オズのジンジャー将軍
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第八幕その十
「安心出来るね」
「そうね、皆のお家も建てているし」
「そこに住んでもらって」
「一緒に暮らして」
「働いてもらおう」
「そうしましょう」
「ただ、お二人のお家はかなり広いから」
ここでオズマが言ってきました。
「まだ何人か住めるわよ」
「はい、ですがそれぞれの家族のです」
「お家を建てたのね」
「そうしました」
「そうなのね」
「果樹園はお家がそれだけあっても充分以上ですし」
それだけ広いからというのです。
「ですから」
「それでなのね」
「はい」
実際にというのです。
「建てました、お話してやっぱりそれぞれのお家に住んで」
「一緒に暮らして働けばなの」
「その方がいいとなって」
それでというのです。
「そうすることになりました」
「最初は同居するお話だったかしら」
「はい、ですがそれからお話して」
さらにそうしてというのです。
「そうなりまして」
「お家をなのね」
「今大工さん達に建ててもらっています」
それぞれの家族のお家をというのです。
「そうしてもらっています」
「成程ね」
「はい、そして」
さらに言う将軍でした。
「皆で仲良くです」
「ここで暮らして働く」
「そうなります、あとお家はログハウスです」
それぞれの家族のそれはというのです。
「それを建ててもらっています」
「マンチキンの木ね」
「青い木です」
まさにマンチキンの木です。
「それを使って」
「やっぱりそうよね」
「青が一番ですよね」
将軍はにこりと笑ってこうも言いました。
「やっぱり」
「マンチキンの人としてはね」
「はい、ですから」
それでというのです。
「その青い木で」
「お家を建てて」
「住んでもらいます」
「というかですね」
カルロスは笑顔で言ってきました。
「マンチキンは青くないとです」
「マンチキンじゃないわね」
「はい、それでウィンキーは黄色で」
「ギリキンは紫、カドリングは赤でね」
「エメラルドの都は緑でないと」
それぞれというのです。
「やっぱりです」
「それぞれの国じゃないわね」
「そうですよね」
「私もそう思うわ」
将軍にしてもです。
「だからね」
「今みたいにですね」
「言ったのよ」
そうだというのです。
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