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ドリトル先生と不思議な蛸

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第六幕その八

「何の努力もしないで何の責任も取らないで偉そうに言うだけだから」
「そうした人達だよね」
「本当にね」
「そんな人達は例外だよね」
「テレビのコメンテーターとかね」
「もう何かあると日本や日本人の悪口を言う歴史学者もいるけれど」 
 そうした人もいるというのです。
「こうした人が国立大学の教授だったりするよ」
「国立大学って国家予算から運営されているよね」
「日本人の税金で」
「それで日本や日本人の悪口言うんだ」
「悪口言うのはいいけれど」
「税金でお金貰ってそれってね」
「間違ってるね、そんなに日本と日本人が嫌いなら」
 先生は言いました。
「最低限でもね」
「大学辞めないとね」
「それで税金のお世話にならない」
「そうして暮らさないとね」
「それが普通だよね」
「人の筋よ」
「そう思うよ、僕でもね」
 先生でもというのです。
「そうした人達こそが問題だよ」
「日本においてね」
「おかしなことばかり言う学者さんやマスコミの人達」
「そうした人達こそがね」
「こうした人と真逆の差別的な人達もいるけれど」 
 先生はこうした人達についても否定的に思うのでした。
「けれどね」
「それでもだよね」
「そうした人達こそ問題だね」
「日本において」
「本当におかしいよ」
「こうした人達が労働組合や学校の先生に多いのがね」
 このことがというのです。
「日本の問題点だよ」
「そうだよね」
「そうした人達ってね」
「困ったことばかりするから」
「本当に」
「何しろ日本は嫌いで北朝鮮が好きらしいから」
 あの究極の独裁国家をというのです。
「おかしなことだよ」
「あの国は問題外だよ」
「完全にならず者じゃない」
「共産主義なのに世襲で」
「軍隊ばかりに力を入れていて」
「核兵器や化学兵器を開発していて」
「国民の人達は餓えているから」
 動物の皆も言います。
「あんな酷い国ないわよ」
「そんな国より今の日本の方がずっといいよ」
「どう考えても」
「昔の日本もね」
「だからおかしいんだ」
 先生もこう言うのです。
「僕が見てもね、けれど多くの日本人は違っていて」
「移民先でも頑張っていて」
「それでだね」
「とても素晴らしいことをした」
「そうなのね」
「そうだよ、だからね」
 それでというのです。
「本当に素晴らしいよ」
「全くだね」
「この船にも乗ってブラジルまで行って頑張っていたとか」
「素晴らしいよ」
「それも歴史だよ」
「その歴史を学びたくてね」
 そう考えてというのです。
「この船に来たんだ」
「先生らしいね」
「生きものの調査の中でも他の学問も忘れない」
「宗教や歴史についても」
「そこが先生ね」
「そこまで考えることが」
「うん、そしてね」
 それでというのです。 
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