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東方絆日録 ~ Bonds of Permanent.

作者:福岡市民
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融合編
  初顔合わせ④

霊夢「おのれ…。よくも私の可愛い餃子ちゃんを食べてくれたわね!」

魔理沙「食い物の怨みほど恐ろしいものはないぜ?」


霊夢はお札をちらつかせ、魔理沙はミニ八卦炉を構えてルーミアを脅している。


ルーミア「きゃーこわーい。ぼーりょくはんたーい」(←棒読み)

魔理沙「カチンときましたよ今。魔理沙さん怒っちゃったよ!後悔しても知らねえぜ?」

翔「なあ、魔理沙のキャラおかしくねえか?」

アリス「あれはぶちギレた証拠よ!みんな避難して‼︎」


\ギャーギャーワーワー/


魔理沙「うるせえ!外野は黙ってろい!」

一同「はい…」

魔理沙「もう怒ったぜ!“恋符”ーーー」

紫「ちょーいと待ったァー!」

魔理沙「ましゅうううう⁉︎」


魔理沙がルーミアにマスタースパークを放とうとした瞬間、いきなり紫が魔理沙の目の前に現れた。


紫「何よその“ましゅうううう”ってwww」

魔理沙「お前のせいで噛んだんだよ!…はあ、もうどうでもよくなった」


魔理沙が投げやりに言った。


霊夢「ちょっと魔理沙!餃子の敵討ちは⁉︎」

魔理沙「気が引けたからいい」

霊夢「だったら私が…!」

紫「どうどう。食べてしまったものは仕方ないでしょう?だから餃子パーティーの代わりにーーー」


スキマから大吟醸を取り出して言った。


紫「酒盛りでもいかが?」



ーー
ーーー


現在、元からいた8人+紫で酒盛りをしている。
飲めや歌えやの大騒ぎのなかでただ一人、敏久だけは酒に手をつけようとしなかった。


翔(・・・。)


それを心配した翔が敏久のもとへやってきた。


翔「どうしたんだよ敏久?下戸なんか?」

敏久「いや、未成年だけえ酒はまだ飲めないんだ」

神奈子「幻想郷では常識に囚われちゃいけないんだよ?ほら、にっしーを見てみなよ」


ーーーー


(西)「あっ、このお酒甘口で飲みやすかですね!」

紫「でしょう?もう一杯いきなさいよ♪」トクトク

(西)「はい、いただきます!」グビッ

紫「いい飲みっぷりね。惚れ惚れするわー」


ーーーー


敏久(西村、酒強いんだな…。)

紫「さあさあ、敏久もこっち来て飲みなさいよ♪」


敏久に気づいた紫が酒の入った徳利とお猪口を差し出した。


敏久「じゃあ、ちょっとだけ…」



ーー
ーーー


一時間後、敏久はすでに酔い潰れていた。
他にはルーミア、アリス、魔理沙、諏訪子も酔い潰れている。


紫「あらあら、情けないわねえ。西村さんはあんなに元気だというのに…」

翔「その西村さんもかなりベロベロだけどな」


~~~~


(西)「霊夢ぅー。巫女がそげな格好していいと思っとうとやー?」

霊夢「何よ、別にいいじゃない」

(西)「その脇で賽銭アップば狙《ねろ》うとうっちゃろうが。ウチには分かるっちぇー?」

霊夢「ごめん、何て言ってんのかあまり解らないんだけど」

(西)「あーん?」

(東)「まあまあ早苗さん、落ち着いてーーー」

(西)「早苗ー!」

(東)「きゃあっ⁉︎」


(西)は(東)に勢いよく飛びついた。


(東)「あ、あのー、早苗さん?」

(西)「おう、しゃなえー。このやらしか膨らみは何や?」


(西)は(東)の胸を小突き始めた。


(東)「ひゃん!ちょっとちょっと…」

(西)「んー?何か文句でもあると?」

(東)「いえ、別に…あっ!」


今度はおもむろに胸を揉み始めた。


(西)「こげん大きくなって…お姉さんは悲しかとぞー?」

(東)「そんなの知りませ…んぅ//」

神奈子「にっしー、そのぐらいにしたらーーー」

(西)「しゃあしかったい(やかましい)、このガンキャノンもどき!」

神奈子「ガンキャノンもどき…」

(西)「まあ、キャノンに免じて許しちゃあたい」

(東)「ふぁい…。ありがとうございますぅ…///」

その他の人々(めんどくせえ…。)


~~~~


ちょうどそのとき、眠っていた敏久が起きた。


紫「あら、目が覚めたーーー」

敏久「おい、ムラサキなんとか」

紫「私は八雲ーーー」

敏久「黙っとれ!」

紫:Σ(-o-;)

敏久「なあムラサキ、どじょう掬い知っとんだろ?あれやれ」

紫「だから私はーーー」

敏久「やるのかやらんのか、はっきりせんかいやァ‼︎」

紫「やりますですハイ」(←気圧された)


続いて敏久は霊夢を見た。


敏久「おい、冷麺」

霊夢「冷麺⁉︎」

敏久「お前だよ。たしかそんな名前だったろ?」

霊夢「私は霊夢よ」

敏久「んなこたァどうだって良いんだよ。アイツと並んでどじょう掬いしろ」

霊夢「何で私がどじょう掬いなんかーーー」

敏久「あ゛ぁん⁉︎」

霊夢「ごめんなさいです今すぐやります」(←紫と同じく気圧された)


『これからあの二人にはあまり酒を飲ませないようにしよう。』
どじょう掬いの芸をやりながら紫と霊夢はそう思ったという。




ーーーどじょう掬いは深夜まで続いた。
     
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