ポテト投げたら爆発したwww
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むかつく父さんとジャガイモ
しばらくすると、広い畑についた。その畑の一角に、ビニールハウスがあった。
「さぁさぁ、こちらがその畑でぇす♪」
「うぜぇよ」
前から見ていてくれる人はわかると思うが、このむかつく人が、俺の父親。突っ込みを入れるのは俺。そしてそれを見ていることしかできないかわいそうな友人、広人
ここはどうやら、父さんの研究所の一角でもあるらしい。父さんの研究は、陸・海・空と幅が広いため、何の研究をしているのかさっぱりわからないが、このジャガイモも、きっと父さんが研究しているのだろう
「じゃ、早速ほってみてくれ」
俺たちは父さんに言われるまま、望んでもいないジャガイモほりをすることになった。俺たちはスコップを渡され、ずっと土を掘っていった。すると、見た目はまったく普通のジャガイモがでてきた
「これが本当に爆発するのか?」
広人は、ジャガイモを手にとって見ていた
「気になる?気になるよねぇ!よし、じゃあ外に出て確かめてみよう」
「気になるとは誰も言ってねぇだろ」
・・・・・外
「じゃ、広人君、早速投げてみてくれたまえ」
広人は、父さんに言われるまま、ジャガイモを投げようとした
「待て!友人のお前を危険な目に合わせるわけには行かない!」
俺はそういって止めた。すると広人は笑って答えた
「大丈夫だよ、俺が野球部って忘れたか?」
広人の言うとおり、広人は野球部だ。野球部は、その坊主頭から、女子に「ジャガイモ」と呼ばれている。まぁ、だからといって広人は坊主ではないのだが、野球部=坊主のイメージを守ろうとしているのか何なのか・・・・まぁ、多分遠くまで投げることができるからだと思うが・・・・
「じゃ、行くぞ!」
そういって、広人はジャガイモを投げた
次の瞬間!
ドゴォーーーーーーーンッ!!!!!
「うわぁ!」
大きな爆音とともに、激しい爆風がふいた。俺は何とか大丈夫だったが、広人は、その衝撃で後ろに倒れてしまった
「おい、どんだけ危険なものなんだ・・・・・」
俺は、そうつぶやくことしかできなかった。しばらくしたあと、俺は父さんをにらみ、せめた
「おい、広人倒れちまったじゃねぇかよ!どうしてくれるんだよ、お前大人だろ?!」
「AHAHAHA!!大丈夫さ、死んでないし」
「なんだよその笑い方!死ぬか死なないかの問題じゃないの!!」
「いやぁ、彼はすごいねぇ。本当なら気を失っててもおかしくないのに、しりもちだけですんでるよ~HAHAHAHA!!」
「いや、気はうしなってないけど、しりもちじゃないからね?倒れたからね?!」
「いやぁ、マジだよ、マジ。あぁ、ごめんね~広人君。でも、すごいだろ?」
「ジャガイモのほうほめてんじゃねぇよ!まったくお前って何なんだよ!」
「あの~」
そんな俺と父さんの言い争い(といっても父さんは怒ってる様子はないんだが)に、広人が入ってきた
「いや、すごいですね!ジャガイモ!あ、洋介、俺は大丈夫だから、お父さんせめなくてもいいよ。俺だって野球部だから、坊主じゃないのにジャガイモって言われてるし。あ、洋介君のお父さん、その笑い方どうするんですか?」
「え、そこに食いついてくれる?ありがたいねぇ!えっとねぇ、おなかから声を出して、若干外人風に笑うんだよ。そしたらAHAHAHAHA!!!って笑い方になるんだ」
「やってみますね・・・・あ、あはは、AHAHAHAHAHA!!」
「おぉ、できてるできてる!じゃあ、一緒に笑おう!大変なことがあったときは、笑うのが一番だ!」
「「AHAHAHAHAHAHAHAHA!!!」」
広い畑に、父さんと広人の笑い声が響く。
俺は、完全に取り残された
まぁ、広人が大丈夫なら、それはそれでいいだろう
「「HAHAHAHAHAHA!!!ふぅ~・・・・・HAHAHAHAHAHA!!!」」
息継ぎするくらいならもうやめろよ。なんて思いながら、俺はその様子を苦笑いしながら見ていた
すると父さんが、急にこっちを見てこういってきた
「みんなは、普通のジャガイモを投げないようにしよう!食べ物は粗末にしちゃいけない!」
「じゃあ、広人に投げさせんじゃねぇ!!!」
俺は父さんに一発とび蹴りをくらわした
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