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人生コンティニューしたらスクールアイドルを守るチートゲーマーになった

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49話 新たなMission



「扱いが乱暴すぎんだっての、あのオーマジオウ様は!!」
「まぁまぁ、仕方ないじゃないか。我々は我が魔王に従わざるを得ないんだから。」
「全く———————」


轟音を立てながらヘリは進む。現在御殿場上空。目的地は東京銀座にそびえる超高層オフィスタワーの伊口ファウンデーション本部ビル。

そして向かっているのは俺 伊口才とファウンデーション会長の懐でオーマジオウの忠実な僕の黒地祝。


「そういう君も東京に用事があるんじゃないのかい?しかも城を挟んでの対面する会社にさ。」
「まぁな。」


伊口ファウンデーションビルの城を挟んで対面する会社。陰と陽のように正反対の性質を持つ大企業。オハラエンタープライズ。

その社長である小原兆一郎と才たちAqours☆HEROESは内浦と浦の星学院、善意。様々な要因で対立してきた。だがその勢力図もアークが滅亡迅雷.netを作ったことによって、一概に単純な構造で片づけられなくなっているのかもしれない。

そして今日、俺は真意を確かめるためにこの街の20分の1が復興中の東京に赴いているのだ。

今から思い出すだけでも忌々しい。経緯を簡単に説明すれば、小原兆一郎がオハラスペックという眼鏡につけることでAIシステムを扱える機器を暴走させることで人々を操り、東京の街を破壊させた。あろうことか自衛隊の攻撃もそれに含むのだ。

辛うじて人間を稜の持つ眼魂でグレートアイを呼びだして、復活させたが、建物だけはどうにもならなかった。結局思惑通りにその復興にはオハラが大々的に関わっている。権威こそ伊口ファウンデーションに世界でも大きく劣るものの、利益主義で生きているオハラは大きく稼いでいる。



さて、そろそろ東京の街が見えてきた。













—————※—————





「よく来たな........................才よ。」
「で?いきなりこの俺を呼び出したんだ、何かしら重要なことでもあるんだろうな?」
d「まぁ、落ち着け。せっかくここに来たのだ。少しばかり話そうではないか。」
「全く..................」


俺は会長室に置かれていたソファにドスッと腰掛ける。日曜日の7時半ほどの時刻で、日がちょうど登ろうとしている頃。この世界での祖父————————オーマジオウの綺麗に整った白髪は白く輝く太陽によって、より神々しく見える。


「そういえば............」
「?」
「オーマジオウっていうのは他の時空にも存在するのか?」
「え?」
「なるほど、暇つぶしにはいい質問かもしれないな。その問いの答えは肯定だ。」
「じゃあ..............!」
「私————もとい常磐ソウゴは当然パラレルワールド上に無数といるだろうな。どの時空にいようとも、またどんな状態せあろうとも存在している。稀だとは思っているが、こちらの世界に介入することも可能だ。」
「なるほどね...............」


常磐ソウゴとしてのオーマジオウ。俺はまだそれを見たことはない。ひょっとすると一生見ることはないのかもしれない。俺のように仲間がいない1人でただ、仮面ライダーの世界だけでなくそれが存在しない世界を改変させない。全時空の人々を幸せにしたいという願いを直接自分で実行しないのは、自分が反動形成を無意識に行ってしまうからなのかもしれない。


「ところで—————アークの動向はどうだ?」
「先週の滅亡迅雷.netの創設以外は特に変わったことはない。ただ—————俺はそういう平静を機器だと思っている。」
「察しが——いいな。」
「でも、疑問もある。サウザーがなぜアークと手を組んでいるのか—————」
「ほう..............」


オーマジオウは一呼吸置いて、場に少しばかりの緊張をもたらす。そして再び話をし始める。


「お前をここに読んだのは、人に会わせるため..............しかしお前の疑念を晴らすために読んだという裏の理由もある。」
「は?」
「なるほどね————————《《そういうこと》》か。」
「ちょっと、我が主人!!」


俺は祝の制止を無視して、このビルの最上階から地上へと向かう。困惑する祝にオーマジオウは静かに声をかける。


「ウォズよ。」
「我が魔王、私はそんなこと聞いていないのだが———————彼との約束の時間も..............」
「奴が易々と時間を厳守するような奴とは思えんな。それに—————」





〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜





「どういうつもりだ...............私は客人だと言われてこの場所に来たのですが。」
「お前にとって俺は客人じゃないってか?その言葉はそのまま返す。お前は内浦に全くもって必要じゃないからな。」
「調子に乗るな................!」


俺がやってきたのは、オハラエンタープライズ本社にある社員休憩所。この繁栄した都市東京をウッドデッキで、社員たちは見ながら休憩し英気を養うのだ。しかしながらそんな社員はここにはおらず、居るのは御立腹の代表取締役社長の小原兆一郎と俺だけである。


「まぁまぁ、そう怒るなって。確認をしに来ただけだ。」
「君と話すことなど何もない——————」
「そっか..............会社ってのは信用が重要なのになぁ—————」
「何が言いたい?」
「お前を呼び出したのも、全部俺のハッキングだってことさ。その気になればどんなことも可能だと言ってるんだよ。例えば............会社が管理している個人情報とか機密情報を漏洩させることとかな。」
「貴様——————!」


こんなの朝飯前だ。早朝食前だ。全てが茶番。生産性のないことを言う自分につくづく嫌になるくらいだ。もちろんそんなこと実行するはずがない。俺が嫌いなのはコイツ個人であって、会社じゃない。株価が暴落して倒産なんかされたら社員はもちろん、世界全体の経済に影響を及ぼしかねない。それがなければこんな会社はとっとと殺している。


「わかったら、俺の質問に答えろ。」
「ぐっ..............」
「アークとお前が繋がっているのは何故だ?」
「何———————?」
「言い方を間違えたな。お前とアークを繋ぐ《《パイプ管》》となる奴がいるのかどうかって話だ。」
「!?!?—————貴様...........」
「その様子だといるみたいだな。まぁ、察するにおそらくアークの作った滅と同質の存在。最悪の場合、滅亡迅雷.netの1人ということになるが——————」


最後の1文は俺がかけたカマというか、勢いで言ったような言葉ではある。実際そうであった場合、非常に厄介な存在になる。それを炙り出すためだ。

ここに来てサウザーは冷静になって、俺の質問に解答とは言いがたい開き直り答弁で言い返す。


「それがどうしたんですか?どの道アークが人類滅亡に進む事実は変わらない。そう——————これは神話。神が滅亡の方舟(アーク)を使って人類を滅ぼす。旧約聖書と同じプロット。これは定められた運命なのさ。」
「よく言うぜ。元はといえばお前の先祖がアークを生み出したからだ。そして手に負えなくなったアークが小原から離れた。そして数千年の時を超えて今再び同じことを繰り返そうとする末裔が1人ってわけだ。」
「貴様、なぜ先祖の話を知っている?それは魁にも鞠莉にも話した覚えはないが—————」
「そんなことより、俺が持ってきた話だ。質問は確認のうちに過ぎない。俺はお前に忠告をしてやるって話だ。」
「忠告だと?」
「お前がアークに逆に利用されるって話さ。」
「私が利用されるだと?」
「すでに異次元と更新を図っているほどの力—————お前を踏み台にしてこの世界に現れる可能性だって十分考えられる。」


俺の警告に対して、サウザーは考えうる結論だと言わんばかりの顔で俺に言い返す。


「そのために内浦を開発するんじゃないか。」
「何?」
「アークがそのまま利用するでは抑えられないのは確実。だからこそ、アークを見つけ出し、我が社が都合よく利用するデバイスとして機能してもらう。暴走を抑制する装置を作るために内浦を開発する。君たちにも利があるだろ?」
「利があるだと?冗談よせ。そんな装置でアークが止められたらわざわざどこかの地下深くに埋めたりしない。確実性もないような装置のために俺たちの内浦をめちゃくちゃにするなんて間違ってる。」
「だから君と言う奴は(ドゴォン!!——————!!!!」


突然爆音が鳴り響く。爆音も聴き慣れたが、同時にそう言う危機管理にも慣れてしまった。俺は爆発があったであろうウッドデッキの下を覗き込む。

すると何やら一体の4体の怪人がそこら中を荒らしまわっていた。ここはオフィス街のど真ん中..............犠牲者が出てもおかしくない!!!


「おい、サウザー。手ェ貸せ。」
「何だと?」
「いいから来い!!」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜





「オイオイ、アレもお前の会社のパフォーマンスか?だとしたら容赦なく叩きのめすぞ?」
「心外ですねぇ。そこまで私も反社的な人間ではありませんよ。」


もちろん冗談のつもりで言った。逆にアレが本当に意図的に操作して行われていたら、本気で内浦湾に沈めていただろう。

暴れ回っているのは仮面ライダー電王のレオイマジンにカブトのレプトーフィスワーム、ドライブのソードロイミュード、そして響鬼のオロチであった。おそらくオロチが主体となって他に迷惑をかけている。

こんな東京の中央で野放しにしていたら、犠牲者の数が想像もつかない数になってしまう————————と考えていたら、しばらく黙っていたサウザーは険しい顔をして俺に話しかけてきた。


「—————————いいだろう。」
「は?」
「我が社の誠実さをしろしめす良い機会だ。」
「つまり一緒に戦うってことだな?」
「勘違いしないでもらおう。私が最も嫌うのは秩序の乱れ—————今回はたまたま君と目的が合致しただけさ。」
「はいはい..............」

≪ハイパームテキ!≫

≪ゼツメツEVOLUTION! ブレイクホーン!≫


「ハイパー大変身!!」
「変身。」


自分の2本の腕で『ム』を描き、その右手にムテキガシャットをドッキングさせる。サウザーはアメイジングコーカサスキーのボタンを押して、自動展開させそのままサウザンドライバーの右側に差し込む。


≪パッカーン! ムー!テー!キー!≫

≪ハイパームテキエグゼーイド!≫

≪パーフェクトライズ!! THOUSER is born ≫


どちらも黄金。しかし質が違う。無量の光を眩く放つムテキゲーマーと黄金の装甲を纏うコーカサスカブトとアルシノイテリウムが融合した仮面ライダーサウザー。今、2人の初めての共闘がスタートする————————


「さぁ............行くぞ!!」
「ノーコンティニューでクリアする...........!」


適材適所。俺は時間に干渉するクロックアップが使えるレプトーフィスワームとソードロイミュードを相手取る。サウザーはレオイマジンを相手にしたようだが、オロチまで対処できるかどうか———————まずはコイツら2体の対処だ。

早速クロックアップと重加速を使ってきた。もし、重加速に対応できずにクロックアップも使えなかったらなす術はなかったであろうが、リアルはそうじゃない。重加速によってスピードが落ちたワームとクロックアップに対応できないロイミュード。それを蹂躙することなど容易い話。

近距離で攻撃するワームと斬撃を飛ばしてくるロイミュード。レプトーフィスワームは一の腕にくっつけられた剣を俺に浴びせるが、無意味な話。その腕を掴んで、そのままジャブを胸部に喰らわせ、さらに膝蹴りをお見舞いする。

余裕を崩そうと放たれたロイミュードの斬撃が俺にかかってくる。


≪反射! 反射! 分身! 分身!≫


パーフェクトパズルの能力によってエナジーアイテムを2個取りする。そして召喚したキースラッシャーにも2個付与する。7体に分身した俺に当たった斬撃は何故か、2つの斬撃へと増殖する。その斬撃をまた別の俺が2倍させていく————————こうして5㎥四方で斬撃地獄を作り出す。当然これに当たらないわけもなく、八方からの攻撃は体力を大幅に削っていく................




レオイマジンと対峙したサウザーも善戦している。

トゲ鉄球付きのロッドを軽々と振り回すイマジンの攻撃をサウザーは紙一重で避け続ける。深く踏み込んだところを躱し、横胴切りをお見舞いする。

タフネスで耐え、振り返り様にロッドで斬ろうとするレオイマジンであったが、テレポートの魔法で背後に回られ、高熱のマグマの刀身を逆に斬りつける。

さすがはここまでジャックライズで手数を増やしてきたのだ。これくらいやらないで、何をするというのだ。


でもコイツが一体に夢中になってるってことは————————!!!


「オロチが放置されてるじゃねぇかよ!!!対処してくれよ!!」
「私はそんなこと一言も言ってないが!?」
「チッ!!」


≪ズ・キュ・キュ・キューン!!≫


オロチは今にも1階の窓ガラスが壊されている建物を、倒そうと躍起になっている。これが倒れれば被害は甚大。その口から出される炎を吐き出そうとしている.............その前にその行動をキャンセルできれば———————

頼む間に合ってくれ—————!!









バキュン!!











届いた.............いや、その前に誰かが銃撃していた。一体誰が———————


オロチの眼前。すでにそこに立っていたのだ。俺が心配せずともこの東京にも仮面ライダーが————————彼の持っている銃は間違いなくガシャコンマグナム。ガシャコンウェポンの一つに数えられるものだ。

1番最初に目に入ったのは、若々しい顔にミスマッチしたその白髪だ。俺にも白髪は目立たずにある。しかし、彼は全てが白銀。1つ1つに大変なことがあったのだろう。

「こんなところで暴れてんじゃねぇよ。」
「—————————!!」
「お前は..............」
「エグゼイド!」
「え?」
「オレもこのミッション、参加させてもらうぞ。」


≪バンバンシューティング!≫


スタイリッシュなロゴで『BANG BANG SHOOTING』と書かれたゲームスタート画面がホログラムで生成される。ゲームエリアは瞬く間に広がり、新たにエナジーアイテムを配置する。

直感的に俺の製作したバンバンシューティングとは明らかに質が違うと感じる。その次にゲーマドライバーを持っていることにようやく疑えた。

男は髪にジリジリと照りつける夏の光を寄せつけまいとするような白銀がかけられている。おそらく相当な経験の賜物だろう。


ガシャットをクルクル回し、透明部分を下にする。


「変身!」


≪ガシャット!≫

≪ガチャーン! レベルアップ!≫

≪ババンバン!バンババン!バンバンシューティング!≫


ガシャットを差し込んだと同時にベルトのレバーを開く。そしてライダーセレクトを指鉄砲で撃ち抜き、エフェクトが展開される。そのエフェクトは全身をすり抜け、その男の体を蛍光色綺麗なマントを身につけた狙撃手へと変貌させる。—————————仮面ライダースナイプ シューティングゲーマー




——————————————————



「ミッション—————開始!!」


早速、オロチに向かってマグナムを連射する。ハンドガンモードでのガシャコンマグナムは連射性に優れているから一撃は致命傷にならずとも連射によるダメージは堅実である。

しかし、さすがは魔化魍の首領級。いくら銃弾を受けようともびくともしない。逆に巨大な尾による叩きつけがスナイプに迫る。またしかしその攻撃もひょいと避ける。それで諦めることなく、オロチはスナイプを叩き潰そうとするが一向に当たる気配はない。逆に避けながらも着実に銃弾を当てているスナイプからは百戦錬磨の気配がしてならなかった。


「さて............俺も!!って、どこ行った!?」
「君があっちの戦いに気にとられている隙にそちらへ行ってしまったよ。」
「俺としたことが————————そういうことは先に言えよ!!」


サウザーに捨て台詞を吐いて、スナイプの方へ行ってしまった2体を始末しにそちら側に参戦しようとする。だが、2体の方が少し早くスナイプを射程範囲に入れることに成功してしまう。

ソードロイミュードがスナイプに斬撃を飛ばすが——————


「おっと。なかなか危ねぇ攻撃だな。そのお返しに特別なのを食らわせてやる!!」


≪ズ・キューン!≫


ガシャコンマグナムのAボタンを押すことでハンドガンだったものが、銃口が伸び、ライフルへとその姿を変化させる。そしてその引き金をソードロイミュードに向かって引く。

先程のハンドガンモードとは対極の威力。すなわち、連射速度が遅くなる代わりに遠距離も対応できる威力高めの光弾を発射している。

そして今の攻撃は俺が来るまでの時間稼ぎ。動揺するソードロイミュードを背後から蹴り飛ばし、レプトーフィスワームをキースラッシャーで斬り裂く。


「エグゼイド、オレを邪魔をするんじゃねぇ。」
「仕方ねぇだろ!?そっちへ注目は行ったんだから。」
「そこをどうにかしろ。」
「初対面なのになんて態度だよ———————」
「テメェに言われたかねぇがな。」


会話は出来るだけ短縮したつもりだが、それでもオロチはその隙を狙って尻尾で攻撃してくる。俺はスナイプが攻撃するより遥か先に、オロチの首にライダーキックを喰らわせる。そして———————

≪睡眠!≫

エナジーアイテム厄介度No.1とも名高いそれをオロチに与え、その動きを止める。その間、再びクロックアップで俺たちを攻撃しようとしていたワームを捕まえ、多段ヒットを喰らわせ、そのまま地面に叩きつける。

サウザーはレオイマジンをダークキバとは異なる紫色の紋章で拘束し、バラのツタでさらに縛って、そこに超高電圧をかける。十分痛めつけたところで、レプトーフィスワームのところまで吹き飛ばされる。

スナイプは呆気に取られているソードロイミュードにBボタンでの強攻撃を喰らわせる。その体はたちまち2体の元へ———————

今気づいたが、スナイプは本人が戦い慣れしているのもあるがこのガシャットは相当強いと断定できる。ここまでの性能を俺の創ったものでは出せないだろう。


「スナイプ、ここは超協力プレイでクリアしようぜ!!」
「フン、オレに命令すんじゃねぇ。」
「君たち、私が居るってことを忘れていないかい?」
「「忘れてた(即答)」」
「忘れるなぁ!!」
「はいはい(適当)。じゃ、先にコイツらを片付けるぞ!!」


≪デンカメンソード!≫


サウザーがサウザンドジャッカーで束なった3体を上下からの紋章で挟み込む。その隙を召喚した仮面ライダー電王の武器 デンカメンソードで1体づつ超光速で切り刻んでいく。

一通り斬り終わったところで、3体を挟むようにして俺とサウザー・スナイプが配置する。


ここで一気に決める!!



≪リュウ・ガン!≫

≪ジャックライズ! JACKING BREAK!≫


デンカメンソードの4つの仮面を一回転させ、電車のレールへ紋章に拘束されている3体を誘う。4つの駅のホームの待機音と共に、サウザーと俺は剣を銃のように勢いよく発射できるようにして構える。そして————————


「フン!!」
「電車斬り..........かっこ悪いから『デンカメンショット』!!!」


センスあるかは知らないが、この技の電車(ドラゴン)とサウザーのファイヤーアイスドラゴンは、レール上でクロスして3体を宙に浮かせる。それを待ってましたと言わんばかりにスナイプは初めて目にかかるガシャットを用意する。


「お前には特別だ。とっておきを喰らわせてやる。」


≪バンバンタンク! ガシャット!≫

≪キメワザ!≫


ゲーム名が名乗った通りに、スナイプの背後に巨大な戦車が現れる。スナイプの鋭い眼光はその照準を宙に浮いている3人に合わせて——————————












≪BANG BANG CRITICAL FINISH!!≫









運命を祝う祝砲が上空に上がる。













 
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