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外食からお弁当に

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第二章

 吉能は大輝に昼は自分が作った弁当、野菜や魚やササミをおかずとしたそれを手渡して食べさせた。すると。
 夫は徐々に腹が小さくなっていきコレステロール等もだった。
「いや、この前の健康診断でね」
「よくなったわね」
「そうなったよ」
「そうでしょ、毎日外食でよ」
「ラーメンやハンバーガーや牛丼はよくないわね」
「それにあなたお家でポテトチップスとかジャンフクフードもよく食べてたけれど」
 こちらもというのだ。
「果物にしたでしょ」
「飲みものも炭酸から牛乳や豆乳にしたね」
「食べものに気をつけないと」
「いつもジャンクフードじゃ駄目だね」
「そうよ、太るし」 
 そうもなってというのだ。
「コレステロールとか脂肪にも悪いから」
「それでだね」
「時々にして」
 そうしてというのだ。
「いつもは食べないことよ」
「そうすることだね」
「そうよ、じゃあお腹も小さくなったし」
 夫のすっかり小さくなったそれを見て微笑んで話した。
「そろそろね」
「子供をだね」
「作りましょう、お腹が出てた時より動きやすくなったでしょ」
「身体の調子もよくなった感じだよ」
「だったらね」
「今夜からでもね」
「出来る様にだね」
「していきましょう」
 妻は笑顔で言った、そうしてだった。 
 この日からはそちらも頑張った、すると翌年二人の間に男の子が出来た。大輝は健康になってそうしてだった。
 子供も得た、それで妻に言った。
「これからも食生活はね」
「気をつけるわね」
「そうするよ」
 こう言うのだった、そして妻が作った弁当を受け取って出勤するのだった。その弁当も非常に健康的であった。もっと言えば美味かった。


外食からお弁当に   完


                 2022・1・21 
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