オズのホボ王子
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第十幕その九
「学問も進む」
「学問で頭が疲れるとだね」
「その時はだね」
「寝るか身体を動かすか」
モジャボロと弟さんに答えます。
「そうしてだよ」
「気分転換をして」
「頭をすっきりさせて」
「そしてあらためて学ぶと」
そうすればというのです。
「学問が進むからな」
「だからだね」
「ダンスゲームもいいね」
「本を読む合間に」
そうして学問をしてというのです。
「そうしよう、ではね」
「皆でダンスゲームをするんだね」
「そうするんだね」
「うん、そうしよう」
こうして教授もでした。
皆と一緒に楽しく遊びました、順番でダンスゲームをして勝負もしてとても楽しく遊びました。するとです。
リンキティンク王が一番でした、それでジョージ達五人は王様に言いました。
「凄かったです」
「もうダントツだったじゃないですか」
「右に左に上下に跳ねて」
「リズム感もあって」
「センスが違いますね」
「ほっほっほ、わしはいつも歌って踊っておるからのう」
王様は五人に笑顔で答えました。
「だからじゃ」
「いつもしているからですか」
「だからお上手なんですね」
「それもずっと出来るんですね」
「体力もあって」
「それでなんですね」
「左様、ダンスをしていると上手になってじゃ」
ダンス自体がというのです。
「体力もつく」
「そういうことですね」
「だから動けるんですね」
「それもずっと」
「体力も備わるから」
「それで、ですね」
「そうじゃ、そしてダンスの後はじゃ」
その後はといいますと。
「食事が最高じゃ」
「そうなんですよね」
王子が笑顔で応えました。
「身体を思いきり動かすので」
「そうじゃな」
「しかも王様は何時間もダンスをしますから」
「毎日な」
「他にもあれこれと遊んで身体を動かすので」
「もういつも腹ペコでじゃ」
そうなっていてというのです。
「食べて飲んでもじゃ」
「楽しめますね」
「うむ、それで昨日の夜はハンバーグを食べた」
こちらをというのです。
「そしてそれがじゃ」
「美味しかったですね」
「うむ」
実際にというのです。
「最高じゃった、他にはクリームシチューとジャーマンポテトもあったが」
「そちらもですね」
「とても美味しかったぞ」
そうだったというのです。
「実にな」
「それは何よりですね」
「ハンバーグは元々好物じゃが」
そうであるけれど、というのです。
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