新ヘタリア学園
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第千九百七十話 寒いが
第千九百七十話 寒いが
「寒かっ!!」
「はい、ですがそれでもです」
穏やかな外見の北海道が黒田さんを迎えて言ってきました。
「黒田さんが来てくれて嬉しいです」
「おいなんかでよかでごわすか」
「いいどころでないです」
北海道は嬉しそうに言います。
「凄い人だと聞いていますので」
「そうでごわすか」
「これから宜しくお願いします」
「そこまで言ってくれるならでごわす」
黒田さんも感激してでした。
早速お仕事にかかります、開発と開拓を進めてです。
現場の開拓民の人達のところに来てお話をするのでした。
「ここはこの作物がよかと思うでごわす」
「えっ、直接来られたのですか」
開拓民の人はこのことに驚きました。
「黒田さんが」
「何かあるとよ」
「いえ、一番偉い人が」
「そんなことは関係なかばってん」
こう言ってでした、黒田さんはそんなことは構わないというのです。そのうえで忙しい中現地指導もするのでした。
第千九百七十話 完
2022・5・23
ページ上へ戻る