああしたところもなのね」
「その場合があるから」
「気をつけないといけないのね」
「私も最近知ったの」
このことをというのだ。
「あの業界にヤクザ屋さんが関わっていることにね」
「まさかって思うわよね」
「まさかと思ってもね」
それでもというのだ。
「実際にね」
「悪質なブリーダーとかがなの」
「引き取り業者がね」
「ヤクザ屋さんなのね」
「そうだったりするのよ」
「ペットショップも」
「だってそういうのわからないでしょ」
ブリーダーの素性はというのだ。
ページ上へ戻る