仮想空間の歌う少年
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4ーInterlude(前編)
前書き
ちょっとコラボを無理やり挟む!はい!では!狼 アサさんの『もう1人の英雄』からこの2人!
アク「…よろしく。」
ロア「えっと…よろしくお願いします。」
スノー「2人とも固くならないで!
結構性格が変わってるかも?
それでも問題ないという方はどうぞ。」
「ソーニャどうしたの?いきなり呼び出して。」
あのレイドボスの後、僕は部屋に戻り、アミュスフィアを起動して意識を落としたところで夢の間に招待されていた。
鉄塔の下には相変わらずソーニャの本棚があり、そこには本が所狭しと並べられている。
ソーニャは安楽椅子に腰掛け、立ち尽くす僕に語りかける。
「ふわぁ…ちょっとお使いを頼みたいんですよ。」
「だが断る!」
「ここにいる時点で断れません。」
ソーニャはあくびをしながら僕を見ると、懐かしの物を見せる。
「あ、それ!『時空を超えた絆』じゃん!懐かしいなー…。」
「これをとある人達に紡いで貰えませんか?時間の制約の方は私が何とかしますので…。『機械仕掛けの神の夢』で。」
「うぇ…。相変わらずの番外編チート♪ということは?」
「ええ、SAOに行ってもらいます。」
「ですよねー。デスペナとかないよね…?」
するとソーニャはふふっと笑って。
「アリにしますか?」
「冗談でもやめて。」
「それは失礼しました。」
そう言ってソーニャは謝るとパチンと指を鳴らす。そうするとこれも懐かしの大きな鏡が出てきた。
「そうそう。忘れてました。SAOに今、行くことによっていいヒントが得られるかもしれませんね。」
「え?それってどういう…」
「…行ってらっしゃい。良い夢を…」
そう言うといつの間にかに僕の後ろにソーニャが現れたかと思うと。えい。と僕の背中を押す。
「ちょ…まって!」
そう言うのも虚しく僕はいつも通り鏡の中に入っていった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「うわあああああ!」
鏡の中から投げ出されるとそこは久しぶりの迷宮区74層。そして…。
「ソーニャのやろー!なんてめんどくさい所に投げ捨てるの!」
ただいま絶賛ピンチ!なんと飛ばされたのは骸骨騎士やトカゲ騎士に挟まれる形で鏡から投げ出されたのであった。これは…。
「まずい…。
まあ、嘘だけど♪」
どうやら服装、装備もSAO最終決戦の時の形らしく、『サウンド・デスサイズ』を構えていざ、騎士達を相手にしようと思ったところで。
「やあああああ!」
「…。」
骸骨騎士とトカゲ騎士の後ろから両手剣を持つ少年とフードを被った片手剣を持つ少女が同じタイミングでバックアタックを決めていた。
…だれ?まあ…。
騎士2体のHPが多く減る。
「チャーンスだ♪チャーンスだ♪」
僕はいつも通り歌いながらソードスキル『クイックフール』を決める。二連撃だけど回転しながら攻撃するから挟まれてる2体を2回切りつけ、2体の騎士はポリゴン片へと変わる。
「うーん。まあ、こんなもんかな?
そこの2人もなかなかやるやる〜♪
…って。」
僕は紫色のマントのフードを被った少女にテクテクと近くと。
「あ、可愛い!こんにちは!僕は雪…あ、スノードロップ!よろしくね?」
「あ!アクに手を出すな!」
僕がニコニコ笑顔で少女に話しかけると慌ててもう1人の少年が割って間に入る。
「あ、君、彼氏さん?気軽に僕のことはスノーって呼んでね。」
「どうも…。
って!彼氏じゃない!僕は騎士(ナイト)だ!」
「ナイト?へえー。かっこいいね!この子の騎士なんだ!かっこいい。」
「…ねえ。」
そう言ってフードを被った少女はパサッとフードを取る。セミロングの髪でおだんごヘアーになっている。てかめちゃくちゃ。
「可愛い!どう?この後!お茶でも!」
「ちょっと!だからやめろ!」
「…ねえ、ロア。」
フードを取った少女は僕を一瞥するとロアと呼ばれた少年に。
「この人、私のこと見ても月影の王女とも言わないし、ロアの事も騎士って言わない。
…ねえ?貴方、何者なの?」
警戒心を強くする少女。僕ははあ。とため息をついて。
「しょうがないなぁ。ちょっと突飛な話だけどね…聞き逃さないでね?」
僕はそう言って説明を始めた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「つまり異世界から来たってこと!?」
ロアがそう叫ぶと僕は首を振って。
「おしー!平行世界。って方が分かりやすいかな?」
「にわかに信じられないけど…」
「まあ、信じられないなら信じなくていいよ♪
んでアクちゃん!」
僕は再びアクちゃんの手を掴む。そうして多分今日一キラキラしているだろう。目を輝かせながら。
「ちょっとデートしない?今なら僕の歌も付いてくるよ?」
「だから、スノー!」
「いいわよ。」
「ダメに決まって…。
え?アク?」
僕はそれを聞いてニコニコしながら手をアクちゃんの前に出す。
「その代わり!」
僕に向けていつの間にかに片手剣が突きつけられていた。
「私たちに勝ったら。」
「…。ふーん。」
僕はすっと2人に距離を取るとにこやかに笑う。そうして大鎌を右手にとって。
「面白いじゃん♪ますます君をデートに誘いたくなったよ!」
「私たちに勝てるの?」
「やってみないとわかんないな♪」
クルクルとバトンのように回す。そうして僕は笑顔を崩さずに。デュエル申請の申し込みをOKにする。
「さ!かかっておいで!ちょっと先輩が戦闘を教えてあげる♪」
音の死神、そして騎士と月影の王女の3人の円舞曲が始まる。
後書き
スノー君。
スノー「何?」
何先輩風吹かせてるの?
アク「確かに。」
ロア「ちょっと…!アク!」
まあ、確かに先輩風吹かせるの良くない。
スノー「ちょっと!?作者が書いたんでしょ!?なんで僕が!?」
あ、では2人ともお願いします!
アク「次回も…。」
ロア「よろしくお願いします!」
これを自分の小説で2人に言わせたかった。
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