レーヴァティン
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第二百五十二話 統一を経てその十七
「マイナスでないならな」
「そうじゃのう」
「残念だが今の日本の教師はだ」
「マイナスの奴が多過ぎるぜよ」
「ブラック企業の経営者の様な奴がだ」
「多いぜよ」
「そんな奴には近寄らないか」
若しくはというのだ。
「逃げることだ」
「その通りぜよ」
「まさにな」
「私はそうした先生には合っていませんが」
良太が言ってきた。
「しかし」
「そうした奴は実在する」
「学校の先生に」
「だから日本の教育は崩壊しているのだ」
問題のある教師があまりにも多い為だ。
「ブラック企業は起業の問題だが」
「教育についてもですね」
「見られる」
「そうですね」
「そしてあの様な連中になることはな」
「あってはならないですね」
「そうだ、幕臣も民もだ」
全てというのだ。
「家畜までもな」
「使い捨てにせずに」
「大事にしていく、しかし生徒をものとして扱う奴が出世していく」
教頭ひいては校長になっていく、一般社会なら懲戒免職になる所業を繰り返してもそうなるのが日本の教育界なのだ。
「腐る筈だ」
「日本の教育が」
「腐った奴が残りだ」
「出世してですね」
「指導していくのならな」
そうなってしまえばというのだ。
「腐る筈だ」
「そうならない筈がないですね」
「ヤクザでも下の下以下だ」
今言った様な行いをする輩はというのだ。
「精々鉄砲玉だ」
「それで終わりですね」
「粗暴なだけで品性も教養もなく」
そしてというのだ。
「人格もないならな」
「裏社会でもですね」
「何にもなれない」
それこそというのだ。
「だから只のだ」
「鉄砲玉で終わりですね」
「組織も重く用いない」
そうした輩はというのだ。
「決してな」
「だからですね」
「鉄砲玉にしてだ」
「自分が使い捨てにされますね」
「生徒に期待していないと言って切り捨てるならな」
それこそものの様にだ。
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