八条学園騒動記
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第六百五十二話 打ち上げの時にその三
「そっちはね」
「そのままか」
「うん」
実際にというのだ。
「変わらないよ」
「ならいいな、じゃあ俺も次はウイスキーだ」
「それじゃあお酒交代だね」
「俺達でな、それでフランツはな」
ここでまた彼を見るとだった。
「今もワインだな」
「ずっと飲んでるね」
「それでいい、肴もな」
「チーズ食べてるね」
「ワインに一番合うのはな」
「チーズだよね」
「ワインは魔法の酒だ」
タムタムは真顔でこうも言った。
「だから何にでもだ」
「合うよね」
「白だと魚介類でな」
「赤だとお肉だね」
「パスタや中華料理にもだな」
「赤だね」
「青や黒、緑、紫のワインもあるが」
この時代では色々そうしたワインもあるのだ、使う武道の種類によってそうなる。
「こういうのはどっちかというと赤に入るな」
「合うのはね」
「そして白は他は和食だ」
「そうだよね」
「ロゼは中間だ、兎に角な」
「ワインは何でも合うね」
「最高の酒だ」
タムタムはこうも言った。
「本当にな、そしてだ」
「チーズにもだね」
「よく合う」
こう言うのだった。
「ワインはな」
「というか最強の組み合わせだよね」
「ワインとチーズはな」
「もうこれ以上はない」
「そこまでだな」
「チーズも色々あるけれど」
「どのチーズもな」
それこそチーズならというのだ。
「ワインと最高に合う」
「そうなんだよね」
「あんないいものはない」
「ワインの肴にね」
「それで俺も好きだが」
「フランツもなんだ」
「好きだ、あいつは俺のアドバイスを聞いてくれる」
フランツのことも話した。
「酒は飲まない日を多くしてな」
「飲むならワインだね」
「それが一番でな」
身体のことを考えると、というのだ。
「そしてだ」
「肴もだね」
「チーズがいいと言うとな」
「チーズを食べているんだ」
「そしてだ」
タムタムはさらに話した。
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