まぶらほ 最強にして最高のメイドの主人
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初音島編
第十七話 歓迎とその裏で
午前中の授業をいつも通り受け。
昼休みにベルリネッタが用意してくれた弁当を食べ。
午後の授業も滞りなく終わり。
あっという間に放課後になった。
和樹「それじゃ行くか?」
義之達「「「「「「お~~~~~!!!」」」」」」」
朝の約束通り義之達を和樹の家・・・と言うか屋敷に連れて行く。
教室を出て下駄箱で靴を履き替え外に出る。
校門を抜け和樹がいつも通っている道歩く。
義之「なぁー和樹。」
和樹「どうかした?」
義之「和樹家ってこっちの方だったか?」
渉「それ俺も気になってたんだよな。」
杉並「確か、式森の住んでいる所は確か学園から歩いて五分だったはずだが」
杏「そうなの?和樹」
和樹「ま・・まぁな。」
茜「もう、十五分も歩いてるもんね。」
和樹「ちょっと色々あってな・・・・もうちょっとしたら着くから。」
それから五分後。
和樹は普段見慣れている。
屋敷の大きな門前に到着した。
渉「なぁ・・・和樹これが・・・」
和樹「ああ今の俺の家だけど?」
義之達「「「「「「・・・・・・・・・・(呆然)」」」」」」」
豪華絢爛な屋敷を指さす。
子供が冗談で大きな家を指さしここ俺の家っているのと同じでちょっとした洒落だと思っている。
義之達は冗談だと思ってると門がゆっくりと開く。
メイド達「「「「「「「「「「お帰りなさいませご主人様!!!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
和樹「ただいまっと。」
いつも通り前に進む。
和樹「お前ら何してんだ早く来いよ。」
数歩進んで和樹は義之達が呆然としていることに気付いた。
無理もない義之達はこんな歓迎を受けたことがないのだから。
義之「あ・・あ・・今行く・・・」
和樹に促され歩き出す。
ほかの面々も義之につられて後ろについて歩く。
しばらく歩くと玄関に到着し扉が開く。
リーラ達「「「「「「お帰りなさいませ!ご主人様!!(旦那様)」」」」」」
和樹「ただいま。」
門前で和樹を出迎えたメイド達も美人だったが。
美人のレベルが違うリーラ達に思わず見とれてしまう義之達。
リーラ「和樹様、そちらの方々は?」
和樹「ああ俺の友達だ。」
リーラ「左様ですか、紹介が遅れました。
私、和樹様のメイドを束ねるメイド長をしております。
リーラ・シャルンホルストと言います。以後お見知り置きを・・」
義之達「「「「「ど・・・・どうも・・」」」」」」
綺麗な挨拶をするリーラに思わず見惚れてしまう義之達。
和樹は渉がメイド達をナンパすると思っていたのだが。
ウブな少年のように渉も見惚れてしまっていた。
リーラ「和樹様、後ほどお部屋に人数分のお菓子とお茶をお持ちいたします。」
和樹「悪い、いつも助かるよ」
リーラ「お気になさらないでください。
和樹様に尽くすのはメイドとして当然のことです。」
和樹「それでもいつもありがとな・・・さてと俺の部屋に行くか。」
義之達に目線で促し部屋に向かう。
部屋に到着すると義之達は和樹の高級感あふれる部屋を見渡し部屋に備え付けられているソファーに座
る。
コンコン
リーラ「和樹様、お菓子とお茶をお持ちしました。」
和樹「お、ごくろうさん。」
カートに置いてあるお茶とお菓子を義之達の前に置く。
和樹「とりあえず茶でも飲んで一服しようか。」
杏「そ・・そうねそれじゃ遠慮なく頂くわ。」
一斉にお茶を飲む。
小恋「お・・・おいしい」
茜「こんなおいしいお茶初めて飲んだよ。」
義之「それに少し気持ちが楽になったな。」
リーラ「ありがとうございます。皆様にリラックスして頂く為に
特製のハーブティーを入れさせていただきました。
お代わりもございますから、遠慮なくお申し付けください。」
その後も、リーラが持ってきたお茶と手作りお菓子を堪能した。
和樹「さてと、そろそろ本題に入るか。」
杉並「そうだな、元々俺達は和樹に聞きたいことがあったから来たのだからな。」
渉「さてと、和樹教えてもらおうか。」
杏「どうして、メイドと一緒に暮らしているのかをね。」
和樹は義之達にずべて話した。
偶然にも福引で島に行くことになった事。
あの島で起こった事。
あの老人に頼まれたこと。
水銀旅団との戦いの事を全て話した。
正し、リーラ達の思いは言っていない。
義之達は信じられないという顔をしながら和樹の話を聞いていたが。
和樹が真剣に義之達に説明していたので信じるしかなかった。
全てを話し終えた後、時計を見ると夜の七時になっていたので義之達を夕食に招待した。
一流レストラン・・・
いやそれ以上の料理を作るメイド達の絶品料理を食べながら談笑した。
楽しい時間というものすぐに来るもので、外もすっかり暗くなっていた。
夜道は危ないので、メイドの運転する車に義之達を乗せ送らせた。
車が見えなくなると。
リーラ「和樹様」
和樹「ん?どうした?」
リーラ「いいご学友をお持ちですね。」
和樹「そうだな・・・俺の自慢の友達だな。」
こうして、和樹の楽しい時間は終わった。
一方その頃・・・・・
ここは初音島の港にある巨大倉庫。
この中に二人の男がいた。
???「あれの準備はどうなっていますか?」
???「こっちは順調ですそちらは?」
???「私の方も大丈夫です。後は起動を行うだけです。」
???「そうですか・・・それでは遂に・・」
???「はいこれで、これらを使えば私達の復讐が始められます。」
???「そう!式森和樹を殺すという復讐が!!」
二人の視線の先には三つの巨大な円筒と巨大な魔法陣があった。
いずれもなかにはメイドがいた。
ただし人間ではないような雰囲気があった。
青色に禍々しく発行している
円筒の方にはメイドの背中には何本ものチューブが繋がれていた。
そして、魔法陣の中のメイドは体に鎖が巻きつけられていて少し体が透けていた。
この謎の男二人がこれから何を起こすのかそれはまだ誰にも分からない。
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