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ヤンキーギャルの別の顔

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第二章

 昼食を食べつつ話をした、二人共購買部で買ったパンと牛乳だったが。
 自分のサンドイッチを食べつつだ、真理愛はコッペパンを食べる燈子に話した。
「バイト代いいからな」
「あそこでアルバイトしてるの」
「学校から許可は得てるよ」
 真理愛はそこは断った。
「校則違反じゃねえからな」
「だから大丈夫なのね」
「健全なお店だしな」
「あそこはそうよね」
「しかしな、あそこで会うなんてな」
 真理愛は燈子にしまったという顔で話した。
「ったくよ、どうしたものだよ」
「別に校則違反でないなら黙っている必要ないんじゃ」
「それでも恥ずかしいだろ、しかしな」
「しかし?」
「委員長ってああした場所好きなんだな」
「大好きよ」
 燈子も否定しなかった。
「隠さないわ」
「そうなんだな、けれどな」
「けれど?」
「ああしたところってコスプレもあるけれどな」
 真理愛は自分のことから話した。
「委員長も」
「えっ、わかるの?」
「わかるのってまさか」
「実は」 
 燈子はここでだった。
 自分のスマートフォンの画像を出した、そこには。
 ある有名なアニメキャラのコスプレをしている彼女がいた、燈子は自分のその姿を見せてこう言った。
「コミケでね」
「そうした格好するのかよ」
「隠してないけれど」
 それでもというのだ。
「好きなの」
「やっぱりそうか」
「私ブスだけれど」
「って何処がだよ」
 真理愛は燈子の今の言葉は即座に否定した、それも全否定だった。
「委員長可愛いぜ」
「そう?」
「目大きくてな」
 画像の燈子はそうだった、眼鏡を外すと大きな澄んだ垂れ目がそこにあった。
「色白で胸も大きくてな」
「それでなの」
「お人形さんみたいだぜ」
「そうなの」
「いいんじゃね?あたしだってメイドしてるしな」
 それでというのだ。
「もうな」
「私もなのね」
「そのままいってもな」
 それでもというのだ。
「いいだろ、別に犯罪やってるわけじゃねえだろ」
 真理愛はこのことを話した。 
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