X Dimensions SoldierS Re: Xros Rays
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第22話 女神の7³(デーア・トゥリニセッテ)に選ばれし乙女達……そして、決戦ムゲンマウンテン!
前書き
何とか今週中に更新できました^_^
最新話、よろしくお願いします^_^
イーラと沙耶のおかげで謎の空間ーー『デジタルダンジョン』から始まりの町へ戻って来られたツナ・炎真・響・勇真の4人は、突然4人がいなくなって心配していた仲間達に事情を説明していた。
因みに勇真が目を覚ましたことに未来とセレナ、ハックモンが喜んだり、ツナ達4人がいなくなってから数分しか経ってないことに驚いたりと言うこともあったのは余談である。
そして、事情を説明し終わったところで……
はやて「運命の戦乙女(デスティーノ・ヴァルキーリア)、女神の7³(デーア・トゥリニセッテ)』、紋章、そして死ぬ気の炎の女神ーーデーア・フィアンマ……にわかに信じがたい話やけど、炎真君達が嘘ついてるように見えへんしなぁ」
翼「その女神が作り出したリングの適合者として立花が選ばれるとは……相変わらず立花には驚かされるな」
響「いや〜、それほどでも……痛っ!?」
クリス「調子に乗んな、この馬鹿」
マリア「ねえツナ、その女神の7³(デーア・トゥリニセッテ)のリングってまだ残ってるかしら?」
ツナ「はい、残ってますよ。と言うか、まだ所持者が決まっていないリングが多いです」
炎真「これが女神の7³(デーア・トゥリニセッテ)です」
ツナと炎真が女神の7³(デーア・トゥリニセッテ)のリングが収納されているケースを取り出し、その中身をマリア達に見せようとした……その時。
炎真「えっ!? ケースに入ってるリングが全部光ってる!?」
ツナ「ま、まさか、さっきの響さんのようにリングの適合者が近くに!?」
響「えええっ!? いきなりーー!?」
ケースに収納されている全ての女神の7³(デーア・トゥリニセッテ)のリング……ヴェルジネリング、コズモリング、デスティーノリング(晴・雲・雷)の計19個のリングがそれぞれ橙色・赤色・青色・紫色・黄色・緑色・藍色・白銀色の光を放っていた。
19個のリングは浮く様にケース内から飛び出ると……
『えっ!? きゃあああっ!?』
『うわあああっ!?』
ツナ・炎真・響『皆!』
響以外の女性陣に衝突した。
そして、響と同じように彼女達の指には女神の7³(デーア・トゥリニセッテ)のリングが装着されていた。
マリア「わ、私達の指にリングが……!?」
未来「もしかして、私達も響と同じように、女神の7³(デーア・トゥリニセッテ)のリングの適合者に……?」
奏「ま、マジかよ……!?」
女性陣が装着されたリングを見ながら驚いていると……
ルナマリア「ふぇ、フェイトさん!」
フェイト「ルナマリア? そんな慌ててどうしたの?」
ルナマリアが慌てた様子で部屋に入って来て、フェイトはどうしたのかと聞くと……
ルナマリア「ろ、廊下を歩いてたらいきなり変な光がぶつかって来て、私の指に変な指輪が!」
ルナマリアはそう言いながら、右手の中指にあるリングをフェイトに見せた。
ツナ「そ、それは、女神の7³(デーア・トゥリニセッテ)のリング!」
フェイト「と言うことは、ルナマリアも女神の7³(デーア・トゥリニセッテ)のリングの適合者……!?」
ルナマリアもまた女神の7³(デーア・トゥリニセッテ)のリングの適合者に選ばれていたのだった。
事情をまだ知らなかったルナマリアに説明(因みにツナ・炎真・響・勇真は彼女と初対面の為、自己紹介)した後、リングの適合者について状況を整理することにした。
まずヴェルジネリングに選ばれたのは……
大空:マリア・カデンツァヴナ・イヴ
夜天・霧:八神リインフォース・アインス
雷:フェイト・T・ハラオウン
晴:フェルト・G・ハラオウン
雨:アニュー・ランスター
嵐:雪音クリス
雲:セレナ・カデンツァヴナ・イヴ
上記の7人であった。
フェイト「色違いだけど、フェルトとお揃いだね♪」
フェルト「そうですね。アニューさんも私達とお揃いですね♪」
アニュー「ええ、嬉しいです♪」
セレナ「やった! マリア姉さんとお揃いだね!♪」
マリア「ふふふ、そうね。あ、そう言えば……私とツナの属性って、同じ大空ね♪///」
ツナ「そう言えば、そうですね♪」
マリア「ふふふ、嬉しいわ♪」
アインス・フェイト・フェルト・アニュー・クリス・セレナ・アンジュ『(う、羨ましい……!///)』
マリアはツナと同じ大空属性であることを嬉しそうにし、マリア以外のツナに好意を寄せる女性陣は羨ましそうにマリアを見ていた。
アインス「んんっ!……ところで、このヴェルジネリングはどう言った基準で選ばれるのかな?///」
ツナ「ええと、ケースと一緒に入っていたイーラさんのメモによると……ヴェルジネリングは『愛』を象徴するリングで、誰よりも深い愛情を持つ者に惹かれる特性を持ち、その者達を適合者として選ぶ……だそうです」
アインス・フェイト・フェルト・アニュー・セレナ『あ、愛ッ!?///』
マリア「何故そこで愛ッ!?///」
クリス「どう言う選定基準だよ、それは!?///」
ツナ「あ、いや、メモにそう書いてあるんで、そうツッコまれても……」
ヴェルジネリングの選定基準に驚く乙女達はさておき、続いてコズモリングに選ばれたのは……
大空:天羽奏
嵐:高町なのは
雨:風鳴翼
夜天・霧:八神はやて
晴:ギンガ・ナカジマ
雲:月読調
雷:暁切歌
上記の7人となる。
奏「お、形や色は少し違うけど翼とお揃いだな♪」
翼「奏とお揃い……嬉しい♪///」
切歌「調とお揃いデース♪」
調「そうだね、切ちゃん♪」
フェイト「なのはともお揃いが良かったなぁ……」
アインス「私も主とお揃いでなくて残念です……」
なのは「ふぇ、フェイトちゃんもアインスさんも、そんなに落ち込まないで」
はやて「こ、こればっかりはリングの気紛れやから仕方あらへんよ」
ギンガ「炎真君、コズモリングはどう言った基準で選ばれるかメモに書いてある?」
炎真「ちょっと待ってください。ええと……コズモリングは『希望』を象徴するリングで、誰よりも強い『願い』を持つ女性に惹かれる特性を持ち、その者達を適合者として選ぶ……だそうです」
はやて「へえ〜、希望かいなぁ。私達は希望の戦士ちゅうことやな♪」
なのは「はやてちゃんの場合、希望と言うよりは欲望なんじゃない?」
はやて「な、なのはちゃん、それはあんまりや〜!」
なのは「にゃはは、冗談だよ♪」
はやて「も〜〜っ!///」
『あははははっ!!♪』
最後に晴・雲・雷の3つのデスティーノリングに選ばれたのはアンジュ・未来・ルナマリアの3人で、既に選ばれている響・イーラ・沙耶、そしてイーラと沙耶と同じ運命の戦乙女(デスティーノ・ヴァルキーリア)のメンバーで、まだ名も姿も明らかになっていない女性を含めると、デスティーノリングに選ばれたのは……
大空:立花響
晴:風鳴アンジュ
雲:小日向未来
雷:ルナマリア・ライトニング
嵐:イーラ・ディストルツォーネ
雨:海鳴沙耶
夜天・霧:???(※運命の戦乙女(デスティーノ・ヴァルキーリア)のメンバー)
上記の7人となる。
響「わ〜い! 未来とお揃いだ〜!♪」
未来「ふふふ、そうだね♪」
ルナマリア「うーん……これって、女神様が作ったリングなんですよね? 私なんかが身に付けちゃって良いんでしょうか?」
アンジュ「リングが貴女を選んだんだから良いと思うわよ♪ ところで、このデスティーノリングの選定基準は何なの?」
ツナ「ええと、メモによると……デスティーノリングは『運命』を象徴するリングで、誰より過酷な『運命』を背負い、それに立ち向かう強い意志を持つ女性、または過酷な『運命』を背負う者に対する愛情が強い女性に惹かれる特性を持ち、その者達を守護者として選ぶ……だそうです」
響「な、何かヴェルジネリングやコズモリングより選ばれた理由が重くない!? 過酷な運命って何っ!? 私、何を背負っちゃってるの!?」
ツナ「あ、いや、メモにそう書いてあるだけで、それが何なのかまでは……」
未来「と言うか、ヴェルジネリングと同じ選定基準に愛情が含まれてるんだけど……///」
クリス「お前はどっちかと言うと、愛情が含まれてる方だろうな。この馬鹿への愛が強すぎるし……///」
調「確かに♪」
切歌「デスデース♪」
未来「えええっ!?///」
アンジュ(運命か……私はどっちなのかしら? シンフォギア装者としての戦いは確かに大変だけど、自分の意志で決めたことだからそこまで過酷だとは思ったこと無いのよねぇ……)
ルナマリア(運命……何だろう、その言葉に似たものと関わっていたような気がする……私がこのデスティーノリングに選ばれたのは、どっちの理由なんだろう……?)
ツナ(そう言えば、沙耶姉やイーラさんもこのデスティーノリングに選ばれているんだよなぁ……2人はどんな運命を背負ってるんだろ……?)
デスティーノリングに選ばれた理由として、響とアンジュは前者、未来・ルナマリア・沙耶は後者、イーラと夜天・霧のデスティーノリングに選ばれた女性は両方であることを、ツナ達は後に知ることになる。
何はともあれ、予想よりも早く女神の7³(デーア・トゥリニセッテ)のリングの適合者が見つかったツナや炎真達は……
翼「このリングに死ぬ気の炎を灯せるかどうか試したいが、今日はもう遅い。明日の決戦に備えて、そろそろ休むとしよう」
マリア「そうね。運命の戦乙女(デスティーノ・ヴァルキーリア)の人達が言うには、ムゲンマウンテンに私達の世界へ通じるゲートがあるとのだしね。何がなんでもデビモンに勝たないと……」
フェイト「うん、そうだね」
なのは「私達の世界に帰る為にも、絶対に負けられない」
ツナ「ダスクモンは俺と炎真に任せてください」
炎真「今度は絶対に負けません」
響「よおし、明日は気合いを入れて頑張ろう!」
『おおーーっ!!』
明日のデビモンとダスクモンとの決戦に向けて気合いを入れた後、寝床へと着くのであった。
それから数時間後、皆が寝静まり返る中……
ルナマリア「決戦か……私にもパートナーデジモンがいたら、一緒に戦えたのに……本当に何処にいるんだろう……?」
中々寝付けられないルナマリアは、自身のデジヴァイスを見ながらそう呟く。
今の彼女はなのはやフェイト達と同様デバイスや魔法が使えない上、パートナーデジモンさえいない状況なので、明日の決戦に参加してもツナや炎真達の足手纏いにしかならないことを彼女自身理解しているが……
ルナマリア「(ダスクモンって言うデジモンのことがどうしても気になる……ダスクモンに会えば、その答えがわかるのかな?)……よし」
何故か敵であるダスクモンのことが気になり、ダスクモンに会ってみたいと思うルナマリアはある決意をし、眠りにつくのだった……
翌朝、始まりの町の広場にはレオモンを始めとした約100人ほどのレジスタンスのメンバーが勢揃いしていた。
レオモン「皆、敗退した後での苦しい状況の中よく集まってくれた……これより我々レジスタンスはデビモン討伐の為、ムゲンマウンテンへ再攻撃を仕掛ける! 今日こそは絶対に勝つぞ!!」
『おおーーっ!!』
リーダーであるレオモンのその言葉に、レジスタンスのメンバーは力強く答える。
負かされた相手への恐怖よりも、負けたことに対する悔しさから来る反骨精神や、ファイル島の罪なきデジモン達を守ると言う使命感が強く、その精神がレオモン達レジスタンスを突き動かしていた。
レオモン「総員、ムゲンマウンテンに向かって出撃だ!!」
『おおーーっ!!』
レオモンの号令によりレジスタンスのメンバーはムゲンマウンテンに向かって出撃し始めた。
レオモン「昨日伝えた通り我々レジスタンスと君達の2つに分かれて、2つのルートから同時にムゲンマウンテンを攻める。敵は我々の方に目が行くと思うが、君達のところに敵が現れないとは限らない。どうか気をつけてくれ」
響「うん、レオモン達も気をつけてね」
レオモン「ああ、また生きて会おう。武運を祈る!」
ツナ「はい!」
炎真「必ず!」
レオモン「ああ! では、先に行く!」
ツナや炎真達と言葉を交わした後、レオモンはペックモンを駆り、ムゲンマウンテンへ出撃するのだった。
一方、ツナや炎真達もムゲンマウンテンへの出撃準備を終えようとしていた。
フェルト「全員のデジヴァイスにデジヴァイス検知システムやファイル島のマップデータ、そして新たな機能として『デジアナライザー』と『デジタルコミュニケーター』の2つを追加してアップデートしておきました♪」
フェイト「デジヴァイス検知システムとファイル島のマップデータは前に見たことがあるからわかるけど、新しく追加された2つはどんな機能なの?」
フェルト「まずデジアナライザーはデジモンの世代や戦闘力、必殺技等の情報をスキャンして解析する機能です。試しにデジヴァイスをデジモン達に向けてみてください」
マリア「わかったわ」
マリアはデジヴァイスをアグモンに向けると、新たな機能ーー『デジアナライザー』が自動で起動し、アグモンをスキャンし始める。
数秒後スキャンが終わり、デジヴァイスの液晶から空中ディスプレイが投影され、アグモンについての情報が表示される。
マリア「アグモン、小型の恐竜の様な姿をした爬虫類型デジモン。成長期、ワクチン種。まだ成長途中なので力は弱いが、性格はかなり獰猛で恐いもの知らず。両手足には硬く鋭い爪が生えており、戦闘においても威力を発揮する。力ある偉大なデジモンへの進化を予測させる存在でもある。必殺技は口から火炎の息を吐き敵を攻撃する『ベビーフレイム』……凄い、アグモンの情報が詳しく読み取られているわ!♪」
アグモン「ははは、凄いや♪」
アインス「なるほど、これなら敵のデジモンの情報を知ることができるね♪」
セレナ「そうですね♪ ところで、この情報の中にあるワクチン種って何ですか?」
フェルト「デジモンの属性のことよ。ワクチン・データ・ウィルス・フリーの4つがあって、ワクチン種はウィルス種より強く、データ種はワクチン種より強く、ウィルス種はデータ種より強いと言う風に相性があるみたい。まあ、もう1つの属性であるフリー種は無属性のようなものだから、他の属性との強弱関係が無いけどね」
クリス「へえ、デジモンにもゲームみたいな属性の相性関係があんだな」
はやて「デジアナライザー、便利な機能やな♪ もう1つはどんな機能なん?」
フェルト「もう1つのデジタルコミュニケーターは、デジヴァイス間で行う通信機能です。使い方ですが、まずデジヴァイスの液晶をタッチしてください」
切歌「こうデスか?」
切歌はフェルトの指示に従ってデジヴァイスの液晶をタッチすると、液晶から空中ディスプレイが投影される。
フェルト「次に空中ディスプレイ内に表示されているアイコンの中から、デジヴァイスの形をしたアイコンーーデジタルコミュニケーターを選択してください」
切歌「ええと……あ、これデスね」
切歌はデジヴァイスの形をしたアイコンーーデジタルコミュニケーターを見つけ、そのアイコンをタッチすると携帯の電話帳のような一覧が表示され、その一覧にはツナや炎真達デジヴァイス所持者の名前が表記されていた。
フェルト「今表示されているリストから連絡したい相手を選択すると、通信が開始されます」
切歌「それじゃあ、調にかけるデース♪」
調「良いよ、切ちゃん♪」
切歌は連絡先のリストから調の名前を選択し、通信をかける。
対する調のデジヴァイスから着信音が聞こえたので、調は液晶をタッチして切歌からの通信を許可すると、調のデジヴァイスの液晶から空中ディスプレイが投影されて切歌の顔が映り、切歌のデジヴァイスの空中ディスプレイにも調の顔が映る。
切歌「おお〜っ! 調の顔が映ったデース!♪」
調「私の方も切ちゃんの顔が映ったよ♪」
切歌「は! もしや、これが今話題のテレワークって奴デスか!?♪」
フェルト「ええと……まあイメージとしては間違って無いかな。このデジタルコミュニケーターとデジヴァイス検知システムを使えば、分断されても合流しやすくなる筈よ♪」
ツナ「凄い……もしかして、これらの機能はイーラさんがくれた記憶媒体から?」
フェルト「うん、そうだよ。この記憶媒体をくれたイーラって人が作ったプログラム……私と同じ設計思想なのかすぐに内容を理解できて、皆のデジヴァイスに導入できたよ♪」
ツナ「へえ〜……そう言えば、イーラさんって何処と無く雰囲気がフェルトさんに似てたから、案外フェルトさんとイーラさんって似た者同士かもしれませんね♪」
フェルト「そうなのかな? まあ機会があったら会ってみたいかも、そのイーラって人に♪」
フェルトはイーラに興味津々な様子でそう言うが、彼女はこの時知らなかった……自身とイーラか似た者同士と言うレベルでは無い『共通点』があることを……
デジヴァイスのアップデートが終わって出撃準備ができたツナや炎真達は……
ツナ「勇真、本当に大丈夫? まだ病み上がりだろうし、今から向かうところは危険だよ?」
勇真「大丈夫、僕にはハックモンが付いてるから♪」
ハックモン「ああ、勇真は俺が必ず守るぜ!♪」
ツナ「……わかった。ハックモン、勇真のことを頼んだよ」
ハックモン「おう!」
フェイト「ルナマリアも大丈夫? デバイスや魔法が使えない上、ルナマリアにはパートナーデジモンがいないから……」
ルナマリア「足手纏いなのは重々承知してます……でも、今から向かうムゲンマウンテンに私のパートナーデジモンがいるような気がするんです。それを確かめる為にも、私も皆と一緒に行きたいです」
フェイト「そっか……わかった。絶対に私達の傍から離れないでね」
ルナマリア「はい!」
勇真、ハックモン、ルナマリアを加えて、ムゲンマウンテンに向かって出撃し、始まりの町を後にするのだった……
始まりの町を出発し、進化したライドラモン、スティングモン、ラプタードラモン、ガルルモン、ペガスモン、バードラモン、ガオガモンで移動すること1時間後、ツナや炎真達はレオモン達レジスタンスとは別のルートでムゲンマウンテンを登山していた。
既にレオモン達レジスタンスの方ではデビモンの配下であるデジモン達と交戦しており、その激しい戦闘模様が遠くからでも視認できていた。
響「レオモン達、大丈夫かな……?」
フレイモン「心配なのはわかるけどよ、今俺達がここで立ち止まったらレオモン達が身体張って敵の大群を引きつけてる意味が無くなる……あいつらの想いに応える為にも、俺達は俺達で自身のやるべきことに集中しようぜ」
響「フレイモン……うん、そうだね。レオモン達の頑張りを無駄にしない為にも、前へ進もう!」
気合いを入れ直し、ムゲンマウンテンへ登って行く一同。
そんな中……
ライドラモン「! どうやらこっちにもお出迎えが来たみたいだ」
ツナ「あれは……!」
一同の前にデビドラモンやダークティラノモン、タンクモン、プテラノモン、クワガーモン、スナイモン等今戦ったことがあるデジモンを始めとした、デビモン配下のデジモン達が立ち塞がる。
翼「やはり、待ち伏せがあったか……!」
マリア「そのようね……だけど、私達の邪魔をするなら蹴散らすまでよ! アグモン!」
アグモン→グレイモン「うん! アグモン進化、グレイモン!! メガフレイム!!」
アグモンはグレイモンに進化すると同時に、敵デジモン達に向けて必殺技のメガフレイムを放つ。
ツナ→超ツナ「俺達もマリア達に続くぞ! 勇真とハックモンはライドラモンから離れるなよ!」
勇真「うん!」
ハックモン「ああ、わかってる!」
ライドラモン「行くぞ! ライトニングブレード!!」
炎真→超炎真「行くよ、ギルモン!」
ギルモン→グラウモン「うん! ギルモン進化、グラウモン!! エキゾーストフレイム!!」
ハイパー化したツナと炎真、そしてライドラモンとギルモンが進化したグラウモンも戦闘を開始する。
響「フレイモン!」
フレイモン→アグニモン「おう! フレイモン進化、アグニモン!! バーニングサラマンダー!!」
未来「ストラビモン、響達を援護して!」
ストラビモン→ヴォルフモン「任せろ! ストラビモン進化、ヴォルフモン!! リヒト・ズィーガー!!」
奏「行くぞ、アグモン(S)!」
アグモン(S)→ジオグレイモン「了解だぜ、奏の姐御! アグモン進化、ジオグレイモン!! メガバースト!!」
なのは「クロアグモン、お願い!」
クロアグモン→ブラックウォーグレイモン「ああ! クロアグモン進化、ブラックウォーグレイモン!! ブラックトルネード!!」
セレナ「ガルルモン、マリア姉さん達を援護して!」
ガルルモン「ああ! フォックスファイアー!!」
アインス「スティングモン!」
スティングモン「了解! スパイキングフィニッシュ!!」
フェイト「ルナマリア、しっかり掴まってて! 行くよ、ラプタードラモン!」
ルナマリア「はい!」
ラプタードラモン「ああ! クラッシュチャージ!!」
フェルト「プロットモン、フェイト義姉さん達を援護して!」
プロットモン→ダルクモン「任せて! プロットモン進化、ダルクモン!! ラ・ピュセル!!」
アニュー「ララモン、私達も!」
ララモン→フェアリモン「ええ! ララモン進化、フェアリモン!! トルナード・ガンバ!!」
クリス「あたし達も行くぞ、テリアモン!」
テリアモン→ガルゴモン「OK〜! テリアモン進化、ガルゴモン!! ガトリングアーム!!」
アンジュ「やるわよ、ペガスモン!」
ペガスモン「ああ! シルバーブレイズ!!」
翼「共に翔るぞ、バードラモン!」
バードラモン「ええ! メテオウィング!!」
はやて「私らも続くよ、ピコデビモン!」
ピコデビモン→ウィザーモン「ああ! ピコデビモン進化、ウィザーモン!! サンダークラウド!!」
ギンガ「行くわよ、ガオガモン!」
ガオガモン「イエス、マスター! スパイラルブロー!!」
調「お願い、ロップモン!」
切歌「やるデスよ、ルナモン!」
ロップモン→トゥルイエモン「任せて! ロップモン進化、トゥルイエモン!! 忍迅拳!!」
ルナモン→レキスモン「ええ! ルナモン進化、レキスモン!! ティアーアロー!!」
他の面々もパートナーデジモン達を進化させて戦闘を開始し、それぞれの得意技や必殺技で敵デジモン達を蹴散らして行く。
ハックモン「ベビーフレイム!! フィフスラッシュ!!」
ハックモンはライドラモンに群がる成熟期の小悪魔型デジモンーー『イビルモン』の大群と交戦しており、成長期とは思えない強さで蹴散らしていた。
そんな中……
勇真「そりゃあっ! たあっ!」
イビルモンA「ギギッ!?」
イビルモンB「ギャアッ!?」
勇真もハックモンから護身用として渡された刃が潰れている剣を駆使して、近寄って来るイビルモン達を次々に殴り飛ばしていた。
ハックモン「やるじゃないか、勇真♪」
勇真「えへへ、ありがとう♪ ツナお兄ちゃんに心配をかけない為にも、自分の身は自分で守らないとね」
超ツナ「しっかりしてるな♪ だけど、無理はしないようにな」
勇真「うん!♪」
超ツナ「よし! このまま敵陣を突破するぞ!」
ツナ以外『うん/ああ/ええ/はい/おう/OK/了解(や)(デース)!』
ツナや炎真達は敵デジモン達を蹴散らしながら、ムゲンマウンテンの山頂を目指して行く。
デビモン、そしてダスクモンとの決戦の火蓋が今切られたのだった……
To Be Continue……
後書き
女神の7³(デーア・トゥリニセッテ)でセレナとアンジュのリングについてですが、セレナは運命と言うより愛、アンジュは愛と言うより運命のイメージがありましたので、セレナをヴェルジネリング守護者、アンジュをデスティーノリング守護者に変更しました(^◇^;)
次回は味方サイドで新しい進化を出したいと思います^_^
次回も応援よろしくお願いします^_^
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