まぶらほ 最強にして最高のメイドの主人
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第三十二話 風邪にご注意 (前編)
前書き
とりあえずこれでまぶらほの方は移動が完了しました。
来週か来月あたりから少しづつ更新していきたいと思います。
和樹「あ~~~~~だりぃーーーーーー」
昨日の酒が原因で二日酔いだけではなく・・・風邪も併発させてしまった。
二時間前・・・・・
最初に気がついたのがエスカレード(今日の当番)で和樹を起こしに来た時に和樹の様子がおかしい事に気付き熱を測ったら三十九℃もあることに驚きすぐさまリビングにいるリーラに報告すると物凄い速さで和樹の部屋に向かう
この時リーラは昨日の事を後悔していた酒を持っていったことと大丈夫だろうと思い和樹をベットに運び、寝かせ一人にしたことを・・・・
和樹の部屋に付いたリーラはまず和樹に頭を床に擦りつけ土下座した。
リーラ「私の職務怠慢が和樹様を苦しめることになって申し訳ございません!!
和樹様のご病気が治られましたらどのような処罰もお受けします!!」
たかが、風邪でオーバーだなと思っている所に今度はいろはも来てリーラと同じような事を言って頭を床に擦りつけ土下座する。
和樹「昨日の事は気にするな・・・元を正せば調子に乗って酒を飲みまくったことが原因なんだし・・・」
リーラ「しかし!・・・私がワインなど持ってこなければ和樹様は!!」
和樹「はぁ~~~~真面目だな~~~お前等はとてもじゃないが俺には真似できないな
・・・・・じゃあ風邪が治ったら何でもいいから美味いもんを作ってくれリーラといろはの二人でな・・・それが罰だ・・・後これ以上ガタガタぬかすとマジで怒るからな」
厳しい言い方だが優しさを含ませた言葉に二人は涙目になり和樹に一礼し部屋を出る
和樹の風邪を治すために・・・
リーラの行動は早かった初音島で一番腕のいい医者に和樹を見てもらい、風邪の間の食材管理や健康管理にはプロのベテランナース以上の行動をした。
当然学校に行けるはずがなく和樹は自室で惰眠・・ではなく安静にしている。
医者にこの屋敷に来てもらい和樹を診てもらった結果二、三日は安静にしているようにと
言い医者は帰った。
そして現在
和樹「マンガもゲームも飽きたしどうすっかな・・・・寝ようにも寝付けないしな」
コンコン
何をしようかと考えていると部屋のドアをノックする音が聞こえ
横になっていた体を起こす。
エリート「マスター・・・体を拭きに来ました。」
和樹「体を拭きに?」
エリート「はい、汗をかかれてていると思い準備しました。」
和樹「そうか・・わざわざありがとな。」
エリート「それでは失礼します。」
おもむろに和樹に近づき服を脱がそうとする。
和樹「・・・・なぁ・・・エリート・・」
エリート「なんでしょうか?」
和樹「なんで俺の服を脱がそうとするんだ?」
エリート「今のマスターは病人です・・・
ですから私がマスターの体を拭こうと思いまして・・」
和樹「そうか・・・・っておい!自分でやるからいいよ」
エリート「マスターの意見は却下されました・・・それでは、失礼します。」
和樹「俺は無視かよおい・・・」
和樹の話を無視し素早い動き和樹の背後に周り服を脱がす。
和樹の汗と表情は変わらないが始めてみる和樹の背中に興奮しつつ持ってきた水桶にタオルを付け濡らしタオルで和樹の背中を拭く。
和樹「気持ちいい~~~~~」
エリートのマッサージにも近い体拭きをしてもらっているとあることに気付いた。
和樹「なぁ・・・」
エリート「なんでしょうか?」
和樹「何かさっきからカメラのシャッター音みたいなのが聞こえないか?」
エリート「(流石私のマスター勘がいいですね)ただの幻聴です気のせいです。」
和樹「そうか・・・気のせいかな」
腑に落ちないがとりあえず納得するが小さい音でまだパシャパシャとカメラのシャッター音がするが面倒なので気にするのをやめる。
和樹が聞こえていた音は気のせいではなかった。
エリートの眼は自分の意志でカメラのレンズに変えること可能でこれで和樹の生背中をカメラに収めていた。撮った写真はエリートの頭の中にある電子頭脳に全て保存されていた。
エリート「(はぁ・・はぁ・・はぁ・・マスターの背中・・はぁ・・さ・・最高です・・・・
匂いも・・はぁ・・・最高です・・癖になりそうです・・はぁ・・はぁ・・・)
それではマスター次は前の方を失礼します。」
和樹「あ・・ああ」
エリートの言葉に従いエリートの方を向く。
エリート「それでは失礼します。」
今度は前を拭き始める
ここでもエリートは・・・・・
エリート「(はぁ・・はぁ・・せ・・背中も・・・す・・・素晴らしい・・はぁ・・です・・が・・・前も・・・はぁ・・はぁ・・・中々・・・・ああ・・・マスターの・・胸板・・・
さ・・流石は・・・わ・・はぁ・・私のマ・・・・・マイ・・マスターです・・・)」
邪な考えを頭の中で張り巡らせていた。
この時もエリートは自分の眼をカメラに切り替えしっかり撮影していた。
和樹の胸板を見てエリートの頭の中に一つ考えが浮かんだ。
腹の方が終わったので今度は脇腹の方を拭こうとすると手が滑る。
エリート「きゃぁ!」
和樹「エリート!」
バランスを崩したエリートは和樹に抱き付く。
実はこれはわざとで和樹に抱き付きたいがためにエリートが考えた小芝居なのだ。
エリート「(ああ・・・逞しい・・・・・やっぱり・・はぁ・・はぁ・・・
マスターの・・・はぁ・・はぁ・はぁ・・・か・・・・体は・・・はぁ・・・
さ・・さ・・い・・こうで・・す・・・・)」
和樹の体の感触を堪能していると・・・
エリートの中の妄想スイッチがオンになってしまった。
妄想(エリートversion)
和樹「やっぱりお前は最高のメイドだお前さえいれば後は何もいらない。」
エリート「私もです・・マスターのためなら私の全てをマスターに捧げます。」
和樹「エリート!!愛してる!!!」
思いっきり抱きしめる。
エリート「マスター!!・・・私もマスターの事を誰よりも愛しています!!
・・・・ですが・・・」
和樹「??」
ゆっくり和樹から離れ悲しい目で和樹を見つめる。
エリート「私はロボットです・・・ロボットの私を愛したらマスターは・・・んっ!!」
言いきる前に唇でエリートの口を塞ぐ。
エリート「う・・う・・はぁーーーま・・マスター何を・・・・」
和樹「誰が何を言おうと何を思おうとも関係ない。
エリートがロボットってことも関係ない。おれは・・・おれは・・・
エリートが好きだぁーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺のこの気持ちは一生変わらない!!!」
エリート「マスタ~~~~マスタ~~~~!!!!!!!!」
嬉しさのあまりに今度はエリートの方から抱き付く。
和樹「エリート・・・・」
エリート「マスター・・・」
二人はゆっくり見つめあい唇と唇がくっ付きそうな所で・・・・・・・
妄想終了
そして現在
和樹「おい・・・お~~~~い・・エリート?・・大丈夫か」
抱き付いたままいきなり無表情でしかも目に光がなくなり動かなくなったエリートを心配した和樹はエリートを離し体を揺さぶるが全然目覚める気配がない。
和樹「どうしたらいいんだ?パンテーラかエクセルを呼んだ方がいいかな・・」
あの二人の事だから呼んだらすぐに来るだろうと思い呼ぼうとすると・・・
エリートの両耳に付いているイアバイザーが開き煙が噴出する。
和樹「おわっ!?・・・な・・なんだ!?」
煙が止まりイアバイザーが閉じるとエリートの目に光が戻る。
エリート「・・・・・わ・・・私は一体何を・・・」
和樹「気がついたか・・・心配したんだぜ。」
エリートは全て思い出した。
思わず普段一人の時に使っている妄想スイッチをあろうことか和樹の目の前でオンにいてしまったことを・・・・
妄想スイッチをオンにすると自分一人の世界に入ってしまうため常に自分一人の時に使っている。
そして、妄想の内容も全部思い出し・・・・・・
エリート「!!!!!??????(顔真っ赤)」
和樹「ど・・どうした?・・大丈夫か?」
様子がおかしいエリートに声をかけると・・・・・
エリート「マ・・・マスター!!し・・失礼します!!」
持ってきた物をすべて持っていき物凄い勢いで和樹の部屋を後にする。
和樹「な・・なんなんだ?一体?」
あまりの事に訳が分からなくなる和樹であった。
一方エリートは自分の部屋に向かい全力疾走で入っていた。
エリート「(私は・・私は・・私は・・・マスターの前で何と言う醜態を!!!)」
走りながらさっきの事を猛烈に反省していた。
シェルビー「あ・・・エリート!ご主人様の様子はどうだった?」
エスカレード「熱はだいぶ下がっているはずなんですけど・・・」
声をかける二人を無視してエリートは二人の間を突風の様に抜け走り去っていく。
エスカレード「な・・なにかったのかしら・・・」
シェルビー「さぁ・・さぁーーー・・・それより早くご主人様の所に行った方がいい気がする。」
エスカレード「そ・・それもそうね・・・うん・・そうしましょう」
さっきあったことをなかったことにいて二人は和樹の部屋に向かう。
エリートは自分の部屋に付きベットに飛び込むと枕に顔を埋め和樹の前で仕出かした失態を恥じるのと同時に和樹に抱きついて感触と匂いを思い出していた。
後、和樹にばれないように撮った写真で自分を慰めようとするが・・・・・・
エリート「ああああああああ!!!!!!!!!!!!!」
撮った写真の全てが消えていた・・・おそらく、妄想スイッチをオンにした時、妄想に熱が入りすぎたためメモリーがショートしその影響で消えたのだろう。
あまりのショックにベットの上で横たわり体が痙攣したかのようにピクピクする。
哀れ策士策に溺れたエリート・・・・・
ちょっと酷いかもしれないがこの言葉しか見つからない。
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