八条学園騒動記
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第五百八十一話 皆で入るその十二
「俺は」
「成程ね、もうお酒完全に抜けてると思っても」
「念の為にな」
「抜くんだね」
「そうする、じゃあな」
「お水もだね」
「しっかり飲むぞ」
「かなり飲んで」
ベンも言ってきた。
「水分補給もしようね」
「若し飲まなかったら」
「脱水症状にもなるし」
それにというのだ。
「脳梗塞にもね」
「それにもなるんだ」
「若いといっても」
まだ十代でもというのだ。
「脱水症状や熱中症になるし」
「脳梗塞にもなんだ」
「なるよ」
実際にというのだ。
「無理し過ぎたら」
「そうなんだ」
「うん、脳梗塞は危険だよ」
ベンはこうも言った。
「お水をよく飲まないと」
「なるんだ」
「勿論栄養バランスもしっかりだけれど」
「お水もなんだ」
「しっかり飲まないと血液ドロドロだとね」
「なるんだ」
「まして僕達しこたま飲んだし」
ベンは昨夜の酒の話もした。
「お風呂で沢山汗もかいてね」
「血液ドロドロかな」
「だから」
ここはというのだ。
「絶対にね」
「お水はだね」
「沢山飲まないとね」
「駄目なんだね」
「脳梗塞に注意するという意味でもね」
「シビアな話だね」
「お水は命をつないでくれるよ」
ベンは砂漠で古来から言われる言葉を出した。
「それは何時でも何処でもだよ」
「お風呂上りでもなんだ」
「そう、本当にね」
そこはというのだ。
「注意しないといけないことだから」
「それでなんだ」
「もうね」
「お水を飲むべきだね」
「絶対にね、もう飲み過ぎる位飲んでも」
「それでもなんだ」
「いい位かな」
自分では無理だという位飲んでもというのだ。
「そうでもないとね」
「お水は飲まないと駄目だね」
「こうした時はね、どうせ飲み過ぎても」
それでもいうのだ。
「すぐに出るし」
「そういうことなんだ」
「そうなるから」
「飲み過ぎる位飲んでもいいんだ」
「そうだよ」
水はというのだ。
「まさに命だからね」
「飲み過ぎでもいい」
「そうだよ」
「というか飲まなかったら」
「死ぬから」
冗談抜きにという返事だった。
「だからね」
「飲まないと駄目だね」
「頑張ってね」
その様にしてというのだ。
「本当に」
「それがお水だね」
「お酒を飲まなくても死ぬけれど」
ベンはこの言葉は七割本気で言った。
「お水はね」
「お酒以上にだね」
「飲まないとね」
それこそというのだ。
「死ぬから」
「飲まないと駄目だね」
「毎日かなりの量をね」
「飲み過ぎてもいい位に」
「逆に飲む過ぎでないと」
それだけないと、というのだ。
「よくないと思うよ」
「そうなんだね」
「うん、お酒を沢山飲んで」
「お水もだね」
「沢山飲む」
こちらもというのだ。
「そうすることだよ」
「生きたいのなら」
「何があってもね」
「水飲んでいるだけでも一ヶ月は生きられるし」
マルコも言ってきた。
「本当にお水はね」
「命なんだね」
「そうだよ、だから盛大に飲もうね」
そうしようというのだ。
「是非共ね」
「じゃあ」
「朝ご飯も食べて」
「お水もね」
こうした話をしてだった、四人はクラスに戻った。その途中水飲み場で実際に四人共水を浴びる様に飲んだ。
皆で入る 完
2020・7・24
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