オズのジンジャー将軍
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第五幕その七
「そうしましょう」
「わかりました、しかし本当に広い農園で」
カルロスはしみじみとした口調で言いました。
「木も多くて」
「収穫がお二人だけだと大変ですね」
神宝も言いました。
「考えてみますと」
「お二人だけだと」
ナターシャも考えるお顔で言いました。
「これだけ広くて木も多いと」
「そう思うと人手が必要ですね」
恵梨香もしみじみとして言いました。
「この農園には」
「ご主人と将軍が親戚の人を呼ばれたことはよかったと思います」
神宝はしみじみとして言いました。
「本当に」
「そしてその人達が来る間は僕達がお手伝いする」
カルロスはメロンを獲りつつ言いました。
「そうしてよかったですね」
「ええ、本当にそう思うわ」
ドロシーも皆に答えました。
「私もね」
「そうですよね」
「だからね」
「それで、ですね」
「その人達が来られるまで」
「この農園で働くことですね」
「そうしていきましょう」
こうカルロス達に言いました。
「後でオズマも来てくれますし」
「オズマ姫も来られますね」
「そうしたら余計に楽しくなりますね」
「あの人も来られたら」
「そうなりましたら」
「今以上にそうなりますね」
「私もその時は楽しみよ」
五人以上にそう思っていることがはっきりと出ていました。
「オズマもとなると」
「ドロシーさんはオズマ姫の一番のお友達だから」
「だからですね」
「お会いすることが楽しみですよね」
「私達よりも」
「そうですね」
「そう、だからね」
それでというのです。
「今もね」
「楽しみですね」
「そうですね」
「それならですね」
「今はお仕事を楽しんで」
「オズマ姫を待ちますね」
「待つ間は他のことをして楽しむ」
ドロシーも収穫のお仕事をしています、むしろ五人より動きがよくで五人にどう動いたらいいか等とアドバイスもしています。
「そうすることよ」
「ただ待つんじゃなくて」
「その間はですね」
「他の事をして楽しむ」
「そうして待つことですね」
「それがいいんですね」
「そうよ、待つ間もね」
本当にというのです。
「そうすることよ」
「そうですね、それじゃあ」
「僕達もそうします」
「ちゃんと働いて」
「そうして楽しんで」
「それで何とかしていきます」
「そうしてね」
こう言ってでした。
五人はドロシーと一緒に収穫を楽しみました、そして一緒にいるトトは周りの木を見てお鼻を利かせていましたが。
それが終わってです、ドロシーに言いました。
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