| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

『漆黒の宝箱』

作者:零那
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
< 前ページ 目次
 

『beloved』



懐かしい曲が流れてきた。
ふと遠い日に引き戻された。
あの頃の絶望、酷く泣き叫ぶ声。

あの頃は、あんな小さな世界が全てだった。
あんな無惨な世界だけだと思い込んでた。

何も掬えない、何も得られない、何も護れない。
あの頃の僕達はどれだけ幼かったんだろうね。

時間が流れるなんて当たり前の事が憎かったりもした。

でも今こうして生きてるのは間違いなく奇跡なんだろう。


 
< 前ページ 目次
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧