オズのラゲドー氏
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第四幕その十二
「そうだよ」
「いい運動をすれば学問もはかどるし」
ここでこうも言った前ノーム王でした。
「そしてね」
「それで、だね」
「ご飯も美味しくなるしよく眠れる」
「いいこと尽くめだね」
「気分爽快にもなるしね」
「うん、私は水泳が好きで」
カエルマンは自分のお話を唐揚げを食べつつしました。
「あと跳躍もね」
「そこは蛙だからだね」
「そう、それでね」
まさにその為にというのです。
「好きでね」
「いつもしているんだね」
「村にいる時はいつもそうだよ」
「そして身体を動かして」
「気分転換にしているんだ」
「君はそうだね」
「そう、そして君はお散歩やサイクリングが好きなら」
自転車のそれがというのです。
「是非ね」
「楽しめばいいね」
「そうすればいいよ、さてこれで」
カエルマンは唐揚げを食べつつ言いました。
「後はね」
「デザートだね」
「私はかき氷をいただくよ」
笑顔での言葉でした。
「そうするよ」
「ああ、あれだね」
「日本の甘いものだね」
「あれもいいね」
「だからね」
それでというのです。
「今回はそちらをだよ」
「楽しむんだね」
「そうするよ」
「日本の甘いものもいいしね」
前ノーム王はあらためて言いました。
「わしもお団子とかお饅頭とか好きだよ」
「羊羹もかな」
「大好きだよ」
笑顔での返事でした。
「それは」
「そうなんだね」
「そう、それに」
前ノーム王はさらにお話しました。
「どら焼きも好きなんだ」
「ああ、あのお菓子もだね」
「そうなんだ、では貴殿は」
「かき氷を楽しむよ」
「そうするのだな」
「うん、ではお互いにね」
「デザートを楽しもう」
前ノーム王はかつての歪んだものはなくとても澄み切った笑顔で言いました、そのうえで皆との旅に入るのでした。
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