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オズのジンジャー将軍

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第五幕その八

「もう今日は収穫出来るお菓子や果物はないよ」
「そうなのね」
「うん、だから今日はこのメロンでね」
「私達のお仕事は終わりね」
「もう他の人達は収穫し終えて」
 それでというのです。
「収穫出来るものはね」
「ないのね」
「そうだよ、だから僕達が終わったら」
「皆のお仕事も終わりね」
「そうなるよ」
 こうドロシーに言いました。
「だからね」
「あと一息ね」
「頑張っていこうね」
「わかったわ、じゃあ皆もね」
 ドロシーはトトとお話をしてから一緒にお仕事をしているカルロス達に対して笑顔で声をかけました。
「あともう少しね」
「はい、メロンを全部収穫して」
「それをリアカーに乗せて」
「そうしてですね」
「将軍のお家まで送って」
「それで終わりですね」
「そうなるわ、だからあと少し頑張りましょう」
 こう言ってでした。
 皆で頑張ってお仕事をしてでした、それが終わってから将軍のお家に戻りました。すると将軍は皆に言いました。
「今日はまずはお風呂に入ってね」
「お風呂なのね」
「ええ、もう入れたから」
 カルロスに笑顔で言いました。
「順番で入ってね」
「わかりました」
「男の子と女の子は分けて」
 そしてというのです。
「入ってね」
「僕はもう入ったからね」
 ご主人は石鹸の香りをさせながら言ってきました。
「だからね皆ゆっくりね」
「いや、すっきりしたわ」
 アン王女もいますが王女も石鹸の香りがします。
「やっぱりお風呂はいいわね」
「お風呂は入るものですよ」
 将軍は笑顔で言いました。
「いつも」
「そうよね、清潔でないとね」
「まして私達のお仕事は汗をかくから」
 将軍はさらに言いました。
「毎日入らないと」
「だから皆も入ってね」
 ご主人はドロシー達にあらためて言いました。
「いいね」
「勿論僕達も入りますよ」
 犬達も言ってきました。
「毎日じゃないですが」
「時々でもです」
「ご主人も奥さんも奇麗好きなので」
「だからです」
「定期的に奇麗になっています」
「ご主人と奥さんが洗ってくれるんです」
「それで拭くとすぐに身体が乾くタオルで拭いてくれるんです」
 こう言うのでした。
「ですから」
「いつも奇麗なんですよ」
「ご主人と奥さんにそうしてもらっていて」
「僕達も奇麗好きですから」
「物凄く嬉しいです」
「ただ今日は入らないので」
「ごゆっくりして下さい」
 入浴をというのです、こうお話してでした。
 皆は晩ご飯の前にお風呂に入ることになりました、まずは男の子達が入って次は女の子達が入ってです。
 皆奇麗になったところで将軍は言いました。 
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